2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

深さ、ごく浅い

いつものなんでもない空間で、いつもの見慣れたメンバーの中で、自分も全然どうでもいい話しかしてなかったのに、なぜか、そのときのやり取りというか、その場で自分の話したこと、相手の反応、場の雰囲気、それらの余韻を、その時に限って、何年も経った今…

Little Deuce Coupe

(wikipediaより引用した上で一部改変) リトル・デュース・クーペ(Little Deuce Coupe)は、1963年にリリースされたザ・ビーチ・ボーイズのアルバム。ホット・ロッドをテーマとしたコンピレーション・アルバムである。 1968年初夏、キャピトル・レコード編集の…

終電

快速を降りて各駅停車に乗り換えようとする。どのホームに行けばいいのかわからないし確かめるのも面倒くさいので、とりあえず人の流れに従って歩いた。そのうちみんなが走り始めた。とりあえず僕もみんなと同じように走ることにする。すぐ目の前にステンカ…

のど飴

電車の中で激しい眠気がおそってくる。立って、片方の手はつり革に掴まって、もう片方の手には本を開き、その状態のままつい、すーっと意識を失いかける。ふっと、自分の頭が前の方に傾いてそのまま自分全体ごと落下しそうになって、はっと気がつく。上半身…

仲御徒町

仲御徒町で気分が悪い。相当調子悪い。でもまだ頑張れる。揺らぎの間隔はわかっている。ちゃんとリスクヘッジできていて、その範囲内でぐらぐらと揺れ動いている。誰にも助けてもらえない。誰の助けもいらない。春の夜風がいつまでもどこまでも優しい。いっ…

My Pictures(最近)

去年の年末に飲んでて朝になっちゃって駅に向かう途中のみなとみらいと、紅葉の新宿御苑と、桜が咲いてる東綾瀬公園と、ものすごい雪の綾瀬駅前と、初夏のような日差しのもと千住新橋から見下ろした景色。

荒川沿い

千住新橋を歩いて渡りながら欄干の下を見下ろすと、荒川は悠然と流れている。そして真下の視界のほとんど、遥か先までがすべて水の流れに占められていて、おぉ…でかい川。と思う。風が真横に吹きつけて、でも初夏のような陽気でむしろ風がさわやかで快適であ…

本日分

外がすごいから見てみろと妻に起こされる。時計を見たら朝の六時。雨の音がものすごく激しく聴こえる。目覚めてすぐのぼけぼけの頭で窓を見上げると、外の空の色が真っ白で、これは降ってるのか?と思うが、はっきりとわからない。そんなに言うならたぶん、…

感想

とくに、書く事がございません。もう寝さしていただきます。明日はもしかしたら、何かDVDで映画でも一本見ようかな。昔の自分の日記を適当に読んでたら、映画が観たくなってきた。というか感想が書きたい。映画を観て映画の感想を書くみたいなことが、一時期…

ロデオの恋人

バーズのロジャー・マッギンがグラム・パーソンズをメンバーに加えた途端いわば「軒先を貸したら母屋を乗っ取られて」しまい、いきなりナッシュビルに遠征させられて、そこでレコーディングをせざるを得ない羽目になり、結果的に「ロデオの恋人」が録音され…

寝ないと

もう寝ないとまずい。でも僕の場合睡眠時間はやっぱり5時間がちょうどいいみたい。それより短くても長くても調子が狂う。4時間代とかそれ以下は辛い(平気な日もあるから混乱するのだが)。でも5時間以上でも場合によっては辛い。5時間の次に安定して起きられ…

Velvets

Velvet UndergroundのI'll Be Your Mirrorが、今、急に聴きたくなった。だから聴いた。69年のライブ盤の、タモリ倶楽部のOPみたいな女性ケツジャケットのヤツ。二枚組の二枚目の一番最後。すごいしょぼい演奏で録音。その後Heroinも聴いた。Velvet Undergrou…

暗い

先週末のものすごく春らしい陽気と較べると、今日はやや涼しい一日。夜道をふらふらと歩いて帰る。別に酔っている訳ではない。しかも今日に限らずいつも歩いて帰ってるが。ふらふらと歩いて、頭部がしっかりと固定しない感じでぐらぐらとしたまま周囲を見渡…

私たちの明日

何か発言するにしても、喋るだけの最低限の知識はいるでしょ。でも私は全然知識とかないし、周りの連中も全然ないし、正直一般常識とかテレビのニュースレベルの社会常識すらないから。まじで何の知識も持ち合わせてないよ。自慢げに言ってる場合じゃないけ…

起きて、寝て、起きて、寝て。一日が過ぎて、また一日が過ぎて、また一日が過ぎる。一日のことを一日で終わらせる。昨日のことは昨日のこと、今日のことは今日のこと、もし、昨日の仕事と今日の仕事が、全然違ってしまったらどうしよう。でも誰がそれを違う…

