2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧

シーケンス

長いし、冗長だ。こんな感じにだらだらと続くのは、決して良くないと思うのだが、行き当たり上、成り行き上、そうなる。これじゃあしょうがない、これじゃあしょうがない、と繰り返しながら、椅子から机の下に全身を滑り込ませて暗闇に眠りたいと思う。回り…

夏フェス

フジロックは、その音楽が音楽的に良いの悪いのは大した問題でなく、まあなにしろぜんたいてきに音楽があるというのはいいな!という手ごたえをお土産に帰ってきた感じはある。ステージがあって、人がいて、とりあえずがーんと音が出てるというだけで、なぜ…

fujirock 2015 day2

金曜日の深夜にファミレスに集合して車で出発。朝方、新潟県湯沢町の苗場スキー場に着いて、フジロック二日目を一日過ごす。20:00頃に退場。途中で風呂入ったり仮眠取ったりしながらで、帰宅したのが今朝の9:00頃。 フジロック初体験である。ひたすら眠気と…

新潟

苗場って、新潟だったのか。はじめて知った。でも、それでなぜ、フジロックというのか?と思って調べたら、ああ、この話知ってるわ。思い出した。そうだったね。一回目だけは富士山近くでやったけど、二回目以降はずっと苗場なのね。と思った。でも、まあそ…

店(雨の日の為に)

ここぞとばかりにセミが鳴いている…。さあ、いよいよ夏が来るのかと思うが、もう既に夏である。 わたしはいつもこうで。 傘を挿しながら、ああそろそろ梅雨だな、と思うが、もう充分に梅雨だし、今だってそうだ。このまま秋にも冬にも気付かないのか。人に言…

観能

先日、喜多能楽堂にて。番組は能「巻絹」、狂言「文山立」、仕舞「野宮」、能「蝉丸」。鑑賞の手引きみたいな冊子があって、能の演目についてはあらすじ、見どころ、詞章と現代語訳が記載されていて、ちょうど映画の字幕を見るように、舞台を見ながらその冊…

湿気

風は台風っぽい感じの、ぬるくて分厚くて空気全体が攪拌される感じで音高く吹いている。よく晴れた暑い日だがその風のせいでさほど暑いとは思わないで歩いていられる。散歩がてらふだん利用しない数キロ先にある別の路線の駅を目指して歩く。途中でぽつぽつ…

シミュラクル

まず失望があり、その後、意図したはずの方向とはまるで無関係な角度から、妙に滑稽なばかばかしい様相を呈した何かを、立場なくアイロニカルに自嘲気味にならざるを得ない気分の中で見返したときの、あらためて発見される一連の事態全般をシミュラクルと呼…

再生

僕は99年から今の会社なので、すでに15年以上働いているけど、そのあいだ、辛いことも楽なこともあったけれども、辛いと楽の比率でいったら、辛いはたぶんのべ2年くらいで、あとの13年以上は辛くなかったと思う。 というか、つまりこの、のべ2年はまじで辛か…

ほら、よく見かけるじゃん。名前知らないけど、いつもよくいる女。 誰? ほら、いつも斜め向かいの席にいるやつ。週に二回くらい居るヤツ。 えー、おぼえてない。 いやいや絶対見たことあるって。見たらすぐ思い出すって。 どんな感じの子? ほら、痩せてて…

へレン・シャルフベック

芸大美術館で「ヘレン・シャルフベック」展を観る。まったく知らない画家だったけど、何日か前から、上野のホームのでかい看板で掲げられている絵をみて、これはわりといいんじゃないの?と思って試しに行ってみたら、予想をはるかに越えてよかった。これは…

Who

苗字に「坂」の字が付くなら、昔君の祖先は坂道の途中に住んでいたのか?と言われたら、自分の場合はたしかにそうである。祖先というより父親の実家が坂の途中にある。父親の代で今の苗字になったわけではないから、厳密には違うだろうが、もっと昔の、祖父…

日々

通勤電車の中では憎しみあって、会社内では気を使い合って、昼食の休憩室では視線を外しあって、フェイスブックでは馴れ合って、飲み会では誰もがいつまでも帰らずにいてほしくて、同僚の結婚式会場で初対面の挨拶をして、休日のBBQ会場では間がもたなくてう…

ほんとうに、信じられないくらい遅くまで打ち合わせするのだけれど、もはや、常識で考えて、こんな時間までなんて、ありえないと思うのだが、でもこれはこれで、いいのかなーという気持ちも、最近になって僕も壊れてきたので、麻痺した感覚のなかに、少しあ…

絶対安全剃刀

高野文子「絶対安全剃刀」を読んでる途中。まさに初期作品集という感じの多種多様なごった煮な感じで作品が並んでいる。幻想的な詩的なやつでも、良くも悪くもキレイにまとまってなく、謎というかやや隙を残すようなものもあって、しかしそれがかえって可能…

Matsuda

住宅街の中にぽつんとあるあの集会場で、たとえば今日唐突に、何か催しがないかな。建物はまだ新しいし、中の設備を有効利用できる。給湯室はちゃんと機能していますからお茶は出せます。参加人数は?椅子は充分足ります。一番広い部屋を使います。集まりま…

Andy Summers

ライブ盤の「ポリス・ライヴ」は結局、アンディ・サマーズのギターが目を覚まさせるような鮮烈なものだったから、僕はこれだけくりかえし聴いているのだろう。一曲目のNext to You が有無を言わせぬ素晴らしさ。良いのだ。人間がギターを弾いてるっていうのは…

直す

高野文子「奥村さんのお茄子」単行本「棒がいっぽん」収録のバージョンも読んだ。 まず、初出版にどうしても感じられる説明不足感はこちらでは完全にリカバリーされていて、物語としての完成度はぐっと高くなった感じがある。また絵も全編ほぼ描き直したとい…

はい炭物はい

おいしい、は、難しい。はい、これ、といわれて。ありがとう、で、ほんらいそれで済むのだけど、人間、ふらふらするので、なかなか、いや、れで、とはすまず、ばたばたする。でもなにしろ土地の者なら、地元のね。そう特産の。そう農家の。そう契約の。そう…