外地


あまり乗らない地下鉄の路線に乗って、あまり降りない駅で降りるだけで、歩いている人々がまるでまったく違う風土のまるで違う文化の中で生活を営んでいるまったく別の人種であるかのように感じられるのはなぜか。いや、別にもう、そんなことどうでもいいや。こんな時間に、ぐだぐだ字なんか書いてる場合じゃない。仕事だ仕事。生きていくのはラクじゃない。こんな人生で良いのか、とか何とか、最初から考えない。自分の存在を、ひとつの被試験体だと思うことにしよう。良い思いをしたいとかラクをしたいとか思わない。苦しいとか辛いも思わない。何もかもそのまま受け入れる。経験として受容する。それらを受容する自分をただ観察せよ。そして必要に思うならまた書くがよい。忘れた頃にまた読むがよい。