2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

BlueNote東京でRaphael Saadiq

27日(土)の事だが、表参道まで行ってブルーノート東京でRaphael Saadiqのライブを見た。Raphael SaadiqとはTony! Toni! Tone!〜Lucy Pearl〜ソロというキャリアの人で結構昔からいるベテランであるが、僕がもっともR&Bを一生懸命聴いてた頃はこの人のLucy Pe…

光・影・まなざし・疾走…あと何か…

「にほんかいいもうとといぬ」をとりあえず一回目、最初に観たときの印象として、率直に一言で言うなら、途方にくれたというか、心のやり場のなさ、というか、困惑、というか、戸惑い、というか、そういうものであった。…しかし、なにしろ作品の長さが10分程…

探しもの

今日の夜、会社の帰りに上野の人通りの多い通りを歩いてたら、若い女の子と連れの男が二人ともすごい真剣に道端に四つんばいになって、顔を地面にできるだけ近づけて、おそらく路上に落ちたのであろう何かを、必死に探していた。結構人通りの多い通りなので…

猫ののど

朝の通勤時、駅まで歩く途中、まだ開店前の店が立ち並ぶ商店街があり、その一軒の店先の閉められたガラス戸の向こう側に、毎日必ず、猫が一匹居て、すっと背伸びするかのような姿で座り、身じろぎもせず、外の景色をずっと見ているのが見える。 ただし、その…

グルメ情報サイト

グルメ情報サイトをつい夢中になって見てたら、こんな時間になってしまった。。っていうか、いろんな人が感想を書き込んでいるのを読んでいる訳だが、所謂「名店」とか「旨い店」とされるところの感想というのは、みんなうまいとか、そうでもないとか、色々…

外は炎天下で、すさまじい勢いで光が溢れており、熱気で景色がかすかに揺らめいており、日傘を挿した白い半袖のやや小太りなおばさんが、灼熱の真っ白な路上をゆっくりと移動していくのを室内から見ている。窓を閉めると、あたり一面に響き渡っていたセミの…

Evening Sky (Cv313 Live Mix)

朝起きたら、かなり激しい雨の音が聞こえてきて、おお、こんなに本格的に降ってるのか、と思う。コーヒーを飲んでたら宅急便が来て、宅配物を受け取って伝票にサインするとき、その受け取ったダンボールの箱がものすごく雨粒の被弾のあとを残して濡れていて…

「Tour de France」Kraftwerk

しかし、聴けば聴くほどCV313が良くて困る。本当にこれは傑作。この良さは、ミニマルとかダブとか、そういう話の上での良さとは違う。理屈で解析しても無駄。そういう事とは関係なく、良い。とくに中盤の…4曲目〜5曲目〜と連なっていく感じとか、ほんとうに…

ミニマルの発見(「BCD-2」Basic Channel)

「ミニマル・ダブ」は、一体どのようにして発明されたのだろうか?電子音楽のミニマリスティックできわめて攻撃的な側面を、ダンス・ミュージックのフォーマットを用いたまま圧倒的な力で世界に知らしめたのはBasic ChannnelのMoritz Von Oswaldであろうが、…

ソニックブームと雷の音はどちらが大きい?

http://oshiete1.goo.ne.jp/qa1583891.html 下記URL(教えて!goo)で、次のような質問があったのを発見した。上記URLより以下引用する。 東京に住んでます。 昨日の雷凄い音がしてましたけど 戦闘機の出すソニックブームと雷の音とでは どちらが音がすごいん…

ThnderBolt Music

昨晩(だったか?)の雷は大変すごいものだったが、しかし雷というのはどこかわくわくするような何かとてつもないものすごい出来事であるかのような軽い興奮状態をもたらす側面もある、ように思う。で、せっかくなので雷という事でネットで調べてみたら、もち…

「Live」CV313

週末に聴いたCV313の「Live」および「Live / cv313 @ D.E.M.F. - After Party In 2008」という2枚のCDがとても印象深くて、その結果「BASIC CHANNEL周辺の音楽ばかり聴きたくなる病」に感染してしまい数日経つ。CVC313というのは「BASIC CHANNEL以降のミニマ…

