2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

フェルメール

妻と僕の共通の友人が旦那に子供を預けるので久々に会いましょうとなって、週末に上野でやってるフェルメールが観たいというので、へぇ、フェルメールかよ、混みそうだなーとか思って展覧会情報を見てみたら、まず入場料金が2500円もすることに驚いた。また…

相手先

長らく連絡していなかった相手先に電話した。「すいません、お待ちいただいてる件ですが…」と告げる。「…はい」と明らかに警戒した声で相手が応える。「ええと、振込先の口座がですねえ、僕の住む地域からは振込みできないんですね。」「はあ、そうですか・・・…

陽くん

横浜駅に向かって歩いてる途中、向かいから来た若い男性に「すいません、高島屋って、どこでしょうか?」と尋ねられた。話すイントネーションの感じから、中国人らしく思われた。「高島屋…、あれかな?」と、僕は彼の斜め上の方向を指差した。彼が振り返ると…

車幅

久々に休日出勤する。横浜界隈はハロウィンの衣装着せられた子供とお母さんでいっぱい。昼過ぎに帰宅したら健康診断の結果が届いていた。結果としてはまあまあだったので、とりあえず安堵する。とはいえ身体測定結果はBで、痩せ過ぎだから食生活などを改善し…

ボナール(2)

乃木坂の新美術館でボナール展(二度目)。水浴の裸像を集めた部屋(第四室)は、やはり素晴らしい。入ってすぐ右手、1931年の「ボクサー(自画像)」がいきなりあって、黄色の氾濫に思わず怯みそうになる。床に置いた大きな盥のなかで、水差しを傾けている裸婦を…

sly

スライ&ザファミリーストーンの「poet」のバックトラックだけを作り直してある動画。最近の機材でこういう事をするとものすごく音質が良いので、とくにドラムとベースの音が深くて太くて、異常にカッコいい。 https://www.youtube.com/watch?v=5mNiSWIEeTA&…

靴を失くして

履いていた靴をいつの間にか失くして探すという夢を見たのは、おぼえているだけでもこれで二度目だ。前回は、脱いだ靴がなくなってしまったのだが、今回は履いていたはずの靴がいつの間にか履いてなかったというもので、自分でもおかしい、ありえないという…

お客様同士

電車の中で、酔った老人が座席に座って、前に立つ会社員風の二人の若い男性に話しかけている。いかにも人生の経験者が若者に喋りそうな、典型的な訓示っぽいお喋りがえんえん続いて、それを困惑というか苦笑しながら若い二人が相槌うってるという図で、その…

80's

Princeの1999に収録の"Lady Cab Driver"は素晴らしい曲で、アルバム中もっとも聴いた回数が多いと思う。 https://www.youtube.com/watch?v=YQ7Tcw8yqho で、中学生のときに大ヒットしていたのがかすかに記憶に残るReady for the Worldの"Oh Sheila"だが、こ…

うわばみ

先日、酒屋の前で傍らの妻に「昨日の酒ってもう飲んじゃったっけ?」と聞いたら「うーん、おぼえてないけど、たぶんもう飲みきった。」と言うので「まったくしょうがないな、うわばみのように飲んでしまうな。」と思わず口にしたら「うわばみって何だっけ?…

水元

図書館で借りてた本を返却する。酒屋で酒を買う。パン屋でサンドイッチを買う。バスに乗って、車内で酒を保冷用水筒に移し替える。水元公園の前で下車する。あい変わらず、巨大な公園である。外は快晴。来園者も多い。日向は暑いほどで日陰は空気が肌に冷た…

まぼろし

図書館に行くが、返却すべき本を家に忘れた。というか、一冊借りてることを忘れてた。ひどいな、だんだん物忘れがひどくなる。今朝なんか妻に「この前買った梨を食べよう」と言って、冷蔵庫の中を探したのだけれど、梨なんてどこにもない。どうしたんだっけ…

関根君

高校一年生なんて、中学生と変わらない。中学生なんて小学生と変わらない。ではいつから切り替わるのか?何が切り替わるのか?本当に何かが切り替わるのだろうか?1987年の秋、僕は高校一年だった。関根君と二人で、青山学院高等部の文化祭に行った。青山学…

四人

昨日の夜はかなり呑んだ。呑みすぎた、そのはずだけど朝はさほど不快な目覚めでもなかったので、かえって不思議な気がした。 それにしても店で僕の背後のテーブル席に居た四人組。あれは、どういう会合だったのだろうか。たぶん同じ会社で働く人同士だと思う…

消費税

1989年4月に3%で消費税が初めて導入された。僕は高校生だった。その頃を知らない人にはぴんとこないだろうが、まだ消費税のない時代、小銭入れの中に一円や五円硬貨が混入することはほぼ無かった。少なくとも高校生の買い物において、端数が割り切れない価格…

