2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧

マンションの窓の光、店先の光り、外灯の薄明るい照明、さまざまな光に照らされて、薄明るくぼんやりと浮かび上がるような公園の一角に、白っぽいピクニックシートが敷かれていて、その上に何人かの人間が坐っていることに、いまやっと気付いた。もうずいぶ…

ここ数年記憶にないほどJRのダイヤの乱れが酷かった。人身事故の影響らしいが、東京横浜間のほぼ全域が麻痺と言って良いような情況。東京で降りて、東海道線が動いてなくて、新橋まで移動して、横須賀線が動いてなくて、そしたら東海道線が動いたというので…

曇り空、北向きの部屋はまだストーブを点けておきたい感じ。図書館で借りた車谷長吉「赤目四十八瀧心中未遂」を読み始める。車谷長吉初体験だが、どうもいまいち、物足りないというか、自分には肌が合わないというか、よくわからんと思って、途中でリタイア…

もう、今日は最強にいい天気で、外を歩く以外の選択肢は考えられないような無抵抗状態の一日。ひたすら歩いて東京拘置所の脇を通り抜けて荒川沿いを歩いて、千住新橋を渡って図書館に立ち寄って重たい本を返したと思ったら結局また同じくらい借りたりして、…

夜遅くになって最寄り駅に着いて家に帰る途中、缶ビールを飲みながら、夜の桜の、暗い夜にぼやっと白いものがいくつか点々に散らばり始めたのを見上げながらふらふらと歩いていて、これがこのあと数日後には、もっと白いところが増えて、ばーっと全体的に、…

忙しがってばかりだが、今日などむしろ台風の目の中に入ったかのような不気味な静けさにつつまれた一日。粛々と目の前の雑務をこなしていて、夜分遅くに幾通かの打電を受けて、そのあと、ばたばたっと、それなりにアラートが連続で立ち、明日に吸収できるか…

東浩紀「写生文的認識と恋愛」。まだ全部読んでないが、これもすごく面白い。(以前読んでるはずだけど完全忘却状態だった。)漱石論としての面白さでもあるけど、ある意味この論考そのものが恋愛論のようにも読める。少なくとも自分はきわめてリアルな恋愛…

東浩紀「ソルジェニーツィン試論―確率の手触り」を、あらためてちゃんと読んだ。これ、ほんとうに素晴らしいのだけど、今ここでさらっと感想を書くのはあまりにも難しいのだが、とにかくぐいぐいと、力任せな、すごい気合の入った素晴らしい論考と思う。それ…

石原慎太郎「わが人生の時の時」を読み終わる。石原慎太郎初体験。おぉ。。そうか、こういう感じなのか。なかなか、これは素晴らしいと言わざるを得ない。数十篇の短編で、ものによっては、ちょっとこれはとか、こういう人が組織のトップをやってるのは恐ろ…

三菱一号館美術館の「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展」。印象的だったのはドガ。ルドンの驚くべきシャープな仕上がりの風景画。ウジェーヌ・ブーダンの海辺と船の風景。ヴュイヤールと、ボナール。 ドガは(なんだかんだ言って、同世代の連中なんか、…

夕方から少し散歩。思ったよりも寒い。公園内の何箇所かに早咲きの桜があって、それはもう満開と言って良いほどの状態になっている。もう十日かそこらもしたら、今は閑散としているこの公園も、あちこちにお花見客のシートが敷かれて仮設露天居酒屋状態で大…

午前中の仕事、午後の会議、その後の仕事、夜から設置作業、その後の設定作業、トラブル対応、情報展開、残務、終電に合わせて退社、最寄り駅着、遅くまでやってる店で食事、厨房とカウンター越しにべらべら喋ってたら二時になった、会計して帰宅。今日は、…

すごい。真ん中ヘンには、水滴が、いっぱいついていて、下には湖水のように酒の溜まったのが、ゆでたまごを下の数センチだけ切り取ったみたいなかたちで、グラスの底にかたちを固めている。真ん中から上にかけて、グラスの内側の水滴の出来方が汚くて、あま…

春の兆しが。心臓の稼動状況に注意である。毎年、こうしてあたたかくなるのを繰り帰しているというのが、どうも記憶力の問題なのか、いまいち腑に落ちない。しかし何十回も重ねてきたことはまちがいない。

