オサイフ


秋葉原から湯島まで歩く。コンビニの光。タクシーのヘッドライト。今日は2人から、小銭生活からの訣別を勧められた。スマホを新しくしたなら、もうモバイル化しろと。小銭を必要としない世界で生きる快適さを説かれて、うん、わかる、それはまさに、たしかにこうして都心を毎日うろついてる生活ならば、その方がいいだろうと容易く想像できる。でも、やっぱり小銭入れがいらなくなることはなさそうだなあ、こっちも必要だろうなあ、だって、勧めてくれた彼らは、2人とも酒飲まないからな、と思った。