2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

Perfume「エレクトロ・ワールド」発売記念イベント配信映像

ということでmuute配信中のヤツを観たら、あまりの素晴らしさに涙ぐんでしまった…。 あらかじめ書いておくと、僕は歌謡曲についてほぼ知識がないし、アイドルと呼ばれるモノにも知識がないし、興味がない。古くはオニャンコクラブから、モーニング娘とかまで…

土曜日随想

昨日は、土曜日だというのに朝から、ばたばたと落ち着かず、一日中細かくやる事があってせわしない感じ。で、ああ今日はまとまった時間絵を描くのが難しそうと、午前中の早い段階で判断して、いきなりビールを飲む。で、単体ではほとんど大した事無いどうで…

アンリ・マティス賛唱

アンリ・マティスと言う画家がいる。作品にも拠るのであるが、この画家の絵には非常にいらいらさせられる。 たとえばコリウールのフランス窓なんていう絵は、これはなかなかのものである。っていうか、素晴らし絵だと認めるに吝かでない。私の趣味で言えば、…

福田和也による洲之内徹のイメージ

福田和也の文章は、すごくスリリングでぐいぐい引き込まれるので、夢中になって一気に読んでしまうような性質のものだと思う。読後感も充分で大変満腹感・満足度が高い。「日本人の目玉」で洲之内徹を論じた章「見えない洲之内、見るだけの青山」も、圧倒的…

足立の花火

地元・足立の花火大会。雨にもたたられず幸運のうちに先程無事終了。結構でございました。お見事でございました。満足いたしました。 午後を過ぎて、そわそわした雰囲気から、夕暮れと共にいつもとは別次元の賑やかさへ移行していく感じが、いかにも夏っぽく…

フロンティアスピリッツについて

F1パイロットのイメージは、未だに「命知らずのスピード狂な荒くれ野郎」か? さすがにそんなことは無いだろう。でも随分前、なんかのテレビで「彼らは全員命がけでやってるんだからすごいですよね」という言葉を聞いた。多分、全然そんなことはなくて、命が…

川端康成にまつわる話が面白すぎるので引用メモ

まずは、あまりにも有名なエピソード まだ若く経験の浅い女性編集者を前に、一言も喋らず押し黙る川端。数時間にもおよぶ長い沈黙が部屋中に重く堆積する。もはや取り返しが付かないまでに破綻してしまった(と、その女性には思われた)その雰囲気に、耐えかね…

制作雑記

1996年の修了制作では、着彩して、淵部分をライターの炎で焼き跡を付け、ぼろぼろにしてある紙に感光乳剤を塗り、写真を焼き付けたものを6点組作品として出品した。パネルを、サテン(っぽい光沢のある安くて赤い布)で、適当な感じで包み、その上に古い…

それにしても、ドガは脚フェチであるなあ。。

脚なんて、なんだかんだ言っても、実際は只のモノであり、実際目の前で見たり、手に触れれば、白けきった、寒々とした物質としての抵抗を返してくる、まさに只の脚!にすぎない。しかし、その空虚な感触や何かを充分知り尽くしていて、なおかつ、その対象を…

涙の雨

今日はテレビでハウルの動く城がやってたので見てしまったのだが、いくらなんでも僕はおかしい。というくらい、所々で泣いてしまう。それで、この体たらくはひどいなあ。いくらなんでも僕は感傷に流れすぎていて、甘すぎるなーと反省する。 まず、最初に空を…

忌野清志郎ならこれ!

忌野清志郎の偉過ぎるところは、ソウルが好きだからと言って普通そんな実も蓋も無いことしないでしょ?ってくらい、フェイクなソウルシンガーぶりでステージに立ったことだろう。 この人の場合、とにかく超・写実描写的な、人の生活に根ざした感情に訴えるよ…

散歩の名人:上野編

根津で下車し、SCAI THE BATHHOUSE で神谷徹展を見た。その帰り、上野まで歩いて、ふと見たらバーチャファイター5登場!おお!ついに来た・・・来るべきものが来てしまった・・・思えば、4が出てから5年。3が出てから、10年経つのである…泣いてもいいですか…

「盗用芸術ロマン主義 試論」 〜なぜか前菜は Arrested Development

Arrested Developmentが、初めてのヒップホップ体験です。という人は、きっと少なくないはずである。知らんけど。 ・・・っていうか、そんな人にとって、Arrested Developmentと口にしてしまった瞬間、封印されていた青春が蘇ったりしてしまい、突如悲しみに溢…

「湿原植生復元実験区」 -- Sengokuhara Marshland Restore --

小雨が降る中、僕はなぜか箱根湿生花園というところにいた。で、園内をぐるりと一周して、30分くらいだろうか?大体見終わったのでそこを後にした。 しかし、なかなか印象的だったのが、ここの施設内にある「湿原植生復元実験区」というスペースだった。湿原…

「羽生 21世紀の将棋」 保坂和志

本書は、ほとんど絵画制作の実際的なマニュアルとしても使えると思う。たしかに将棋について語られていることを、そのまま絵画にあてはめるのは、将棋を安易に人生になぞらえる事と大差の無い、つまらない事である可能性もある。しかし、下記に引用した箇所…