ダブ・ミニマル

乳灰色の空。蒸し暑さ。大気全体がどんよりと重みを増して、景色全体をこころもち下に押し下げる。閉め切った部屋の中でアンプの電源を入れてディスクをセットし、ボリュームを調整する。中低域は充分に出てるので、むしろ高音を若干強調させると、曲が始ま…

吉祥寺A-thingsで「上田和彦展」

前回(「組立」photographers' gallery)で観たときより更に深くなって、豊かになった感じ。全部で十数点の作品が展示されているが、一見同じ方法で描かれた、統一された仕事のバリエーションに見えて、じつはかなり様々な方向性があるように思えた。色々な方…

「石塚ツナヒロ展」第一生命南ギャラリー

「トルソ」とは「胴体」の意味である。首と手足のない、胴体だけの状態である。欠落している事で、想像力をはたらかせる作用がある。などとも言われるようだ。しかし、そもそもイメージというものが最初から、なにかの欠落としてしか現れないものなのだろう…

I'm Diggin' It (Like an Old Soul Record)

中古屋とか、ヤフオクとかで、価格を見て、べらぼうにプレミアがついてるを見て、うわーこりゃあかん、と思うのだが、でもやぱり欲しいという気持ちが消える事は無くて、むしろ、炊きつけられたような気にさえなるのだが、でもぼくは基本的に大体、定価の2割…

働くおじさん

会社の仕事の話だが、今日は朝からかなり気合入れて、残件を片付ける事にずーっとパワーを注ぎ込んでいた。いつもなら、そんな風に集中して気合入れてひとつのことを片付けようとしても、結局、どっかから横やりが入ったり、避けられない割り込みが入ったり…

読書しない男

昨日、新宿の紀伊国屋とかジュンク堂とかに行って、色々な何とかフェアみたいなもを見ていて、この世の中には何と、たくさんの、読まれるべき本があるのだろう!と思った。というか、ああして見ているとほんとうにどれもこれも、ものすごく面白そうで、全部…

仙川で岡崎乾二郎の作品を観る

仙川という駅はうちの奥さんの実家のすぐ近くで、自転車で来れるくらいの距離だそうで、学生の頃にそのあたりでバイトしてたこともあるらしくて、でもそれ以来、今に至るまで全く、もう十年か十五年以上、その地を訪れていないそうで、今日、仙川の駅にふた…

原口典之展 社会と物質

「社会と物質」と題された展覧会であるが、いわば「(社会を基底材とした)物質」という感じであり、それらが社会の中での、元あったところから無理やり引き剥がされてきて、なぜか作品と称して展示空間に置かれており、要するにそれらというのは具体的には、…

チャタレー

さっきまでたまたまテレビでやってたレディ・チャタレーという映画を観ていた。20世紀初頭のイギリス上流階級の奥さんが使用人の森番と浮気する話であるが、この奥さんは、お話の中で、自分の使用人である森番の男と、ひたすら浮気して、そして、ひたすら雨に…

仕事

5月後半あたりから、今に至るまで、なぜだか仕事がやたらと忙しい。とにかく、行き着く暇も無いほど、何事かが起こり、対処に躍起になって、やがてその事案がどうにか、かろうじて沈静化し始めると、まるでそれをちゃんと待っていたかのように、まるで意図的…

80年代のRCサクセション

RCサクセションの80年代のアルバムをいくつか聴いていたのだけど、今聴くと、思った以上にキーボード主体の楽曲ばかりであり、かなり多くの曲において、鍵盤担当の「G2」氏の色合いが強いのだということがわかる。というか、要するに80年代のRCサクセション…

宇宙・日本・上野・蕎麦

「仕事の帰りに一杯だけでいいから呑みたいのだけど、あんまり本格的なバーとかは気後れがするしカウンターで独りでカッコつけてるみたいな状況になるのも嫌だし何より店の従業員と話をしなきゃならない雰囲気になるのが億劫でめんどくさい。でもそういう面…

音楽性の違い

1888年、共同制作と芸術家コロニーを夢みたゴッホに誘われたゴーギャンは、アルルで共に暮らし始めるが、その生活は予想に反して双方きわめて緊張に満ちたものとなり、挙句はゴッホの「耳」事件をきっかけにして、その共同生活はたったの二ヶ月あまりで終わ…