TLC


横浜のジムが休館日。ならば、地元のジムに行くか。いやあ、面倒くさいな。しかしそのパターンも、一度は実施してみたい。つまり仕事が終わって、電車で最寄り駅まで戻ってきてから、そこで泳いで着替えて帰る、という流れ。会社を出て、そのまま家の傍まで近付いてしまうために、え?いまから泳ぐの?もうこのまま、真っ直ぐ帰りたくない?という消極的な気分との戦いを経ないといけない。終わってからも、運動の直後感と疲労感がまったく抜けきらない状態のまま、歩いて家に帰宅するので、どうもいつもと様子が違う、調子狂った、なんか余計に疲れた、みたいな感覚になる可能性がある。でもそういうのも一度味わいたい。なぜなのかは、わからないけれども、ああ、もう嫌だな、面倒くさいな、と思いたいのだ。自分が、どのへんからそう思い始めるのか知りたいので、実験というか検証として。


プールから出て、シャワー浴びて、着替えて、チェックアウトして、おもてに出たら、ここもプールエリアかと思うくらい、空気が蒸し蒸ししていて、ものすごい湿気の熱帯の夜という感じだった。手持ちの画質の悪いカメラで撮影したいようなベタベタした質感の夜景。


TLCの新譜を聴きながら歩く。TLCの声の低さは、いつ聴いても圧倒的にすばらしい。これだけは、何十年経っても古びない。だからTLCには、これからもいつまでも新曲を出してほしい。