刻む文字


アテネ・フランセ文化センターで成瀬巳喜男の「三十三間堂通し矢物語」を観た。…で、昨晩それについて感想とかを色々書いて、その書いた内容を更新しようとしたら、なぜかそれらの文章がみんな飛んでしまったのである。そのとき既に午前三時で、えー!?何ー…と思って、でもとりあえず気を取り直し、そのまま寝た。


で今日になって、書こうとしてた事を改めてまた一から思い直して組み立てなおして、大体同じ内容で、でも所々云いまわしとかを直したりもしながら再度、ほぼ同内容で書いた。っていうか書いてる内容自体はそれほど大げさなものじゃなくて、昨晩も簡単にさらっと流して済ませる程度の文章を書いてただけなのだが。だから別に、書く手間だけが面倒なだけで、無くなっても一向に惜しくないような内容に過ぎないのだが。


で、さっきほぼ書き上げた。そしたら驚くべき事に、せっかく書き直した僕の大事なやつを、再びみんなふっ飛ばしてしまい、またもや全部消えた!(今度はローカル上でテキストファイルとして書いていたのに、なぜか真っ白にクリアして上書き保存してファイルを閉じてしまった!なんでだ!ワザとか?ばかか?)…何か呪われている感じもある。もしかして昨日から、書いてはいけないキーワードとかに触れてしまっているのだろうか?ちょっと通常では有り得ないようなミスを二度繰り返してしまって、その事自体に狼狽する。。


でも、とにかく平常心を保って、気持ちを入れ替えて、今はとりあえずもう一度だけ、さっきとほぼ同じような内容で書いてみようと思っている。また少しずつ書き直し始めた。…というか、くどいようだが、書きたい事はとても些細な、つまらないどうでも良い事にすぎず、そんな推敲を重ねるような内容でもなければ色々めんどくさい事を書いてる訳でもなくて、本当に他愛の無い、どっちかっていうと、手抜きの書き飛ばしみたいな文章に過ぎなくて、単にその日付のエントリーとして埋めるためだけの、もっともらしい文章の塊でありさえすれば良いってくらいのものなのだが、そういう類のものを、大意を変えずそれこそ三度もリライトする、という行為自体は…なかなかめったに、そういう経験をする機会はないだろうから、今の状況が、ある意味貴重かもしれないが。…っていうか更に「手抜きの書き飛ばし」の感じが漂う文章を、結果的に三度も書き直してなおも表出せしめようとしている事自体がもはや、訳のわからない領域に突入している感なきにしもあらずだろう。もはや全然、自分で読み返しても「手抜き」っていう感じがしないし。(もちろんちゃんとした文章という感じもしないけど)


僕はアテネ・フランセ文化センターという場所に行ったのが初めてだったのだけど、御茶ノ水から歩く途中、何か夜が暗いし寒いし寂しいし寝不足でぼーっとしてるし、あんまり体調も思わしくなく、かつ映画が始まってからも、前の座席に座った男性の後頭部が大きくスクリーンを遮っていて見辛く、総じてあんまり良いコンディションじゃなかった。…でもやっぱり観にいって良かった。と思った。なぜなら、映画の面白いシーンでははは。とかふふふっ。とか笑う観客が居て、あぁ、そういうのが良いなぁ、映画館で映画観るのってやっぱり良いもんだね。っと思った。


いうのが全文である。まあとりあえずここまで無事に書けて更新できて良かった。