植物感覚


妻が風邪でダウンしたので、残念ながら今週末までやっている筑波実験植物園の水草展には行けない。


家に、パキラとストレチアの二つの観葉植物があり、先日切り戻しを行ってストレチアは二つの鉢に、パキラは三つの鉢にそれぞれ分生することになった。ストレチアは根元から縦にほぼ分断という感じで、それで良いのだが、パキラは生長を一本の枝に集中させるように伸び過ぎた枝をそれぞれ切ってしまって、切った方も捨てずに鉢に植え付けてあり、元の方はともかく、切り取った方は枯れてしまっても仕方ないだろうと思っていたのだが、今のところ枯れる様子はなく、それどころか小さく新たに葉のようなものを芽生えさせ始めている。さすがに成長がかなり遅いのだが、たぶんこのまま少しずつ育つのだろう。


植物に質問される夢を見た。「あなたたちは、痛みを感じないのですか?」僕は答える。「痛みは感じますが、あれは耐えられる程度の痛みに過ぎないのです。」植物は感心したように言う。「それは良いですね。我々は、あなた方と違って、時間を生きてないから、そういう感覚が、よくわかりません。そもそも、感覚というものを、よくわかりません。」