隣に住んでる家族のたぶん上の男の子を、この前久しぶりに玄関先で見かけたら、えー?っと思うくらい大きくなっている。っていうかもう、子供じゃないじゃん、というくらい。


たしかに、隣の部屋から子供の叫び声とお母さんの怒りの声が聴こえてきていたのは、もう何年も前のことだ。そういえば最近しばらく、全然やかましくなかった。いつの間にそうなるのか。そういえば上の階も、何年か前まで、あきらかに子供だとわかるようなドンドンと踏み鳴らすような足音が、ごくたまに聴こえたりもしたけど、それもすっかり聴こえなくなった。あれも、その子がいなくなったのか?というと、そうではなく、単に成長して、もう別人のようにでかくなっているのだろう。


まったく子供っていうのは困るね。でかくなるから。などと言うけど、子供じゃなくて時間に困っているのだ。戸惑っているのである。