2025-08-01から1ヶ月間の記事一覧
今年は秋刀魚をすでに何度食べただろうか。家でも外でも、例年にないほどたくさん食べてる。先日も居酒屋のメニューから注文したら、あいにく本日分は品切れとのことだった。 その居酒屋はそこそこ大箱で、しかも働いてるのが全員高齢者女性という、なかなか…
DVDで山下敦弘「リンダ リンダ リンダ」(2005年)を観る。(じつはDVD所持している…)。 シャイな性格で超不機嫌な仏頂面の香椎由宇もいいけど、やはりペ・ドゥナがすばらしい。この留学中の韓国人女子高生は、たぶん自分がいま孤独であることにさえ気づいてな…
スペースシャワーTVで日比谷野音のUAのライブ「UA 30th Anniversary Live」を録画したのを観て、そのまま明日から、UAヘビロテな週末になりそう。 バイト先の店長が、UAの「情熱」をはじめてラジオで聴いて、すごくカッコいい、これはすごい、こんな歌い手は…
学生のときバイトしてた店に、たまに来ていた喫茶店店主のおじさんは、たしか元映画関係の仕事をしていたのか、カメラをキャメラと言う人だった。なぜか嫌いな食べ物の話になったとき、俺はもやしだけは食えないんだよ、子供の頃にさ、近所の薄暗くて汚い、…
まだ日本語が不慣れな人にとっては、難しい言い方があるのはわかるが、具体的な配慮の仕方がわからないというか、気が効かなくて、申し訳ない。 二八蕎麦しかないと言われたから、せいろをお願いして、二八でね、と、余計な事を言ったのが悪かった。せいろが…
先日テレビでサン・テグジュペリ「人間の土地」が紹介されていたのを、たまたま見て、棚の本を手に取り"砂漠の中で"から読み始めたら、そのままえんえんと、半日かけて章の終わりまで読んでしまったのだった。 死ぬまでの時間、身体がじょじょに死へと近づい…
山田克哉「原子爆弾〈新装改訂版〉 核分裂の発見から、マンハッタン計画、投下まで」を読んでいる。まだ序盤の、いよいよ核分裂発見前夜来たるか、といったところ。 質量すなわちエネルギーであるというのが、アインシュタインの特殊相対性理論である。核分…
赤塚不二夫「ニャロメのおもしろ宇宙論」をはじめて読んだのは小学生のとき。ふと思い出して、ネットの古本屋で買って、何十年かぶりに読んだ。第一章「中性子星の正体を探るのだ」まで。ふつうに自分の今の関心領域であり、読んでなつかしいとかそういう感…
U-NEXTで小津安二郎「お茶漬の味」(1952年)を、妻が観ている。僕はもう、さんざん見た、もういいよと、毎度思いながらも、観始めるとつい、最後まで観てしまうのだった…。 女性四人が温泉旅館で、浴衣姿で卓を囲んでお酒を飲んで楽しそうにしている場面から…
ノーベルは、ダイナマイトを発明した人物である。画期的発明であり、それで築いた富と名誉ならびに「死の商人」たる称号を、手に入れる。その好ましからざる汚名を払拭すべく、晩年ノーベル賞の設立を遺言にしたためて、彼は世を去る。 ノーベル賞、とくに物…
光は物質ではなく、粒子でもない。光は質量をもたない。物質の内側に内包されているわけでもなく、ばらばらに分解したり拡散したりもしない。光は創生し、移動し、消失する。 光はもちろん、われわれ生物にとっては「明るさ」であり「色」である。 光とは電…
あるリソースへ接続できるはずが、何らかの原因で接続できずエラーになる。さんざん調べて、色々と設定変えて、何度も試して、いろいろ手を尽くして、さすがにもうダメかも、ギブアップかもと諦めかけたとき、残されたいくつかの試行の最後で、あっさり接続…
今日も水泳。久しぶりに、水泳の体内エンジンが再燃した。こうなると多少無理してでも通うのだ。契約してる店以外でも、近場のジムから都度予約して利用できる、新しいサービスを発見したのもある。これだと選択肢の幅が大いに広がる。以前より一時間以上遅…
午前中だけ在宅勤務して、午後から出社した。昼前の電車に乗っただけで、ああ世間はまだ夏休みなのだなと思う。空いた電車の空いてる席に座って、ノートPCを広げて、家でやってたことの続きをそのままやりながら、ああ昔と較べたら、便利になったのだな、こ…
古い友人らで池袋に集まるいつもの会。暑いのに、しかも夏季休暇の最終日にあたる今日みたいな日に、みんな時間通りに集まってくる。誰も欠席しない、それだけで異様だし、なんとなく、あまり良いことじゃない気もする。 地下のこの店に来るのも、これで何度…
