大きな会場の一次会が終わって、小人数で小さな店に移動して二次会して、残された時間枠を使い切るための三次会にまで流れる。今が金曜日の夜で、十二月の七日だとはっきり認識したいのだができない。電車に乗って、歩いてコンビニに寄って、帰宅して着替えて自室に座って、眠りはすでに自分を追い抜いていて、自分だけが取り残されているようだが、ふと気付けば薄い膜状のものに包まれて、しっかりと捕らえ直されている。もうだめだと思って眠る。スマホを充電ケーブルに挿すこともできずに意識をうしなう。