2012-04-01から1ヶ月間の記事一覧

朝起きて、午前中に保坂和志「夏の終わりの林の中」再読。昨日行った白金台の自然教育園はこの小説の舞台となった場所だが、昨日の時点では、そこを歩いてるときもブログを書いてるときも、そのことをすっかり忘れていた。白金台のこの公園に行きたいと言い…

附属自然教育園

白金台にある附属自然教育園に行く。庭園美術館が現在改装のため休館中であるが、その入口の少し先に附属自然教育園の入口がある。 附属自然教育園が、どういう位置付けの施設なのか?というと、これを僕たちははじめ、公園だと思ってこちらへと赴いたのだが…

狩人

ものすごい晴天。空気が太陽熱と地熱の板ばさみになって細かく振動している。木々の葉の緑がところどころ容量を超えてしまい溢れ出している。ポプラの木に生い茂った葉が、一枚一枚太陽光を反射していて、真昼だというのに嘘みたいにキラキラと作り物めいて…

海のような場所で、目線より少し上のあたりを、船のようなものが進む。小型の船で、どういう動力で進んでいるのかよくわからない。二人の人間が乗っているのが見える。周囲が柵で囲われていて、その囲いの奥と、手前とに、それぞれ人がいる。お互いがすれ違…

暖かかったらしい

今日は暖かかったらしい。日中は一歩も外に出ないから、あまりよくわからない。たしかに外で上着を脱いでシャツの腕をまくってのんびりベンチに座って読書してる人が見えたから、快適な陽気だったのだろう。ああして一日中あそこで本読んでるのは最高だろう…

Adventure

今日も肌寒い。雨も降った。最近また寝不足気味だ。今日は早めに寝るつもり。iPhoneの中に約二千曲くらい音楽が入っているのに、ランダムで再生してたらTelevisionのAdventureから立て続けに三曲か四曲くらいかかった。おー、Televisionかあ、と思う。そのく…

ばか

肌寒い一日。雨も少し降った。野菜売り場で。何もない。ばかだ。今日を良い一日にしよう!今日はもう終わった!ダメだ、まったく頭に入らない。この本はちょっと、今読むのはあきらめた。降参だ。また少し時間を置いて、忘れた頃に始めからやり直しで、最初…

屈んで、靴を履き、ドアを開けて、鍵をかけて、外に移動する。前方を見ると、春先の緑を主調とした木々の色合いが展開している。気温は低め。風の動き。薄い緑色が空に溶け合う。大気が微粒子となって身体全体を包み圧し返されて渦を巻く。過重を前方に乗せ…

横浜西

エスカレーターを降りて、建物から出た。入口が人手いっぱい。飲み会帰りか。通りも人だらけ。雨がぱらぱらと来始めている。雨の匂いに混じって、酒の匂い。人いきれ。嬌声。金曜日の夜の感じ。みんな、楽しそう。酒が入ってる。建物自体がお祭りをしている…

だろうか。そういうものらしい。

書くことがないというのは、もしかすると、何にも考えてないのだろうか。今に限らず、書くことは最初からないが、それでも書けるときがあって、これらは、そういう日に書いたものなのだろうか。なのだろうか。なのだろうか、ということばは、面白い。誰がは…

実習

このフォルダパスを指定して、リターンすると、あらかじめ30MB分の容量が確保されます。今、既にもうキャプチャが始まっているんですけど、でもこれ、Xキーで終了するんですけど、終了すると、見ていただくとわかるように、ほら、今サイズが122KBですね。さ…

見ていた

こんなことなら、早く寝てしまった方が良かった。やれやれ、もうこんな時間。と、嘆きながらも、こうして書く気になった。これだけでずいぶん違う。お後がよろしいようで。帰りしなにそう言い残した。ようやく一日に、かすかなまとまりが感じられる思いだっ…

泳ぐ

カロリー摂取量を控えめにして、脂肪分や炭水化物も控えて、プリン体含有食品も、糖分も、アルコールもなるべく控えめにして、この一回限りの生をなるべく永く持ちこたえなければならない。いつかは朽ちる。この船も永久に浮かんでいられるわけではない。い…

百年

昨晩は友人と横浜で飲む。久々にそれなりの量飲酒した。二軒目に行った立ち飲みがなかなか良かった。立ち飲み系の店は三年前くらいまではしょっちゅう行ってたのに、最近はなぜかぴたっと行かなくなってしまった。ああいう、店の中と外がはっきり分かれてな…

send

今何処?行くね京急蒲田 [ 11分 ] 京浜急行空港線(急行) [羽田空港行き] ↓ △07:32着 羽田空港私は仕事中に首から肩甲骨あたりを痛めたらしく今日は遅いの?以前に行った店はどうですか?(急な階段の2階の店) 場所がなんとなくしか覚えていないけど。向かって…

ほとんど家の中で過ごす。こんなに天気がいいのに、ずっと家の中にいるなんてどうかとも思うが。まあ、何もすることがなく、手持ち無沙汰のままだらだらするのも、悪くないものだ。外が快晴で、散歩するだけでも良かったのかもしれないけど、でもまあ、ずっ…

果実

桜が、満開というか、凝縮と堆積、隆起の様相を呈している。視界のほとんどが白く吹っ飛んでしまう。花の形よりも、花の色の方が強くなって、色だけが浮かんだまま前方に砕け散っている。空間のあちこちに飛沫を迸らせつつ、あちらこちらに弾けつつ、ドリッ…

五人の女子高生

五人の女子高生が、自転車でゆっくりと走ってくる、と書いたら、もしかすると、一台の自転車に五人の女子高生が乗っているように思われやしないかと、不安なのだ。女子高生が乗る五台の自転車が、ゆっくりと走ってくる、と書いても、やはり不安で、女子高生…

制御

五人の女子高生が、五台の自転車に乗って走っている。前を走る二台が速度を緩めたので、後ろの三台も速度を緩めて、車間距離を保つ。ハンドルを小刻みに動かしてバランスを取る。前輪のタイヤが何度も地面を踏みしだいて、ゴムの表面が砂利にこすれる。ペダ…

編隊

五人の女子高生が、五台の自転車で、お互い寄り集まって、編隊を組んだような状態で、ふらふらと、ゆっくりと走っている。女子高生たちはお喋りに夢中で、たぶん学校の教室や廊下で喋ってるのと同じように喋りあっているので、自転車のハンドルを持つ両手は…

鳴き声

空のペットボトルはつぶして紙のように丸めることができるので、手でつぶしてみたら、ものすごい音がして驚愕する。いきなり、出し抜けに鳴った。まるで鳴き声のようだ。隣近所に聴こえるのではないかと思った。音が大きい。まるで楽器だ。高らかに鳴る。力…