2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

今宵かぎりは…

ダニエル・シュミット「今宵かぎりは…」をツタヤのVHSで観る。…とりあえず深夜一人で部屋を暗くして観るものじゃなかった。もう比較を絶して怖い。並みのホラー映画なんて目じゃないくらい。背筋が凍り付くというか、金縛りにあったような恐怖で身動きもでき…

ヤンヤン夏の思い出

「ヤンヤン夏の思い出」を久々にDVDで観る。主人公NJ、その娘のティンティン、息子ヤンヤン、妻、叔父とその嫁と元彼女、NJの会社の同僚、昔の恋人、ゲームクリエイター、隣家で、娘ティンティンの友人、その母、英語の先生、マンション下に立ってる彼氏、危…

体験

両国のアートトレイスギャラリーで「絵画の体験を考える」(松浦 寿夫、境澤 邦泰、青山 大輔、好地 匠)を観る。 新宿へ移動。二人で十何個か生牡蠣を食う。(青山大輔の作品に、巨大な牡蠣の殻のようなイメージの絵があった。牡蠣を食うのはそのこととはたぶ…

金曜神代

黒薔薇昇天をDVDで。よくわからない海沿いの岩盤上にビヤガーデンみたいなパラソルを立てて、そこで昼食をとるシーンを始めとして、大阪のどこかの街並みや、映画機材ぎっしりの自室や、遊園地の頼りなく揺れるゴンドラや、川上に突き出したような貸船屋の小…

自転車通勤

朝、駅まで歩いていると、後からすいすい自転車に追い抜かれる。自転車に乗っている人は、乾いた大気中を、朝の光の中をまっすぐに突き進み、すいすいと遠ざかっていく。それがいつもの朝の景色だ。歩きながら、道の反対側を通る自転車の移動速度に、ときに…

コンビニ

あのコンビニを、2011年頃からずっと使ってる、ってことは、もう5年だから、一日一回買い物するとしたら、土日を抜いても、少なくとも千回以上使ってるんだけれども、さいきんようやく、挨拶するようになった店員さんは、もうずっと昔からいる人で、つまり千…

今日は一段と肌寒い。けっこう気持ちの良い寒さである。上着を着て歩いていてちょうどいい。暑いも寒いもそれなりに長い期間続くが、今日のような感じはほんとうに一年のうちで、数日間ないしそれ以下しかない。そういう日である、

早退

体調悪すぎで、正午過ぎに会社を早退する。悪寒と吐き気が不断に襲う。歩いてビルの外に出たらこの世のものとは思えないほどの素晴らしい快晴で、さらさらと冷たい大気が全身をつつむ。これはたぶん、最高に気持ちの良い日のはずで、その日中にオフィス内で…

金曜の夜は神代

帰宅後「四畳半襖の裏張り」をDVDで。すごい!素晴らしぎて、はじめからもう一度観ようと思ったが、いや、それはまた別の日に、、と思って、続けて「黒薔薇昇天」をDVDで。これも冒頭からすごい…と思ったのだが、残念ながら寝落ちしていて、はっと気づいたら…

どれが美味しいのか

来週行く店はどこにするか?と、30年代以降の谷崎のどれを読むか?で、さんざん考える。

雨の夜

窓を少し開けて傍に座っていると、ベランダ下の自転車置き場の庇をたたく大粒の雨の音が直に聞える。水道の蛇口を外したような勢いのある水の音がひとしきり鳴っていて、しばらくしたら止んだ。あとは静かで、時折湿った道を車の走る音が聞こえてくるだけだ…

一日

昨日も今日も天気は良くて過ごしやすいのだが、なぜかこの時期になると鼻の調子も悪いし、暑いんだか寒いんだかわからないような、じわっと発汗しているようで、でも肌寒いような、不安定な体調と気分で、それでもまあゆっくりしてただけで、それはそれで良…

根津・御茶ノ水

スカイ・ザ・バスハウスでアニッシュ・カプーア個展を観る。ミニマルの理想的なあらわれを目の当たりにした感じ。エッジの鋭い立ち方、幻覚のように出現している色彩(黒)の、焦点を合わせることのできぬまま膨張するかのようなとりとめのなさに動揺する。とは…

Daraludul Yow

今週、かなり心惹かれた音楽はJulia sarrの「Daraludul Yow」で、歌とピアノのバランスがたいへんちょうどよくて、騒がしさと静かさのちょうど中間の、すーっと澄んだ部分が大きく開けていて、そこにすーすーと涼しい風が吹き込んでいるような感じで、肌寒く…

ブロガー

ある店にいて、ふと振り向くと、後ろの席に有名なブロガーの人がいた。おお!あれはもしや、あの有名なブロガーでは!?と思った。あとでその、ブロガーのツイッターを見たら、そこで撮られた写真に、僕の後ろ姿が写り込んでいた。「やはり!!そうだったの…

髪と爪

最近、髪の毛の伸びるのが早くなった気がする。髪を切るのは二か月に一度で、何年もずっとその間隔だが、最近一か月ちょっと経つと、なんとなく切りたいような気持になってくるし、じっさい、ぼさっとしてくる。なんなのか、加齢で髪の伸びスピードが早まる…

年史

僕は勘違いしていた、というかそれまで考えもしなかったのだが、谷崎潤一郎は生年が1886年で「刺青」発表が1910年である。だからほとんど、デビューは漱石が現役でゴリゴリと仕事していた時期と同じである。そんなに、昔の作家なのか、と、今さらのように思…

昨日今日

昨日は浦和でさいたまトリエンナーレ2016の映画上映プロジェクトで上映された濱口竜介「親密さ」を観た。なんとも微妙な内容の映画なのだが、4時間以上の上映時間を終えたときには、作品に対してふしぎな肯定感をもたざるをえないというか、観たことを後…

親指ピアノ

素晴らしい晴天だったので、かえって気が億劫になった。昨日借りてきた本でも読み散らかしながら一日中家の中に寝そべっていれば良いと思っていたのに、この陽気だとそうもいかないというか、せっかくの晴天なのに、それだと勿体ないようにも思えて、さてど…

杉浦大和 展

ふらふらと歩いて、どんなものかと思って東京拘置所矯正展という催しを見に行く。別に何ということもなく、まあこんなもんかという感じで、会場をざっと一巡してそのまま退場。いつも通り荒川沿いを経て図書館に寄ってツタヤに寄って、日比谷線で銀座まで移…