2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧

金曜日の夜、七時過ぎに店に集まる。十一時前に何人かが帰って、残った何人かで終電時刻近辺で帰るか帰られないか葛藤を経て、結局皆残って、日付が変わったあたりの時刻になって、店主も加わって別の店に移動する。さらに飲んで、全員どろどろになってくる…

深く深く、眠い。いや、眠りは、浅い。一駅ごとに、起きて、窓の外を見る。そして、また寝る。数秒で、深い。しかし、次の駅で、また起きて、窓の外を見る。これから、会社に行くのではない。これから、厄介な会議に向かう途中ではない。これから、自室の布…

とにかく、やり方は任せる。好きなようにしてくれ。休みも勝手に取ってくれ。とにかく、成果だけ出してくれればいいから、帳尻だけは揃えておいてよ。というタイプの上司と、そんなやり方があるか、あれするな、これはダメ、あっちをなぜそのままにしておく…

去年の秋にやって以来、久しぶりに美術部をやる。以前と同じで、地域学習センターみたいなところの会議室を予約して、そこに集合して、モチーフとしては、模造紙、花(ユリ)、野菜(トウモロコシ、リンゴ)を机上に並べて、それを皆で描く。約三時間半。黙々と…

DVDで「ゴダールの探偵」をみる。これは・・・やはり寝てしまう。まあ、寝ないで最後まで見たけど、なんとも乗っかりにくいというか、おそろしく掴み所がない。 人間同士の「関係」というものが、そもそも何なのか?と思ってしまう。こんなにわかりづらい「関係…

ゴダールのことはよく知らないのだけれど、でも、まったく知らないわけでもなく、この中途半端さが、自分がゴダールに対して微妙に距離を置きたくなる最大の理由である。まったく知らないわけでもない、というのは、少しは知ってる、わかってる、という風に…

気付いたら、朝の5時だった。いつの間にか寝てしまった。眠ろうとしたけど、もう目が覚めてしまった。休みの日に5時起きするとは、ほとんど小学生なみだ。 川の傍の店は、座敷があって、壁にもたれている。窓の淵に腕をかけて外を見ている。窓から下を見下ろ…

新宿の飲み屋の場合、場の方がどれだけカッコつけてても、「でもお前、新宿だろ?」というのがある。新宿であるからには。というところで、むしろこちらからもっと、新宿の新宿的なエキスをを引き出すべきなのかもしれない。僕も昔は、新宿には期待したのだ…

顔写真を削除する仕事だ。毎日、百枚くらいのメモリーカードが届く。一枚あたり、五十人くらいの顔写真が収まっている。みんな、IDの印刷されたA4用紙を両手で胸の位置に持って、済ました顔で写真に撮られている。指名手配とか、または収容所に連行されて撮…

目が覚めて、夢を見ていた事に気づく。まだ、まどろみのなかにいる。別にこちらでも、あちらでも、どっちでも良かったのに、と感じている一瞬を、眠気に紛らわせて、ずるずると引き伸ばしながら、ゆっくりさっきまでのことを思い出している。 何度か来たこと…

書くのは一日か二日休んでるだけだと思っていたら、こんなに書いてないとは思ってなかった。13日のことは忘れた。14日は中華。15日はホルモン、16日は魚貝系のちょっと古めかしい料理を食べた。それで連日、酔って帰ってきて、すぐ寝てしまっていた。今日明…

午前中、妙に体調が悪くて、風邪ひいたかなあ、と思ったけど、じきに復活した。単にきのう飲み過ぎただけかもしれない。そんなに飲んでないはずだけど、そういうこともある。そして今もそれなりに眠い。 なつかしい、とは、夏のことなのだろうか。語源は、夏…

妻は昨日から、世界陸上テレビ観戦用の非常体制に入っており、適度に仮眠を取りながらひたすらテレビの前にいるだけの状態である。僕は終日、けっこうひまなので、こうしてだらだらとした休日もいいもんだとも思う。僕はあまり、スポーツ観戦に興味がないの…

僕とは初対面のはずだ。しかしフロアですれ違ったりすることも多いから、おそらくそれが、今ここにいる僕だということだけは、前から知っていただろう。はじめて話をしてみて、あれ、この人もしかしたら、少しばかなのかな?と感じた。どうも、思っていた感…

夜になっても、外はまだ、人でいっぱい。誰も家に帰ろうとせず、それぞれがそれぞれの目的や楽しみのために、勝手に、右往左往している。そういう景色を子供の頃に見ると、後にひいて、ああこうして、大の大人が、いつまでも寝ずにじたばたしているのは、な…

二十代の頃は約十年煙草を吸っていて、やめてから今まででもう十年以上経つと思うが、さすがにもう煙草は吸いたいと思わない。しかし当時の、煙草が吸いたくてたまらないときの焦燥感というか、肺と胃袋の奥の方と脳のすべてが煙草を欲しているときの感じと…

お店も、何度か行くと、その内容というか、経験できることの内実が、もうだいたいわかってしまう。それはつまり飲むことのできる酒の感じと、そこにいるあいだの時間のことだが、四度も五度も行くと、もうマンネリズムになってくる。でもそれはしょうがない…

Public Image Ltd.のFlowers Of Romanceは昔から好きなレコードだった。当時、メタルボックスはあまりピンと来なかったのだが、Flowers Of Romanceは超・素晴らしいと思った。で、最近聴き返しているのだけど、音がなあ…という感じ。やっぱりデジタルRemaste…

朝起きて、支度をしたのち、亀有の映画館まで行って「風立ちぬ」を観る。大正時代から終戦にかけての時代を、こういう風に絵にして、関東大震災の描写や、軽井沢のホテルや、そういったものを観られたということだけでも、ある種の嬉しさがある。しかしなぜ…

急に呼ばれて、行ったら、ああ、この店かと思った。この店と、君が繋がるとは、まるで、僕の知り合いのと連中と、君たちとが、一箇所にいる図をイメージしなければいけなくて、まるで結婚式の披露宴で、自分の両親の実家から出てきた親戚の人々と、自分の地…

横浜地方の花火大会の日で、会社の周囲は人が満載のお祭り状態だった。上のフロアの海側の窓から絶好のロケーションで花火が見えるらしいので、帰りにちょっと寄ってみたら、なぜか誰もいなくて、薄暗くて淋しい廊下のつきあたりのでかい窓から、たしかにも…