おこのみ

空いてないだろなあと思って電話したら空いてたので、夜は一人でお鮨やへ。今日こそ、おこのみで注文したかったのに、金曜夜らしい繁忙な雰囲気に気圧されて、つい日和っておまかせにしてしまった…まあ、しかたがない、本日のカウンターはどの客もベテラン感が漂っていて、その所作とか注文のしかたなどを、ひたすら観察する。なるほど、勉強になりますな…。しかしあの、握りをお隣の客に間違って出して、いやいやこっちじゃないよ、お隣さんだよとか言って、おっと失礼しました…とか言ってこちらに出し直すヤツ、なんだかはじめてじゃない気がするけど、あれってもしかして、わざとやってるのではと思えてならない。ふつう間違えないでしょうと思うのだが、あえてそうすることで、隣り合ったあなたがた一人客同士なんだし、お話でもなさったらいかがですか的な水向けのアクションに感じられなくもない。僕も、ははは…とお愛想みたいに笑いはするが、さすがにお隣のベテラン感漂う御仁とそれでは気軽に雑談しましょうかとは、なかなか思えない。たぶんこの場所のこのシチュエーションじゃなければそうじゃないのだが、今日は自分は完全にまだアウェイ空間で修行の身という気持ちがあって、とりあえず、ただかしこまってるだけ。そんなので楽しいのか?と言われそうだが、これはこれでけっこう楽しい。まわりからは、つまんないやつだなと思われてるかもしれないが。まあ、近いうちにまた来させてもらうと思いますので…。

店を出て、新宿へ移動してツタヤに返却して、そのあと外で飲み会だった妻と駅で待ち合わせて共に帰宅する。金曜日の夜だ。