2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧

私の欠落を埋めてくれるもの

僕はもともと、大変臆病でおとなしい体質の子供であったが、中学とか高校生のときとか、ほんの数回ほど、戯れに好戦的人間であった数秒間があったのだが、後でぼこぼこにされるのがはっきり判っているのに、それでもなんかカッコいいことを言いたい誘惑に抗…

Happy Bank Day

ゴッドファーザーpart2で、若き日のコルレオーネが遥々アメリカにやって来て、人のごった返す中で入国審査を受けるシーンがあって、あの入国審査会場の人込みと殺伐感は、僕なんか観てると、ああやれやれとため息が出てしまうような感じに思える。ああいう場…

素晴らしい紅葉

…といっても、秋の有名紅葉スポットとかに行った訳ではなく、単に近所の公園を通り抜けたとき、たまたま見たら桜並木の葉っぱの色づきがすごく綺麗であっただけなのだが。でも紅葉である。僕は、紅葉している樹木の中で、桜が一番好きである。と、今日はじめ…

ふたたび、インターネットがあってほんとうに良かった

…という話。描き続ける理由であれば、いくらでも考えられるのだろうが、描かない理由なんて無いと思う。というか普通であれば描かないと思う。今、普通に生きている人間は、誰も描かないし、誰も描かれたものを観ないと思う。 僕がかつて、美術制作にモチベ…

インターネットがあってほんとうに良かった

…と言う話。僕は高校一年のとき美術系に進学しようと思い、1990年に美術学生となった。学校を出たのが1996年で、そのあともしばらくはアルバイトしたりしながら制作したが、やがてモチベーションを低下させ制作活動停止。たまたま面接話のあった会社…

プロジェクトマネジメント入門

組織立った行動において、作業者(開発現場のSEとかPGとか、戦争でいえば兵隊)はいつも比較的優秀で…優秀というのは命令とか指示を完遂させる事において優秀だという事で、これは特に日本人に顕著な特徴であるとも言われる。日本人は喜んで残業する。とは…

「Costume」Brandon Ross

寒くなってきた。この、冬の入り口に差し掛かる季節というのはなかなか良い感じだ。奥から引っ張り出してきたファンヒーターに点火すると、久々に熱を加えられた筐体が、低く唸っているように感じられる。内部や温風吹出口に一年分堆積していて、掃除で取り…

「We Belong Together」Mariah Carey

例えば、Mary J Bligeという人は、どんだけアルバムを出して色んなプロデューサーと組んでも、なんというか、ある種の「体質」が滲むというか、どこを切ってもMary J Bligeな音楽を現われるという意味では、すごいR&Bシンガーである。という事にもなろう…

面白い営業のひと

仕事で、とある会社の営業担当と話す。こっちが客の立場です。 そしたらもう、唖然とするほどふざけたヤツなのでびっくりする。っつーか本当に営業ですか?と問いただしたくなるような感じのヤツである。別に、ものすごく失礼なことを言うとか、そういう事で…

「ツルリとしたもの」を描く

僕は残念ながら、あまり手が綺麗ではない。僕は子供の頃、自分の手や足を自分で好きであったような、微かな記憶があるのだが、そういう幼いナルシシズムが、誰にでもあるのかないのかよく判らないが、とにかくその後、成長していって、…成長するというのは自…

コンピュータの昔話〜90年代後半

パソコンが爆発的に普及したのは95年前後だろうが、僕はその頃、ほんとうにコンピュータとは無縁な生活であって、なにしろ当時、OSとかソフトウェアの意味もよく判らなかったし、バイト先の知り合いに「パソコンとかできる?」とか聞いて「うーんエクセ…

来た、見た、在った!

何か語るというのは、これは本当に恐ろしいことだ。というか、なんで何か語りたいのか?何か自分の「得」にでもなるのか?語る対象を喜ばせるような何かを、与えてあげる事でも出来るのか?さあどうだろう??…なんて云う考えが脳内をぐるぐる巡る日があった…

再現待ち

やばい二日さぼった今日は何か書かなきゃ!と思って書いてます。…って。でも書くこと無いわ(笑)。 作品は、美しさが乗っかるかもしれない容器のようなもので、作家と鑑賞者は、共にその容器に、美しいものらしきものを見るので、そこになるべく同じものが見…

テトリシャン

電車が超・混んでいる。真横にいる女性が、すさまじい指さばきで、NINTENDO DSを操作している。かなりの腕前なテトリシャンだ。短いピッチを猛烈なスピードで上下する両手の親指の爪先には、細かな、白濁した発疹のようなネイルアートが施されている。 圧倒…

家に居ます(深夜のひととき)

僕が今やってるこの行為は、今後の自分の為であったりとか、何かの為であったりとか、自分にとって有益な情報になりそうだとか、精神的に余裕がないと、とかくそういう考えの狭さに陥りがちだが、これは宜しくない。 行為と結果を直結しがちな感覚が、もっと…

自分で吐いた毒ガスに死す

前に「トリビアの泉」を見ていて知ったのだが、ゴレンジャーに出てきた敵の怪物で、体内から毒ガスを放出して、周囲の一般人を死に至らしめるのだが、その怪物自体も、自らの毒ガスで死んでしまう。という話があったそうだ。ミツバチも一度刺すと死んでしま…

バーベキュー大会の様子の動画について

勤め先の会社の人たちが、集まってバーベキュー大会をやったときの様子をビデオカメラで撮影して動画ファイルにしたものが、社内で配布された。僕は当日参加しなかったのだが、そのファイルをとりあえず家に持って帰ってきて、今日なんとなく家のPCで見始…

「ゆきゆきて、神軍」原 一男

恐る恐る観たのだが、思っていたより全然マトモな印象の映画であった。もちろん映像中の奥崎謙三という人が常軌を逸しているという事は間違いが無く、その言動や思想・信念のイキまくった状態を楽しむことも可能だし、言動の無茶苦茶さや、妙な冷静さや、短…

画廊に行くということ

よく小さなギャラリーとかに行くと、数人が内輪的な感じでずーっとしゃべっていて、まあある意味、雰囲気が悪い場所というのがある。 こういうのは、要するに新規でふらっと入ってきた人に対して、あんまりなんにも考えていないのだろうと思う。で、場合によ…