ガラス面

山手線の、扉の脇に立ってぼんやり窓の外を見ていて、ガラスの向こうは真っ暗な夜で、時折看板や自動車のヘッドライトの光が電車の進むのと反対の方向へ流れていき、そんな外の景色と重なって、車内の様子もそのままガラス全体に映りこんでいて、目の前の僕…

一九〇九

先週あたりから、永井荷風「ふらんす物語」とか「すみだ川」あたりをたらたらと読んでいるのですが、1909年前後に書かれたというので、その時代というと同時期に何があったのかというと、まず、永井荷風は「ふらんす物語」を書いていて、それで、へーそ…

つり革や手摺り

左手でつり革に掴まって、窓の外を見ている。右手で握っていた手摺りの持つ位置を替えて、冷たい部分を選んで握りなおす。ガラスの向こうの暗闇に、ビルの窓の光や店の看板の光や車のヘッドライトが次々と流れ去っていく。それに重ねて、黒く影になった自分…

震度

地震が、自分の心や身体からやる気を奪う。地面が揺れると、胸が高鳴り、不安が喉元までこみあげる。音楽を聴くのをやめて、本を読むのもやめる。音楽を聴いていた時間も、本を読んでいたときの時間も、すぱんと断ち切れてしまう。そして不安なまま事の成り…

湯島止まり

絶対に運転見合わせだろうと予想していた日比谷線が動いていたので、今日は思ったよりも普通に帰れそうと少し安堵してその後中目黒から何事もなく無事に日比谷まで着いたのに、乗り替えた千代田線の動きがおもわしくなくて、ああ、今日は千代田線だったかと…

東綾瀬公園

綾瀬駅の東口を出て右手に歩くと広い遊歩道に出る。その遊歩道が東綾瀬公園の入り口である。歩いている分には、遊歩道がずっと続いているような印象なのだが、左右は丁寧に管理栽培された花や植物がうつくしく、遊戯設備や噴水やベンチなどいかにも、どこに…

day

なんか空がすごい暗い。 今週がピークで来週はもう終わったでしょ。 ずっとテレビ見ててすごいつまんない。 ケーブルが一本なくて、あれだと長さが足りないから。 気持ちの塞ぐ日とか、楽しくないときどうやって過ごす? いまどのくらい寝てた? 仕事のこと…

Last Night's Letter

待ち合わせた店まで行った。間違ったことを書いて、ごめんって謝りたい。あれは、誤解なんだよ。でも無理もない。誤解するに決まってる。僕の言い方が悪かった。なんで、そう書いてしまうのか。自分で不思議だ。言葉というのはおそろしいものだよ、いやこの…

雲雀

朝、春琴抄を読み終わって、今日は一日中、物語の中に浸ったまま、気分はずっとへこんでいた。帰りの電車で適当にぱらぱらと開いたところを読んで、なんて、いい話だろうとあらためて感じて、へこんでいた気分が立ち直った。人が目的のために、何を尊重し何…

春琴抄

春琴抄をたぶん明日には読み終わってしまうだろうからとても寂しい。。これからクライマックスに差し掛かる時点で言うのも早いけど、でもここに描かれていることって、実にあたりまえの、普通のことで、深く肯けることしか描いてない。なんてまっとうな、な…

その日以降

あのとき長谷川は、電話での誘いを断った。深く考えもせず、あっさりと気軽に断った。ごめんやっぱり今日はやめとく。ごめんね。電話でそう伝えて、それで長谷川は仕事を続けたけど、結局その日は、全然大した仕事なんてしなかった。別にあのとき帰ってもか…

鳩屋梢

家を出てしばらく歩くとすぐに小さな公園がある。ちょうど今、早咲きの桜の木が並んで満開に近いほどの勢いで咲き誇っていて、その下をあるく人がみんな真上を見上げてぼんやりと佇んでいる。自転車やバイクも止まって、しばらく桜を見て、また走り行く。商…

Girl Next Door (Pilot)

私って、行くと決めたら行くタイプだと思うんですけど、そういうとき今泉さんって、そうう女ってどう思います? じゃあわかりました。仮にですよ。じゃあ今泉さんと私が仮にいま、付き合ってるとするじゃないですか。一応彼氏と彼女の関係とするじゃないです…

疲れと睡魔

今日は清澄白河に行って美術展を観たが、とりあえず入ったら最初の部屋か次の部屋くらいに、寒椿を描いた青磁の正方形のタイルが飾ってあって、青磁の表面がすごくきれいだし、色も青がものすごく鮮やかで、それが全体的になんとなくきれいだったので、ずい…