ニッポン

一週間ぶりだったので、その人と話しているときの以前の自分が、どれだけ回転数上げた状態で話に付き合っていたのかを実感してひそかに驚いた。BPM早い。。それを思わず実感するくらいには、今の自分のテンションがふつうモードであることに気付かされた。休暇を含めて一週間以上静かに生きていたので、久々の喋りを交わしながら、いま急速に回転数上がってきたモーター音の軋みが、体内から聞こえてくるかのようだった。

 

テレビでNHK226事件の特集を見る。天皇がかなり前から状況を憂慮していて、じつは海軍も早い時期から計画をわかっていて色々と根回ししたり準備していたみたいなことらしくて、よくわからないけど、もともと515も226もしょうもない事件としか思えないので、つまらない話がさらにつまらなくなりました、という意味にしか受け取れなかった。

 

だいたい80年も経ってから一級資料とか称するものが今更のように出てきて、それに「わー」とか騒いでる時点で、ほんとうに情けないというかみっともないというか真面目に取り組む気がはじめからないというか、過去をきっちりとつまびらかにして自他を客観物として徹底的に検討・解析して、未来の何かへと繋げていこうぜという気持ちが、もともと体質的にも性格的にも、致命的に欠如しているのだな、単に情緒的に夏の風物詩みたいに思いたいだけなのだな、というのを平然と露呈しているだけな気がする。まあ、おそらく永遠にこのままだろうけど。でもそれはそれでいっか。どっちかと言えば、僕もそんなタイプです。