2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「A Rose Is Still a Rose」Aretha Franklin

あぁアレサ…もはや僕の心は完全に君のものだよ。。とつぶやかずには居られない素晴らしいアルバムだ。いやさっき偶然棚の奥から見つけたので、懐かしくて聴いてみたら超素晴らしい!っていうか只事じゃないくらい素晴らしい!!とりあえず1曲目の「A Rose I…

How Do You Say It In English?

ホームレスやってると働きたくなる 肉体労働してると芸術がしたくなる (失踪日記 吾妻ひでお) という言葉は笑う位正鵠を得ている。…僕も実際、サラリーマンやってるから、芸術もやれてるのかもしれない。笑い。 ま、そりゃ確かに、「作品内から感じられるあ…

タイム・マシーン

長年の怠慢の結果、あちらこちらに分散してる人の連絡先とかを整理したりしてたら、すごいタイムスリップしてしまって、そのまましばらく深みに嵌った。 …作品というものには、作り手の魂が宿ってないと駄目だ。その作品を、作り手が本気で作っていれば、そ…

家に居ます(寝てます)

あーあ実際、こんな事してて、一体何になるんだろう…。と思ったりするのはよくある事である。かつ、そう思ったとき、そういう考え方は良くないとか、もっと前向きに考えようとか、そういう自己暗示で、何とか暫定的にでも対処しようとする事自体不可能になる…

何度でも現れるために

まあ、美術なんていうのは、観たい時にいつでも観れるっていうところが良いのだと思う。もちろん、現実はそうではないし、貴重な作品や名作なんかを観る為には、それなりの労力を費やさなければならないのだし、大体、観たいと思ってもなかなか観れないのが…

エスキース(Esquisse)

僕にとって、ここで書いてる文章というのは、これは何よりも、自分が読み返して楽しむっていう事で、青臭さや痛さも含めて、思う存分書くのが楽しいのであろうと思う。というか、僕は昔(10代の頃から、ノートの日記で)、一人でコソコソとそういうノリで書…

Meet Me At The Coffee Shop

チェーン店の、何の変哲もないコーヒーショップに居る。空調の音が「ごーーっ」と低く反響しているだけで、店内はおおむね静かな感じだ。たまに客が来て自動ドアが開くと、もわっとした濁ったような大気とともに、外の自動車の走行音や群集のざわめき等の合…

嬉しいものですね

お金とか、リソースとか、きっと余ってるトコロには一杯あまってるんだろう。余剰とか言って、既に余剰とか言ってる時点で、もうそれは意識されてるからOK!だと思う。そうでなくて、もっと、ほんとうに、毎日のように価値あるものがドブに捨てられている…

朝の礼拝

昔話だが、高校がミッション系の男子校だったので毎朝、礼拝があった。8:30とかにチャペルに集まって、讃美歌を歌って、聖書当番のヤツが壇上に上がり、今日の箇所を数節読む。で、クリスチャンの教師とか牧師とかが、その箇所に纏わる説教をする。説教…

家に居ます(It was just my imagination)

なんか、今日はものすごいスピードで一日が終わったような感じ。午後とか、あっという間に終わった。途中ものすごい雨が降った。映画撮影のシャワーで再現させたような感じで降る雨。その後、夕方の晴れ間になって、遠くの家の屋根が西日を受けてオレンジに…

雨にぬれても 〜Raindrops Keep Falling On My Head〜

なんかずるずるとしただらだらとした日々だ。朝、起きて雨が降っていると、ああ雨だなあと思う。出掛けるとき、片手に傘を持ち、もう片方の手には鞄を持っている。歩きながらiPodを出して、ああ今日は胸にポケットのあるシャツを着てないなあと思う。そうす…

以心伝心

わりとハイプレッシャーな時間から開放されて、自分の内部がからっぽになってしまったような深い疲労感を感じながら電車のドアの脇に立ち、ぼやーっと流れていく窓の外の景色を見ていた。夕方で既に6:00を過ぎていたが、まだ空はほの明るい夕暮れで、馴…

家に居ます。(マン・マシーン)

ここしばらく続いている、なんか制作する気ないんですけどー的な気分を無理矢理押して制作。制作しない方が良い。やめといたほうがいい。なにもしないのが一番。何かしたら、もうその時点でお前はバカ。っていうか、最初からバカだった事を自分で認めた!…み…

「大正シック」東京都庭園美術館

他に見るべき展覧会もあるのかもしれないのだが、それでもつい、いそいそと「大正シック」と題された大正〜昭和の日本画および版画の展覧会に行ってしまう僕であった。でも観て良かった。 まず中村大三郎の「婦女」一点を目にするだけでも、来た甲斐があった…

「美術になにが起こったか 1992-2006」椹木野衣

美術の中でも、イベント性の強い作品とか、パフォーマンス的なものとか、体験の一回性が重視されている作品の場合、もし僕が、観客としてその場に居合わせれば、結果的に大変得難い体験をした、と感じる幸運に巡り合うのかもしれない。(非常に運悪く不愉快な…

「Sunflower / Surf's Up」The Beach Boys

iPodに何も考えず只、どかどかライブラリからぶち込んで、それをシャッフルにして再生して、朝夕を問わずイヤホンできるときにイヤホンして、それで再生したりスキップしたり…そんなこんなをこの一ヶ月くらい聴き続けていて、ああつまんねえなあ、もう音楽と…

美術作品を購入するという事

それは私が作品を観て、その作品について考えて、その結果、金を払うに値すると思うから、買うのだ。しかし、それは必ずしも、その作品がとても魅力的だから、家の壁に飾りたいから。とかそういう理由だけとは限らない。もちろんその作品がまるで面白くなけ…

海の生物を思う

ひどく湿気の多い、ほとんど湿気に包まれているかのような状態の一日。こういう蒸した湿潤な感じを久々に感じた。このまま夏が近づくにつれ更に気温が高まり、鬱陶しいこの感じがより強まるのだろう。 ところで、コバンザメのようなヤツ…などと言うと、常に…

Some Girls Give Me…

人体を描くのであれば、枠内の向こうに空間が広がっていてその中に実在の誰かが居るかように描きつつ、しかしどうせなら、描かれている「投げ出された足」から受ける力の方角が、近接する画面のフレームを蹴破るかの如くプレッシャーを与えるようであってほ…

リアルに生きるという事

若いときには全く気付けなかったのだけど、現実というのは、想像よりも全然複雑なものだったのだ。複雑とは何か?というと、来るべき何かに対して僕が最初に頭の中で、嬉しいと思うだろうなあとか、悲しいと思うだろうなあとか、嫌だろうなあとか、怖いだろ…

エンジニアリングとドライビング

操縦行為(In)と走行や停止や旋回など(Out)によって車両というシステムが成立している。 操縦行為は必ず人間によって為される。人間は車両内に入り込んで操縦する訳であるから、云わばシステムの内部に取り込まれているような格好になる。したがって入力元で…

「ウッドストック 愛と平和と音楽の3日間」

とはいえ、やはり最初から僕は、何も信じていないといえば信じていなかった。何も信じられない人がとりあえず何かに賭けてみるとき、それは滑稽だ。だから大抵のチャレンジは滑稽であろう。 というか、おそらく子供が大人になるという時、その変化の内訳には…

「I'm a loser baby so why don't you kill me ?」

僕は10代半ばより、極めて真面目にロックミュージックの過去を聴き進んでいったような人間である。(最後まで真面目にやり通した訳ではないけど…)渋谷陽一のロックベストセレクションに紹介されているアルバムを、端からひとつずつ聴いてはチェックして塗り…