2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧

法治

寝首を掻かれた。煮え湯を飲まされた。飼い犬に手を咬まれた。ハシゴを外された。 鉄のごとき機関であるために、秩序だけを信じて、それ以外を拒むこと。 「状貌婦人の如くにして大胆不敵なる者」あるいは「外に笑ふが如くにして内に怒る者。又、外に怒るが…

パターン

なかなかまとまらない文章ばかりで、何も更新してないまま数日が過ぎる。別に自分の中で簡単にはまとまらないような壮大な思考を熟成させている訳でもないし、書く事の苦しみ、みたいな感じで喘いでいる訳でもないし、捉えがたいあのイメージを何とかかたち…

酩酊

一人で外で酒を飲んでいて、激しく酔ってしまうことが、ごくたまにある。友人とか妻とか、誰であっても、二人以上のときだと、そういう事はあまり無い。一人で、とくに飲みすぎてしまったわけでもないはずなのに、なぜか「当たって」しまうかのように、激し…

時速800km

飛行機が離陸する瞬間の時速は大体200kmか300kmくらい。時速200kmと言葉で書くと簡単だけど、それはものすごいスピードだ。普通の乗用車で時速200km出す事はまずありえないというか、ごく稀だろうし、何の社会的要請もコミットもなく、自分一人の意志だけで…

飛行機

飛行機が離陸する瞬間の時速は大体200kmか300kmくらいらしい。新幹線と同じくらい。でも滑走路を走り始めてから離陸するまではあっという間で、停止状態からその数秒〜十数秒の間に、一挙にそれだけ加速する。いつも思うけど僕はあの加速が実に嫌で、肝を冷…

NINE

新宿ピカデリーで「NINE」観る。ダニエルデイルイス、ペネロペクルス、マリオン・コティヤール、ジュディランチ、ニコールキッドマン…、を観る。観始めてすぐフェリーニの8と1/2を下敷きにしたお話なのだとわかる。それでフェリーニの8と1/2のことを思い出し…

水平と垂直

どこまでも続く平坦な海沿いの道路を曲がって少しするといきなり急激な坂道になって、それをひたすら登って、やがて中腹に来て後ろを振り返れば、さっきまで目の前だった筈の海が視界のかなり下にあって、遠い水平線と繋がる空までが一望できるほどの見晴ら…

寝ないと

もう3時半だ…こんな筈じゃなかったのに。この後僕はどうすれば良いのか?…寝るのか?というか寝なきゃやばい。普通にやばい。寝られない理由は何もない。寝ていい。というか、もっと早く寝れば良いと思う。睡眠不足は良い仕事の敵だ。というか、なぜだらだら…

眠気

さっき何してたか、というと、家にいました。そのときはまだ、会社にいました。そのとき丁度サンクスの前にいた。雨やんでた。そのときの彼が文章を書き始める丁度1時間ほど前には、僕は自宅にいた。その時点ですでにかなり眠かった。身体全体がどんよりと重…

非実在青少年

昼に食事に出た。上空から日差しが降り注いでいて周囲の事物すべてが真っ白になってそのまま天地がひっくり変えるほどの勢いで春が息づいている陽気の中を、風を切って歩いた。注文して待つ間にも、客がひっきりなしに引き戸を開けて店内に入ってくるので、…

事務職

リストを作成した。シンドラーのリスト。このリストの外側は死の淵…というのは嘘で、むしろこのリストの内側が死のフィールド…。というのも嘘で、そんな大層なものではない。でも世界の歴史上、過去の様々な局面で、本当の意味での「死のリスト」を作成した…

トークショー

昨日の夜は吉祥寺の書店「百年」で古谷利裕×福永信のトークショー。とても面白かった。トークショーというのは、以前のジュンク堂での磯崎憲一郎×古谷利裕のときも思ったけど、そのとき話された内容のうちほぼすべてを、トーク終了直後には忘れてしまってい…

ゴドレイ&クレーム

とてもよい天気でした。薄手のコートを着ていても暑くて手にもって歩いた。音楽を聴いていると、全然本が読めない。ゴドレイ&クレームのことはそんなに知らなくて、10ccも数枚聴いただけだが、でもゴドレイ&クレームは偉大なユニットだね。彼らの音楽は、決…

距離

作品と私がいて、その間に適度な距離があるというとき、その距離とは何か?それは私によって準備されたものか?しかしそこに適度な距離を認めたとき、既に私は作品を感受しているはずで、その事後作用としての、その影響がもたらした距離である事も否定でき…

常温水

水をなるべくたくさん飲む。会社では500mlを少なくて2本、多くて3本飲む。家でも500mlのボトルを常に部屋に置いておく。水を飲むには、ペットボトルをあらかじめ室内に置いて常温にしておくと良い。自販機から出したばかりの水は冷たすぎるし表面の水滴が酷…

ディナー券

ディナー券をもらった。でも一枚だけだ。というか、もらった人は僕を入れて5人居るのだが、その5人はお互い、さほど親しい訳でもないので、一緒にご招待のレストランに行って、5人でテーブルを囲んでディナー、というのは、さすがにちょっと想像できないので…

那須連山

深い青にところどころ鋭く光の差し込まれた陰鬱な色合いの空と、那須連山の黒々とした山並みとの境界線の鋭さを、雲がところどころにぼかしのように挿し挟まっていて、あの空と山並みの感じは、一体この場所から距離でいうと何十キロ先に存在している出来事…

論理と感性は相反しない

今週の初めから少しずつ、山崎ナオコーラ「論理と感性は相反しない」を読んでいる。これがとても面白くて、なにしろ冒頭の作品の最初の1ページを読んだ時点で、あ、これは傑作。と思えて、これから読み進めていくときの至福の楽しさがすでに確定という感じに…

きざし

今日はもう水曜日の終りだ。おとといの月曜日は何をしていたかおぼえてない。火曜日は、朝からずっと健康診断を受けていた。検診結果はまあまあだった。カルシウム不足を指摘されたくらいだ。その前日の月曜日となると、ほんとうに、かなりおぼえてない。い…