2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「ヒトラー 〜最期の12日間〜」をDVDで観る。はじまって十分くらいで、これはたぶん、なんとなく見応えのない映画っぽいなあ、と予感せられた。でも結局、ほぼ三時間、抵抗感・摩擦感ほぼゼロのまま、漫然と観てしまった。見るに値する瞬間はほとんど無かっ…

朝の混雑した電車のなか、車輌の中程に妻が立っていて、数名の乗客を挟んだドア近くに一人の女性が吊革に掴まってやはり立っていたのだそうだが、その女性がふいに、まるでモノが倒れるかのように、すーっと斜めになってそのまま崩れ落ちて、廻りの乗客にも…

チョコレートをたまに食べると、本当に美味い。ううーーと、唸り声が出るほど美味い。あの香りは、いったい何ですか。ほとんど、危険な食べ物。そうたくさんは食べられないような、嗜好品に近いような味。 寿司も、酢と海苔の交じり合った香りを嗅ぐと、ああ…

車内の、陽の入る向かって右の座席に座っていたので、本が白く光るのを、本の片側を閉じる直前まで立てて光を遮ぎって、覗き込むようにして読み進めた。大井町あたりまで来ると、ようやく行程の半分あたりだとわかるので、ここまで約三十分経った。あと大体…

かなり前から、岩波文庫の「ジョゼフ・フーシェ」を少しずつ読んでいるのだけど、あたりまえのことなのだろうけれど、フランスの王政時代や、フランス革命やナポレオンについて、ある程度知ってから、こういう人物の話を読むほうがおもしろいのだろうという…

府中美術館の「O JUN−描く児」を観た。O JUNの描くイメージは好きだ。大変カッコよくて、もの凄く上手い、優秀な作品。人物、風景、乗り物、その他、組み合わせて、意味が重ったるくなるちょうど手前のところで、きっちりと外さずに仕上げる、たしかな技の冴…

高校のときの友人たち五人と会って呑み会。Wとは四年ぶり。残り四人とは卒業以来だから約二十五年ぶりの再会である。しかも内二人とは高校のときさほど親しくしていたわけではなくて、まともに会話するのは今回はじめてに近い。しかしそれでも、高校の同級生…

やる気があるのと無いのとなら、ない方がずっといい。やる気のある人は、色々と話も長いし、余計なことしかしないから、だめ。だらだらしながら、そのままでいよう。臆病さや、気の弱さを失くさないように、大事にしましょう。さっさと、ずらかりましょう。…

昨晩から体調が良くない。少し熱があるような感じ。朝起きて、お茶を飲んでしばらくして体温を計ってみたら、やや高めだけど平熱なので、まあ大丈夫かなと思って普通に出勤した。会社では、別につらい事もなくかなり普通に過ごした。でもやはり万全ではない…

メモを見返しても、何を書いても、まとまらないので、開店休業である。もう少し暖かくならないと、やる気でない感じ。

生牡蠣で、あ、これは…と思ったのを食べたことはあるか。 普通なら、海の香り、磯の香りがして、口に入れると、潮気が口内いっぱいに広がって、まるで海水を呑んだような、あらかじめ調整済みの食物とは根本的に違う、手の施しようがないほど自然な、自然そ…

仕事が終わって、ああ、もしかしたら、このあと水泳に行くのだろかと思う。それは、とんでもなく面倒臭いことだ。今からわざわざ、プールに行って、水着に着替えて、泳ぐなんて正気の沙汰ではない。しかし、それがなぜか、何かに導かれるようにして、いそい…

左右を高いマンションに囲まれた公園まで続く歩道に冷たい風が吹き抜けていくのを身体の正面で受けながら、首をすくめて身体を硬くして前傾姿勢で歩いて、歩道から公園のなかへ入って駅の方角へ向きを変えると、まだ午前中の低い角度にある太陽の光がまとも…

恵比寿の東京都写真美術館で高谷史郎「明るい部屋」を観る。小規模な展示だが、どれだけ長時間居ても居過ぎたと感じることはないような、ほとんど自分を放棄させられて、目の前の作品に乗っ取られてしまったかのような状態にさせられる。それが自分だけでな…

眠って、起きた。土曜日。七時半で、もっと寝てもかまわないのに、もう眠れない。あえて、鳴いてみる。死ぬ直前の小動物が最後に鳴くような声を出してみた。そして、起き上がった。寒い朝だ。 図書館まで歩く。小川の水面にところどころ、氷が張っている。鯉…

眠い。そう、今眠い。目を瞑ってしまう。そういえば、昨日の朝は電車の中で寝ていて、桜木町に着いてあわてて下車して改札に向かって歩き始めたが、歩いていても、おそろしいほど眠い。こうして二本の足を動かして歩いているのが、もうあと少しで本気で嫌に…

寒さが容赦ない。横断歩道の前で立ち止まっていると、風に吹かれている身体の半分が消えて無くなってしまったような感覚をおぼえる。前を歩いているサラリーマンや高校生や若い女性の後を自分が歩いている。それぞれ数メートルの間隔を空けて、その間隔を保…

日当たりのよい広場にいた。正午に近い時刻だと思われる。薄暗い店内の、窓際の端の席に座って、あたりを見回した。昼間の明るさが、ブラインド越しに入り込んできてテーブルの上をまだら模様にしている。カウンターの奥から湯気が立ち昇っている。コーヒー…

だめだ。もう午前一時になるとは…。たしかさっきまで…10時過ぎで、そのあと、なぜ。。でも仕方がない。よし、寝よう。

一日、家の中で、よこになって読書のみ。家の中のどこかから、風が入ってくるのが寒い、と思っていたら、隣の部屋の窓を開けていたらしい。三時過ぎに買い物に出て、四時過ぎに帰ってきて、五時過ぎに読書終わり!となって、そのあと風呂に入って、七時くら…

外に出ると寒いし、薄着はできないが、どうも着過ぎて、暑くなりすぎで困る。暖房の効いた部屋に長時間いたら、無意識のうちにのぼせて、外に出ると始めは外気の冷たさが心地よいが、そのまま体温制御の機能不全となって、暑いのか寒いのかはっきりしなくな…

「蜘蛛女のキス」をDVDで観る。この映画は中学生のとき封切り時に観て以来の再見。でもまあ、大体覚えていたというか、こんなもんだったか、という感じ。最初から最後まで、ほとんど監獄内が舞台で、ウィリアム・ハートが釈放されてからラストまでの短い時間…

一昨日、暇だったのでなんとなくウィキペディアで「ヒトラー」を読んでいた。ソ連軍にベルリンを包囲されたあたりまで来たとき、なぜか頭の中がボーっとなってきて、このまま、あと数日したら死ぬよりほかないと思って、するとなぜか、不思議な気分になって…