2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「その男狂棒に突き」山下敦弘

「その男狂棒に突き 」の主演男優である山本剛史は、もう他の追従を許さないどころか、追従しようとする他に向かって後方射撃も憚らない位の留まる所を知らぬ勢いを感じさせる、この世界の高みにあえなくも達しまくりの感がいささかではあるが感じられる、こ…

Jimi Hendrix「Jimi Plays Monterey」

エレキ・ギターほど素晴らしい楽器は、この世に存在しないだろう。なにしろまず「エレキ」って名前が素晴らしい。死ぬほどいかす。あとあの形のいみがわからない。勿論あの切り込みのおかげでハイネックポジションに手が届きやすいのだし、膝に乗せた時の安…

枠からはみ出している事

僕は昔から、絵を斜めから観るのがとても好き。というか、癖だ。側面を確認したくなる。一ヶ月ほど前、武蔵野美術大学で、「見ること/作ることの持続」という展覧会がやっていたが、そのとき岸本吉弘氏の作品がはじめて僕の視界に入ってきたときは、軽くシ…

本blogサイトにおけるデザインの見直し

僕は、「美術」とか言ってる癖にパソコンはずーっとWindowsユーザで、いままでMACという機種を使った事がほとんど無く、今まで生きてきた中でのMACの総使用時間つったらせいぜい2時間くらいと思われる。だからかな変換とかコピーとかペーストすらできないの…

「気まぐれ美術館」 洲之内徹

洲之内徹は、絵という物質の魅力を形式的に分析し得るとは、全く思っていないようだ。どこへ流れるか全く検討も付かぬ自分が、たまたまある絵に惹かれてしまい、その絵を入手したことが語られていたり、入手するためにはるばる出向いたら、こんな出来事があ…

パフォーマンスについて

ジミヘンドリクスは、1967年のモンタレーポップフェスティバルにおけるパフォーマンスで、母国アメリカに衝撃的な凱旋を果たす。既にイギリスや欧州各国ではじわじわと人気を獲得しつつあった頃で、ここで一発、アメリカでも大きな話題をつくり「逆輸入…

女装せる自画像

デビッド・ボウイとか森村泰昌の罪は、ルックスが大変良くて、女装姿がかなりサマになってしまう事であろう。 本来「女装」というのは覚悟の産物なのであり、社会的にはひとつの死であり、ふためと見れぬ、醜き己が姿に毅然と対峙する決意である。すべてを捨…

vodafone 904SH に機種変更した。

vodafoneどれもイマイチだなーとか思っていて、ワンセグとかテレビなんて見れても嬉しくないので、やっぱ一番ハイスペックで単純に液晶表示がキレイなのがいいやと思って、選ぶ。で、手元に来たら、もうかわいくてかわいくて一日いじり倒す。超・自己満足写…

プライスコレクション 若冲と江戸絵画 を観に行く。

観に行ったけど結構混んでた。まあ、混雑してる展覧会というのは、たまーにあるのでして、それに一々文句言ってるのでは、はじまらないのですから、そんな時は鑑賞スタイルも柔軟に切り替えが必要だ。 これくらいの混雑の場合、昔から僕は「Hit&Away」戦法を…

不安2(解消法編)

制作における不安は、制作する事で治癒されるほかない。というか、絵というのはアレですね。まあなんと不思議なものでしょうか??もう、これでいいのじゃ。と思えると、ほんとうに、それで良いとしか、思えないと(笑)。良い。と思えるものが、現実に、目の…

ベストオブくるり/ TOWER OF MUSIC LOVER

くるりのベスト盤を今日聴いた。久々だ。とても懐かしい。ほんとに良いバンドですね。僕の場合、好きな曲ばっかり聴いて、全然興味ない曲は全く聴かないという感じなので、くるり全体が大好きとは言えないのだけど… まあ…唐突だけど、僕が選ぶくるりの曲ベス…

不安

生きている以上、何らかの不安を抱えている状態が当たり前です。しかし、それって実に辛い事である。 不安は、不安の元が現前した状態そのものよりも、苦痛の質としては辛いのかもしれない。たとえば死刑囚を最も苦しませ責め苛ませるのは、運命を認識した状…

「ロック」の準備を!

音圧は大事です。音圧は人を救う…ところで音圧と言えばクリームである。 しかしこのバンドは、歴史的に超・重要って事になってるけど、実際はあんまり聴かれてないっつーか、実は聴いてもいまいちなんだけど、そう言い出しずらい空気があるっつーか…。って僕…

小説:「エゴン・シーレと私」妄想

(この作品に相応しいBGM「One In A Million 」Aaliyah) 絵のモデルを頼まれた私は、今、裸に近い格好をさせられている。 恋人でもない他人と一緒に、普通に部屋に居る私が、こんな姿で。というのが少し滑稽な感じに思えて面白いのだけれど、同時に、軽い恐怖…

James Blood Ulmer「Free Lancing 」

ジェームスブラッドウルマーのギターの音というのは、ペコペコな、へなへなにも程があろう。と言わんばかりの音に聴こえる事がある。あらかじめ言っておくが、僕はハーモロディック奏法の理論とか、まったくわかりません。そういうのに無知な人間が聴いて、…

夏!クラブ!ナンパ!思い出!

