ファーバカステル・アルフレドデューラー覚え書き



■Light Cad Red(117)
発色良し。付き良し。鮮やかで主役的な使用法以外は厳しい。最近あまり使わない。


■Orange Glaze(113)
発色良し。付き普通。染まった感じ。昔も今も必ず使う主戦力で、名脇役。


■Cad Orange(111)
発色普通。付き普通。113の補助。


■Dark Chrome Yellow(109)
発色普通。付き普通。111との違いを意識したことが無い。




■Brown Ochre(182)
ここ一ヶ月くらい活躍してる色。


■Light Yellow Ochre(183)
付き良し。洗ったときの落ち方綺麗。主要戦力。


■Dark Naples Ochre(184)
付き良し。洗ったときの落ち方綺麗。主要戦力。商売道具。いくらあっても足りない。


■Light Ochre(185)
発色強。意図的にやる以外、ほぼ使わない。


■Dark Cad Yellow(108)
発色良し。下地にした事が随分あるみたい。もうあまり覚えてないけどすごく減ってるから…


■Green Gold(268)
わりと使うけどあまり良い印象なし。




White (101)
付き良し。画面への食いつきが見事。これが思いのほか使えて良かった・・・。


■Cold Gray (230)
よく使う。今の描き方で、個人的にはグレー系を多様するのが秘訣と思っている。油やアクリルのときに、こんな色を使った事はない。グレーなんて絵画の中に入ってくる余地がない色だと思っていた。ところが色鉛筆の世界では、画面内にグレーで「弱い箇所」を作ってあげないと画面内がやかましくてしょうがなくなる。と感じている。


■Warm Gray (270)
230と共に使用


■Cool Gray (232)
230と共に使用。結構勇気いる。


■Ivory (232)
これが個人的にはワースト1。画面への食いつきが最低。全力でこすり付けて、紙の方が根を上げるという…。発色も厳しい。重要な色だから、これがもっと使えるヤツなら…。




Cobalt Turquoise (153)
ほぼ使わない。使うとしたら、この色自体を単独の主役にするようなやり方しか、今のところ思いつかない。他と調和させるには難しすぎる。


■Light Ultramarine (140)
グレーの下にうっすらと置いとくことがあるけど、効果の程は…。blue系は難しい。


■Light Cobalt Turquoise (154)
使ったことない。




■Sanguine (188)
付き中の下。発色普通。よく使う。このあたり主戦力のひとつだな。


■Venetian Red (190)
まあまあ


■Pompeian Red (191)
まあまあ


■Indian Red (192)
付き普通。発色普通。わりと使う。


■Burnt Siena (283)
付き良し。発色良し。一時期、これだけで描いていた。この素材の魅力や可能性をはじめて知った。だから良く判っているのだが、逆に最近ほとんど使わない。とにかく強い。


■Walnut Browna (177)
これも発色良し。付き普通。一番「黒さ」のある色。これが全体で一番黒い箇所になる。以下に迫力性のない画面か。という事だ。迫力なんて考えては駄目で、もっと細かな表情を最大限に引き出せなければ、この素材は駄目。ブラウン系をあまり使わなくなった理由は、このあたりにある。




Terracotta (186)
付き中の下。発色中の下。もっと使いそうだし、使いたいけどイマイチ満足を与えてくれない。


■Burnt Ochre (187)
これも主戦力


■Sanguine (188)
上に既に出てた…



緑系はまったく使わない。青も上手くいかないので、しばらく手を出してない。書き忘れてたが、紙はワトソン厚口。


僕の描き方に限って言えばとにかく混色をしないので、ほぼ、ここに上げた色のみで画面をつくる。だからとにかく、ものすごく方法が限られる。貧弱な武器でやってる。という意識が常にある。でも素材が雄弁だと、その豊かさに惑わされ、大事な事に気付くのが遅れるかもしれない。基本、時間ないので効率良くないと駄目。だから「制作の快感」が少なくても、素が見える状態を保つことが重要なのです。