三月が忙しい。忙しいっていうのは、なんて面白いのだろうか。来月は何もしたくない。

朝から、月曜日の重厚な感じ。あまりペースを上げずに、比較的ゆっくりとクルージングした。少し重いメールを一本出したのと、やばそうな芽を早めに摘んだのと、そのくらいか。夜になって、雨が降るとは思わなかった。虚をつかれた。路面が黒く光っていて、…

休日出勤の日。いつもとほぼ同じ時間に家を出る。それでも日曜日というだけで出勤の気がしない。何となく、遊びというか、ただの気まぐれで電車に乗ってるようだ。たまたま、江藤淳「一族再会」の最初の章「母」だけ、久しぶりに読んでいた。この、母親が女…

寒さが緩みはじめると、嬉しさよりも不安をおぼえる。気温変化、気圧変化の両方に身体が現在適用中のままで処理負荷が上がって、胸から上だけで宙に浮かんだままで歩き回っているような感じになる。 代官山のアートフロントギャラリーで「浅見 貴子 個展 光…

イソップ寓話の「北風と太陽」の話。社会人になって、この話を幾度と無く思い出すことになるとは、昔は想像もしていなかった。実際問題として、世間のベンチャー企業のとてつもない数の管理者が「北風と太陽」のどちらかを選んでおり、北風は脊髄反射型であ…

夏になったら、そうめんが食べたい。ちゃんとすりおろした生姜と、薄く刻んだネギ、市販のそうめんつゆは甘くて濃くて全部嫌いなので、自分で念入りに味を調整した、薄い色のかすかな鰹風味なつゆをあらかじめ作って冷やしておいたやつ。素麺は二束くらい茹…

Derrick Mayは自分は昔から1997年に出た石野卓球監修の「Mix-Up Vol.5」から「Innovator」と当時CDで聴ける代表的なところは聴いていたのだが、当時の音源がむしろ最近すごく好きになってきていて、アナログの「Relics - A Transmat Compilation」を必ず一日…

朝起きて、見ていた夢を思い出すとき、なぜあんなになつかしいのか。 何日か前、なぜかうちの下足棚の前に、隣のおばさんとかよく知らない男性が、皆で狭いところに密集状態で立っている。何かと思ったらドアの向こうに人がいるようで、隣に引っ越してきまし…

Andy Stottのニューアルバムのジャケット写真の被写体は、モディリアニの彫刻である。この写真って、このジャケットのために撮影されたのだろうか、あるいは昔からある写真なのかしら。これ、思わず目をみはるような写真だと思う。カーテン越しに、ビル群が…

GoogleMapをぼけーっと見ていたらこんな時間に…。ずいぶん前に、終電がなくなって、上野からタクシーで帰ろうとして、でもどうせならこのまま少し散歩して、一時間も歩けば日暮里くらいまで行くだろうから、そこから乗ればばいいかな、と思って、たらたらと…

フィリップ・K・ディック「高い城の男」読み終わる。面白かった。SF小説を読んだ経験が少ないから、こういうのがとても新鮮だったというのもあると思うが、それと同時に、小説というものは、やっぱりおもしろいわ。というのもある。そう、面白かった。そう思…

お金の部分の瞬間の緊張感。はい。追加分です。正式見積もりです。って、あと30分以内、みたいな感じで出して、稟議みたいな。テンション高まるみたいな。なんか、こうして、皆幸せに暮らしました、みたいな、そんな暮らしのイメージ。淡い想像の世界。夕方…

隣に住んでる家族のたぶん上の男の子を、この前久しぶりに玄関先で見かけたら、えー?っと思うくらい大きくなっている。っていうかもう、子供じゃないじゃん、というくらい。 たしかに、隣の部屋から子供の叫び声とお母さんの怒りの声が聴こえてきていたのは…

よし。寝よう。三月は休み取ろう。明後日の夜、会社出れるか不安でお店予約してないけどどうしよう。プレイリストの1000曲全部に飽きたと朝思った。今日雨降らなかったけど明日は雨らしい。でも暖かいらしい。

新木場1st RINGで「GLADIATOR81」を観戦。Yさん。判定勝ちおめでとう。 雨と寒さが身体を苛む劣悪な環境下、鈍重な段取りでの入場、通勤電車みたいな混雑情況にほとほとうんざり、疲労困憊する。なんか、もっと格闘技とかだったらボーイスカウトとか地元のや…