東海道本線


東海道本線は、東京都千代田区の東京駅から兵庫県神戸市中央区神戸駅までを結ぶ鉄道路線(幹線)である。このほかに品川駅 - 武蔵小杉駅 - 鶴見駅間(通称品鶴線)、大垣駅 - 美濃赤坂駅間の支線、および多数の貨物支線を持つ。


新橋から東海道本線に乗って横浜へ向かった。車窓から外を眺めつつiPhonewikipediaの「東海道本線」を読んだら、すごい名文というか、素晴らしい文章に思った。自分が今ここで紹介されている鉄道機関で移動している事を誇らしく思った。


日本で最初に開業した鉄道である新橋駅(後の汐留貨物駅)−横浜駅(現在の桜木町駅)間を含み、首都東京から横浜・静岡・名古屋・京都・大阪などのおもに本州の太平洋側の各都市を経て神戸までを結んでいる。
 路線の名称はかつて江戸と京都を結んでいた東海道から取られており、東海道本線もおおむね東海道に沿う経路となっているが、厳密には一部(熱田 - 草津間)は美濃路中山道に沿っている。現代では東海道本線と並行する主要道路として東名・名神高速道路および国道1号が存在するが、いずれも東京・名古屋・大阪の三大都市圏を結んでいるものの、一部区間では経路が大幅に異なる地区がある。
 日本を代表する動脈だが、遠距離の旅客輸送は東海道新幹線に譲り、並行する東海道本線の旅客輸送は地域輸送が中心となっている。一方で、全区間を通過する多数の貨物列車がJR貨物によって運行されている。気候は関ヶ原付近を除くと通年温暖で、改良により勾配も抑えられている。「平坦線・暖地向け」「幹線機」として事実上、同線向けに開発された車両も多数ある。


僕の乗っているこの列車は「熱海行き」である。線路は、さらにその先へとつながっている。どこまでも、東海道を行く事もできるのだ。途中で温泉に入って旅の疲れを癒そう。そしてまたふたたび列車に乗り込み、流れ行く景色を眺めよう。駅弁を食い、ビールを飲もう。ピーナッツを食べよう。少し眠ろう。いや、横浜まではすぐで、20分かそこらで着いてしまう。あの特急電車に乗らなきゃダメだ。


JR東日本管轄の東京駅 - 熱海駅間(品鶴線含む)は旅客営業規則の定める大都市近郊区間の「東京近郊区間」、JR西日本管轄の米原駅 - 神戸駅間は同「大阪近郊区間」に含まれている。そのうち東京駅 - 大船駅間と品川駅 - 武蔵小杉駅 - 鶴見駅間、京都駅 - 神戸駅間が電車特定区間、加えて東京駅 - 品川駅間が東京山手線内に含まれ、区間外より割安な近距離旅客運賃が設定されている。
 また、東京近郊区間はIC乗車カード「Suica」の首都圏エリア、JR東海管轄区間のうちの函南駅 - 関ヶ原駅間は同「TOICA」のエリア、大阪近郊区間は同「ICOCA」の近畿圏エリアに含まれている。これらのIC乗車券は相互利用が可能で他社エリアでも利用可能だが、各社エリア間をまたがっての利用は不可能となっている。


なぜ今ここが西日本だということがわかるのだろうか。JR西日本管轄の路線に乗っていたって、それを指し示すわかりやすい指標などどこにもないのだ。だのになぜ、今西日本だということがわかるのか。身体が察知するとしか言えない。列車はなおも進み行く。目的はない。IC乗車カードの種別も関係ない。僕は無期限のフリーパスを持っているのだ。だからどこまでも行くだろう。向かいに坐っている高峰秀子が目に涙をいっぱいに溜めながら「降りましょう」と呟くまでは。