お昼過ぎ、常磐線の車内は空いていた。真っ白な、つきたてのモチみたいなのが、座席にどろんともたれかかっていて、よくみるとそれは、腕も足もむきだしにして、暑そうにぐったりと隣の男にもたれかかっている若い女だ。 夏だな…と思う。夏すなわち、この無…
DVDでジャン=リュック・ゴダール「JLG/自画像」(1995年)を観る。ルマン湖ほとりのゴダール家。薄暗い室内。夜のとばりが下りる手前、あるいは夜明け前。 弱い光と、ぼんやりと青白い窓の外。手元のノートを照らし出す電気スタンドの橙色。本の影を後ろから…
モノが動く仕組みは、あらかじめすべて計算式で試算できる。試算できない場合、その仕組みは不明ということになる。たとえば乾電池がなぜ電気を供給できるのか、その仕組みは化学反応を利用して、マイナス側の電位をプラス側へ押し戻してあげるからだ。プラ…
ぼくがはじめて、PAの設置されたステージでバンド演奏を聴いたのは1984年5月、実家から歩いて15分の狭山市市民会館における、さだまさしのコンサートである。中学1年生のとき、あんな田舎でコンサートが開かれたのは、さだまさしが、当時ものすごい借金を背…
朝、目が覚める。スマホの画面を見る。スヌーズの表示が、あと9分と表示されている。あと9分、このときほど自分が、時間を知覚しようと努力する瞬間はほかにない。9分という容量、物量感、そのなかに空気だか何かがぎゅっと詰まっている、あるひとかたまりと…
光の速度は決まっている。これは計測値であって、実験の結果であって、計算して出てきた値ではない。やってみたらそうだったので、今のところこれ以上は疑い得ないということだ(そうではない可能性が探られたが、定数として定義しようと決まった)。 電荷(電…
グレッグ イーガン「祈りの海」より"貸金庫"を読む。 目覚めると自分が、誰とも知らない誰かになっている。まったく名前も顔も知らない、その誰かとして目覚めるのだ。ベッドの傍らには奥さんらしき女性が寝ていて、彼に気づくと不審がらずいつものように声…
保坂和志「小説的思考塾vol.21 」のアーカイブを視聴しながら考えたこと。小説を書くとは何か?について。生きていくことと小説を書くこととは、どのように折り合いがつくのか。 なぜ小説を書くのか?良い小説を書きたいから。人に読まれたい、これは良い小…
池部良の父親は池部鈞といって、画家であり風刺漫画家である。鈞の妻は岡本一平の妹だから、つまり鈞は岡本太郎の叔父である。 鈞は1910年に東京美術学校を卒業しており、同級生に藤田嗣治がいた。藤田が久しぶりだといって鈞宛てにフランスからチーズを送っ…
Apple Musicで、藤圭子を聴いていた。「新宿の女」「女のブルース」「圭子の夢は夜ひらく」「命預けます」「京都から博多まで」…。なんか、ふつうに聴けてしまう。何度かくりかえし再生して、耳を澄ませて、できるだけ細部まで、すみずみまで聴きとろうとし…
1996年「徹子の部屋」に出演した藤圭子が、当時13歳の娘について「13歳には思えないくらい、すごく歌が上手」と言って、その歌声の録音したものを、番組内で流すところを見た。たしかに13歳とは思えないような歌唱なのだが、それを聴きながらノリノリで身体…
先日とつぜん「昭和残侠伝」を観た理由は、池辺良のことを、ふと思い出したから。と言っても、俳優としての池辺良ではなくて、あるエッセイの著者としてだが。 それは「うなぎの蒲焼き」と題された短いもので、昭和21年に復員して、父親の疎開先である茨城県…
Amazon Primeで佐伯清「昭和残侠伝 唐獅子牡丹」(1966年)を観る。昭和残侠伝シリーズのこれが二作目だが、すでに高倉健のカッコ良さは完成形に達している。これはけっして「型」ではない。いや違う…ものすごく「型」なのだが、ほとんど一体成形鋳造みたいな…
https://www.nhk.jp/p/ts/P71P7Q379L/episode/te/NWR5MPZ1R5/ 秋田市で活動する高齢者たちのeスポーツチーム「マタギスナイパーズ」。平均年齢は69歳。7人の選手たちが目指すのは若者がしのぎを削るシューティングゲームの世界大会に出場することだ。年…
録画した日本映画専門チャンネルで、五十嵐耕平「息を殺して」(2014年)を観る。倉庫だか工場だか研究施設だかわからないが、どこかの巨大な施設があって、夜中でほぼ無人、夜勤なのか数名の人員が、事務所のような一画で、それぞれ時間をもてあますかのよ…