インシデント


午後から現場が猛烈なシステムトラブルに襲われた。過去最大規模とまでは行かないが、なかなか重篤な状況で、しかも対応がプランどおりに行かなかったのが悔やまれた。久々の精神的疲労困憊感。こんなはずではなかったという一抹の悔しさもある。そういう感情が今もまだ体内に残っていたのかとわれながら意外でもある。とりあえず収束はしたというか、終ったことにはなり、来週からを想像するとき、まるで災害後の景色が広がっているようなイメージを思い浮かべてしまう。復興を目指す、というほど大げさではないが、なくなったものを外し、新しいのをつないで、あらためて組み合わせる作業を、少しずつ進めることになるだろう。日々が過ぎて行くのをもっとも実感できるのは、災害の発生をまのあたりにしたとき、その前後においてかもしれない。