絵を描いてて「この感じで良い」「この方向で進めば良い」などと感じる事は、これはいつも本当に稀で、考えてる全体の1%以下くらいで、その小さな収穫を最大限の「炎」にして(笑)、絵なんてものは、描き続けるのだが、ただしかし、「この方向はやばい!」…

描く理由を考えながら描いたものを観つつ、ここに書くことを考える。

遠藤周作は、小説を書く理由について、小説に書きたいと思うような特殊な経験を現実に体験したからではない。私は全く平凡な人間なのだ。と前置きして、しかし私は過去の様々な、面白くて感動的な小説をたくさん読んで、その読書体験に触発され、自分でもこ…

今日の土曜日もアカン

絵を描く経験をある程度積むと、自分がこれだけの物理的作業をした場合、これだけの成果が返って来る。という事がほぼ予測できる。そうなってくると、時間というか努力の投資量を見積もるようになってくる。特に時間制限のある生活をしていると、なおさらそ…

それにしても、安井曽太郎は脚フェチではないなあ。。

「金蓉」という絵が、竹橋の国立近代美術館にある。最近修復されてちょっと話題になったヤツである。 この絵が、僕はワリと好きである。べろんと真ん中より少し上から左下にかけて衣服を纏った人体の青い色が画面を横断していて鮮やかである。肘掛に掛けた腕…

山下洋輔トリオ「Clay」

例えばマティスと言う画家の絵が、なぜあれほど素晴らしいのか? それはマティスの手による、絵画的操作としての"ひとふで"や"ひとはけ"や"かすれ"や"こすれ"が、ことごとく、現実にある(我々が感じる現実的なイメージ)と確かに「関係」した(インタープレイ…

今日の夕焼け

・・・あまりにもキレイなんで携帯カメラで撮った。相変わらず1.3メガピクセルなので画質はひどいですけど、特に東京拘置所(別名小菅ヒルズ)の壁のオレンジは只事じゃない感じで感動的。。なんか国際救助隊の基地みたいである。この写真、補正とか全くしてい…

岡崎乾二郎展(ゆーじん画廊)

映画鑑賞後立ち寄る。薄暗い階段を上がると明るい白い空間が光っており、その画廊空間の中に、更に輝かしい絵が点在してる感じ。 このような底抜けの明るさでありながらクールなテンションに満ちてるというのは・・・なんともまぶしい。。画廊の方が「今回は暑…

「ゆれる」(渋谷アミューズCQN) 

(それなりにネタばれあり) すんごい良かった。相当満足した。まあ、なんかすごい刺激的な、想像を越えるものすごいモノを観た!というほどではなくて、あくまでもすごい良く出来た、面白い映画だった。という話だが、いやでも面白かったです! 香川照之なん…

「僕が君の言葉に悩むはずは無い・・・」"Computer City" by Perfume

サポートに電話して、検証した結果、こちらの設定ミスであった事が判明…。何にも壊れてなかった。くやしい。恥ずかしい。っていうかありえない…。

「空の太陽が落ちる、僕の手にひらりと・・・」"Electro World" by Perfume

金曜夜から、自宅よりインターネットにアクセスできなくなった。多分、光ケーブルとLANケーブルとを繋ぐコンバータが死んだ。どうしようもないんでサポートに電話するが、電話も大変込み合っていて繋がらないので、電話の線を抜いて、56kダイアルアップ接…

冬の寒い日の制作時の事が突如思い出された…

異常な暑さが、これからしばらく続くのだろうが…なぜか2年前のすごく寒い冬の日の事をふいに、思い出した。自室で、制作中の画面を床に寝かせて、水分が乾くのを待っている。画面のあちらこちらに、色彩の「水溜り」が出来ている。結構大量の水分のため、2…

「パーフェクトスター・パーフェクトスタイル」は僕だけのもの

コンサートとか、イベント会場などの場所に集うという事に、軽く屈辱を感じたりしないだろうか?僕だけかもしれないけど、基本的にそういう場で「ステージを観るためにチケット買って、わざわざここに来ました」。っていう状態のとき、何か屈辱感っていうか…

エリ・エリ・レマ・サバクタニ

DVDで観た。昔なんかの映画を観にいったときに「ユリイカ(EUREKA)」の予告編をはじめて観て、画面の強度に「うわなにこれ!?すごくない?」と思ったときの、そういう映像の強い印象を、まざまざと思い出した。 北海道の地面と空だけの荒々しい風景の中を…

ずるい人の話 (盗作判定中)

バスが停車する。車内は混み合っている。降車しようとする人が、社内に長く列を作っていて、一人ずつ料金を払って降りてくる。全員降りたら、今度は乗る側だ。車外に伸びていた別の行列が、乗降口に近づき、先頭から、一人ずつ車内へと吸い込まれていく。 お…