電気の棋士!!!!!(Electoric Shogi Warrior)

今回の文章に関しては、いつにも増して、ものすごくひどい、ほぼ小学生以下な感じを出す事にかなりのレベルで成功した。こういう事を書くと「実はこういうのは意図的で、俺は本来きっちりした文章も書けます」と言いたげになってしまうが、全く普通にこれが…

ドキュメンタリー nonfix 森達也 「放送禁止歌」

役者というのは、自分がどう観られ、自分の身振り振舞いが、他人にどのような印象を与えるか?に対して、常に意識的たらざるを得ないだろう。で、そういう経験を積んだ場合、たとえば相当緊張感のある現場でも、自分のペースを見失わなかったり、そこにいる…

忌野清志郎 喉頭癌で入院

昨日のフィッシュマンズの事を書いたら、こんなニュースが…。こうなると正直、昨日の記事内容に自己嫌悪を感じない訳ではないです。でも自分が感じた事なんで、このまま載せておきます。それで・・・とにかく、一刻も早いご回復をお祈りいたします。本気で祈り…

村上隆の「芸術起業論」ですげーと思った…っていうかちょっと笑った箇所

「45分描いて10分寝る」という一日中絵を描き続けるテクニックをあみだしたのもこの頃です(今も大変なときはこの方法で乗り切っているのです)。 「45分描いて10分寝る」・・・もし自分なら、おそらく20セット目くらいで白煙を上げてリタイアすると思…

フィッシュマンズについて(Vol.2)

それにしても、フィッシュマンズの、演奏技術の高さはすごい。で、ものすごい古典的ロックバンドだと思う。 元々The Whoみたいなのをやりたかった。ってところも頷ける。「感謝(驚)」という曲なんかは、ベース・ドラム・ギター・キーボードによるアンサンブ…

音楽的生活

うーん。iTuneの最近追加した曲で、50日で絞り込んだら109アルバム1270曲もある。。。バカじゃなかろうかオレ。まあ元々持ってるCDを入れたのが半分以上、tutayaレンタルも相当あるからいいんだけど、聴けねーだろ普通そんなに!ってか何か、全く聴いてない…

フィッシュマンズについて(Vol.1)

はじめてフィッシュマンズを聴いたのは「宇宙・日本・世田谷」発売時だ。 でも当時はほとんど興味を持てなかった。なので、フィッシュマンズというグループの事は忘れてた。その後、佐藤伸治が死んだときも、個人的に興味の対象では無かった。 妻が、元々フ…

古い日記

日記というものを、実は中学2年くらいの時から、書いたり書かなかったりを繰り返して来たのだが、結局、大学2年くらいまででやめてしまって、その後、ずーっと書かなかった。 今年のはじめに実家に戻ったとき、書き溜めてた昔の日記をごそっと引っ張り出し…

日曜日の午後

宇多田ヒカルの新譜で一番気に入ってるのは、「日曜の朝」だが、それはともかく、今日の日曜は久々にのんびりした。何もしなかった。メシ食ってビール飲んで、そのあと昼間2時間くらい寝た。近くのサウナ行って、枝豆とか買ってきて茹でて食いながら、久し…

Who Knows (Jimi Hendrix) >>> Album 「Band Of Gipsys」 1970

15歳くらいのときはじめて聴いた。僕にとっての「ファンクミュージック」初体験がこれ。この曲のおかげで、僕の中で「ファンク」っていうものに、はっきりした固定イメージが植えつけられてしまった。 この演奏が入ってるアルバム「Band Of Gipsys」だが、…

悪女の美食術 福田和也

主に若い女性を対象とした本で、群れをなして食事するな。行列するな。一人で、まともな店で食事せよ。それは、食事でありながら周囲の視線や孤独感との戦いでもある。という点において、多分それなりに痛みを伴う行動だと思われるが、それでもそれを実施す…

Neil Youngに「ビールでも飲めば?」と言われたんで

朝の9:00から描き始めていて、昼食を挟んで、もう17:30な訳だが、手がようやく動くようになってきたのが、たかだか、1時間前のことである。なんかこういうことを繰り返していって、いつまでもいつまでも同じところを行ったりきたりするだけかも。…

ナーバスブレイクダウンを楽しもう

「詰まらない絵」を描く事は可能なのだろうか?・・・っていうか、僕の絵は詰まらないのかもしれないですね。 「詰まらない絵」というのは、絵を描くことに自覚的な人間のみ、描く事が可能な絵であろう。 「絵を描きたい」と思ったやつだけが、良くない絵を作る…

Check Your Head (Beastie Boys 3rd Album)

チェックユアヘッドを発売したばかりの頃のビースティーボーイズに対する世間の評価は、「かつて一発当てた経験のあるけど、もう少ししたら「あのバンドはどこに?」で取り上げられるであろうグループ。」といった感じだったと思う。 まあ常識的な考えすれば…

BAKA 爆弾!!

兵器に格別の興味はない。しかし「写真記録 これが沖縄戦だ」http://www.nahashuppan.com/catalog/pages/001-008.html を見てると、日本軍のベニヤ板製特攻艇とか、「バカ爆弾」と呼ばれた一人乗り木製人間ロケット「桜花」とかが出ていて、けっこう興味深い…