期の変わり目で、忙しかったり暇になったり、人が現れたり去っていったり。僕も今回はちょっとばたばたと何気に忙しく気付いたら夜遅くになっていてしかも思ったほどの成果は出てない感じ。でもリミットはリミットなのでとりあえず死に化粧みたいにさっさと表面に微調整を施して、さあこれで終りだ僕からは以上だよ、さあ言ってきな、しっかりやんなと言って送り出す。真っ黒な海を不安げな様子でまだ幼い白木の小舟がゆっくりと進んでいく。真っ暗な夜の闇と黒い海に包まれて、打ち寄せる波の音だけがずっと聴こえている。


あれもこれも言っておきたい書き留めておきたいと思うのだけど、結局ほとんど何も言えないし書けない。それを残すための努力が足りないが、でもそんなこと重要?という気持ちも少しはある。そう思ったときに、思っただけの思いを込めて、満足のいく資料なり何なりを作って説得するようにご説明したってそれが本当に何かになるのか?所詮は僕の自己満足じゃないかとも思う。熱のこもった内容ほどそうなりがちで、そんなものを作って自分だけが俺はやったなあと思って満足してるのは滑稽なだけ。でも、じゃあ何をする?と言ったら、それはわからない。だから黙るしかない。黙ってるのが一番悪いとも言えるが、でもそれも仕方ない。これで、誰かが死んじゃったら、僕はどうするのだろうか。僕も一緒に死にますとか、そんな事を言うだろうか?言わねえよなあ。っていうか根本的に間違ってるけどそういう考えかたが。


書かないで後悔するのと、書いて後悔するのとどっちが良いのか問題。もっと細かく言えば、書かないから、書くべきかもしれなかった内容の消失を後悔するあるいは書く時間を確保しなかった時間の消失を後悔するということ、書いた内容の出来に後悔するあるいはこんなものを書く事に消費してしまった時間の消失を後悔するということ。でも後者の方を選ばないとただでさえ時間がない。ないというか時間が高い。なんだかんだと考え続けているうちに時間だけがやたらと高騰しつつある。