裁縫の人

小学生のときはじめて家庭科の授業で料理や裁縫を体験したけど、僕は料理はともかく裁縫はぜんぜん面白いと思わなかったし、今も全然興味がないという話をしたら、向かいの男性(30歳)は、僕は料理の方が興味持てなかったですけどね、今でもそうです。ただし…

いかれころ

新潮11月号の「いかれころ」(三国美千子)を読んだ。げんなりするしかないような日本の田舎の因習的な古さ、その手の施しようの無さそのものの感じをモチーフに、登場人物たちの、底意地の悪さという言い方では足りない、ある制度下におかれた人間が持たざる…

音楽

Steve Coleman & Five Elementsの「Live At The Village Vanguard Vol. I Embedded Sets」は先週からずっと帰宅時に最寄り駅から家まで歩くときの十五分くらいの時間に聴いているので、だいたい一日あたり約一曲しか聴けず、まだ全体の半分程度しか聴けてな…

新橋、愛宕、上野

健康診断受診のため早朝の新橋へ。検診内容は、身長、体重、腹囲、採血(脂質、肝・腎・膵機能、糖、痛風)、便、尿、視力、眼圧眼底、聴力、血圧、肺機能、胸部/腹部X線、心電図、腹部超音波、検診となる。毎年そうだが、検診センターの担当医はほぼ女性ばか…

空腹

会社出て、プールで泳いで、結局そのまま夕食は抜いてしまった。運動して疲労して脳内に快楽物質が分泌されるのが気持ちいいというのはあるけど、空腹時にも似たようなヤツが分泌されている気がする。空腹感のなかで、なぜか身体のすみずみにまで、状態の変…

コンディション

二日後の土曜日は健康診断だが、今朝自宅でいつものように体重計に乗ったところ、突如として体重が前日比で1.3kg増えており驚愕する。通常なら折れ線が横軸と並行なまま安定航行していたはずの体脂肪と内臓脂肪までが、ついに微弱な上昇線を描いた。数ヶ月ぶ…

大王小坂

眠りが浅くて、夜中に目が覚めるとしばらく起きていて、でもいつの間にか、また眠っている。夢をずっと見ているようだ。 前にも夢で見た、父の生まれた町にいる。港町で、親戚のSが住む家は海に面した魚市場から海沿いの道を歩いて数十メートルも離れてない…

ぶどう

小説というものを一房のぶどうだと考えてみた場合、全体的にいい格好をしているのも大事だけれども、それよりも食べたら口に運ぶ一粒の果実、そのひとつひとつがそれとしてどれだけ美味しいのか、それこそが重要なはずだ。そのぶどうを作るときには、最初は…

ボナール

乃木坂の国立新美術館でボナール展を観る。はじめて観る作品もあれば、観たことある作品もあり、今までと違って観える作品もある。良いと思えるもの、そうでもないと思えるものもあるが、そういう事ではなく、そもそもボナールって、ある意味、もう手の施し…

流通

今日も暑い。すごい日差しだ。十月のはずなんですけど、いったいどういうことなのか。昼過ぎになって近くへ買い物に出る。いちばん近いスーパーの鮮魚売り場はいまいち。秋刀魚は128円。次のスーパーの魚売り場はもっとも信頼性高いのだが、今日はいまいち。…

塩山

早朝のあずさ3号に乗って、甲州市の塩山へ。塩山駅で待ち合わせた六人が集まる。レンタカーを借りて乗り込む。 甲州にははじめて来た。特急あずさに乗ったのもはじめて。自動車の後部座席から周囲の景色を眺めていると、たしかに四方を山に囲まれた盆地型の…

重さ

金子光晴「どくろ杯」はゆっくりと読み進む。(ゆっくりでないと進まない。)主人公の私が妻にたえず感じ続けている恋愛感情というか太く濃い性欲の密度につつまれている感じ。大正から昭和へとか時代とか世相とかの表面を突き抜けて、欲望の物理的な重さと…

耐性

先週くらいから忙しくなってきていて、十月は気忙しさに満ちた月になりそうだ。やれやれだ。そういうことへの耐性も減ってきたものだなという思いもある。いろいろな仕事が立て込むのは誰でも嫌だろうが、ふだんは経験しないことや見ないものを見ることにな…

雰囲気

シャッフルで聴いてたらたまたま1曲目の「The Real」がかかって、それでデリック・ホッジの2013年のアルバム「Live Today」が気持ちよくて気に入ってる。2016年の「The Second」を聴いたときは全然なんとも思わなかったのでデリック・ホッジは名前くらいしか…

伸びしろ

水泳は一昨年の年末から週二、三回ペースでずっとやっていて、最近ようやく自分の泳ぐペースが自覚されてきて、三十分泳いで1450メートル。コレ以下なら調子悪いかペース配分が悪い。コレ以上は今まで一度も越えたことがない。そんなレベルだということ。30…