単純


今日は素晴らしい晴天で、玄関のドアを開けて歩き出したら、午前中の透明な日差しが上から垂直に地平に対して降り注いでおり、その上の景色全てがなまめかしく新鮮に僕の視界上にいちいちあらわれ直すので、体を包む冷気の厳しさと喜びが混ざり合って、自分が一瞬だけおそろしく単純な存在になった気がした。


…単純なものを単純に認識するためには、自分が普段から単純でいなければいけないのだと思う。だからもっともっと単純にならなければいけないのだろうと思う。そして、自分にやるべき事があるのだという事をもう一度確認しつつ、手に取る事のできる材料とあらためてやり取りを試みてみる事だ。単純に単純に事がはこぶように。失敗したと思ったら何度でもやり直して良いのだし。