2014-08-01から1ヶ月間の記事一覧

マイ、ホン・サンス大会が続く。DVDで「ハハハ」を観る。 ホン・サンスばかり続けて観ていると、もう登場人物のことをばかだと思わなくなってくる。いや、ばかなのは間違いないのだが、慣れてしまうというのとも違うように思うのだが、映画の中のことが、た…

ホン・サンスの「教授と私、そして映画」をDVDで観る。 あ、なんか今までと違う。ばかな人ばっかり出てくるのは、今回でもたしかにそうだけど、全体にちょっと抑制が効いているようで、端正でコンパクトでカッコいい作品ではないか。これもホン・サンスなの…

とつぜんBlurの曲、「Beetlebum」を聴きたくなって、youtubeを探したりした。でもCDで持ってる1997年チベタン・フリーダム・コンサートでのライブ演奏のやつより良いと思える演奏はなかった。ちなみにBeetlebumが入ってるアルバムを持ってないので、駅前の古…

昨日は、シネマート新宿でホン・サンス「ソニはご機嫌ななめ」を観る。やっぱりヘンなカメラの寄りの動き。本当に、なんなのよこれは。そして同じ音楽が二回も三回も同じように流れるし、ほんとうに苛々する。もういいよ、と言いたくなるくらい、何度も何度…

DVDでホン・サンス「次の朝は他人」を観る。道でファンの女性に声を掛けられて立ち話するとか、一軒目の店に行って、そのあと二軒目の店に行くとか、二軒目の店の女性はどこかへ外出していて後から来るとか、ピアノで同じ曲を二回弾くとか、タバコを吸ってた…

「男はつらいよ 寅次郎の告白」の、吉田日出子演じる料亭の女将を見て、こ、これはたいそう危険な、まさに田舎的水商売的女性が醸し出す媚態における完成形のひとつではないか…?と思った。物語内での吉田日出子演じる女将の態度はけっこうわかりやすく寅さ…

埼玉県立近代美術館で企画展「戦後日本住宅伝説ー挑発する家・内省する家」を観る。面白い。人間って面白いなあというか、戦後半世紀以上の時間を経て建てられたこの歴々とした建築物の数々を見て、人間のある種の業の深さというか呪われてる感というか、は…

美味しいものを食べるのは簡単ではない。美味しかったという思いを言葉であらわすのも簡単ではない。「味をわかる」というか「味によろこびを感じる、官能性をおぼえる」みたいな話になると、これは学べるようなこととは違ってきて、味覚のもたらすよろこび…

それまで家には観葉植物の一つもなかったので、二年前にパキラの鉢植えを買って、それが今でも、まだ家に居て育っている。今、薄暗い部屋で、そのパキラの鉢植えを見ていて、枯れていく葉と、これから芽吹いて大きくなろうとしている葉を見ていて、それらの…

今日は、あさ起きてしばらくしたらきゅうに「あ、まだ木曜日だ」と思い出した。「いやんなっちゃう!」と思った。明日も、今日と同じ朝が来て、もう一回眠いのを我慢して起きるなんて、すごくめんどうくさい。 最近うちら夫婦間では、くまのプーさんがはやっ…

毎日思うことだけど、こうして現在、午前1:00前なのだが、今この時点でこうして起きているというだけで、もうすでに明日は眠いと確定しているのに、なんでもっと早く寝ないのかという話なのだが、明日はもう木曜日だし、結局今週も大体そのパターンで来てる…

格闘技を観る(5)

さて、結論を先に書くと、試合は負けたのだが、しかし1ラウンド終了まではなかなかの接戦。いや優勢だったと言ってよい。相手を組み伏して上空から連続で拳を降り注ぐ一方的な攻勢状態にまで至り、そこで時間切れで2ラウンドまでのブレイクとなった。 強いじ…

格闘技を観る(4)

このような催事を見ていて、今ようやくそのルールを理解し始めたという段階で、この後間もなく、唐突にも自分の個人的な知り合いが当事者として出場するという事態の不可解さ、奇妙さは、今まで経験したことがない質のものだ。 ちなみに、少なくともここまで…

格闘技を観る(3)

技とは、ルールに対する解釈であり、批評と言っても良いかもしれない。技とはルールによって矯正された形式であると同時にルールの外殻を突き破ろうとする鋭い先端である。すぐれたプレイヤーとは、自らのプレイによって、そのルールをよく理解しそのルール…

実家に帰って一日母親と我々夫婦とその娘と一緒に。行く途中で酒を買うとき、ある程度実家の近くで買わないと冷えたものがすぐに温まってしまうので、所沢で途中下車して買うことにした。ここ何年かで、このへん沿線の駅とか駅前がやたらと再開発されて、所…

格闘技を観る(2)

格闘技にせよ何にせよ、とにかくはじめにルールを知らないで、どういう段取りでどういう結論に至るとされているのかまったく知らされていない状態では、まるで暗闇の中に放り込まれたようなもので、もしかするとこれから、自然状態というか、暴力そのものが…

格闘技を観る(1)

もう先々週のことになるけど、「MOT'Sターミネーター2014 VOL.1」というのを、妻と二人で観に行った。「総合格闘技」のアマチュア格闘家ばかり十何組が試合をする催し。 新橋駅から乗ったゆりかもめ線は混んでいて、乗客のほとんど全員が遊びに行く若い人た…

お盆休みの週になぜ休みを取らないのかと言うと、その週は電車も会社もがらがらでじつに快適だからである。そういうときには、ふつうに出社した方が楽しいのである。たいして、やることもないし。いや、そうでもないのかもしれないけど、少なくとも、たいし…

戦前とか、昔は大規模なストライキがしょっちゅうあったのだろうけど、今はほとんど無いし、そんな経験したことが無い。でも、ごくたまに、どこへ行っても何も買えないとか、交通機関が全然動かないとか、そういうのは、最近の東京であれば、台風や地震のと…

横光利一の「旅愁」。分厚い文庫本が上下二冊で、今上巻の三分の二くらいまで進んだけど、やはり印象としては横光「上海」とも似た、いいご身分の高等遊民みたいな人たちが、パリで毎晩遊びながらさして重大とも深遠とも思えないようなことをひたすら議論し…

テレビに林真理子が出ていて、自分の書いた本の宣伝をしていたのだが、途中でチャンネルを変えた。林真理子って、読んだこともないしテレビで見たこともないのだが、その番組では要するに自著の、若い人はもっと野心をもって貪欲に行きなさいみたいな話をず…

先週の土曜日は美術部をやって、日曜日は総合格闘技を観戦したのだった。それらのことについて色々ここにかいておきたいのだが、まとまった時間が取れない。なぜか時間がないのだ。もう世間はすっかり夏休みのムードだというのに。電車の中もかなり空いてい…

最寄り駅から、バスに乗ると10分弱くらいだけど、歩くと15分くらいである。そんなに時間が変わらないのは不思議だ。今の場所に住んでもう8年とか経つはずだけど、今まで単に気付かなかったのか、最近になってバスが遅くなったのか、最近になって歩くのが早く…