Timing

ブラックビスケッツのTimingという曲が昔からどうしても好きで、いまだに聴きたくなる瞬間が訪れるので、わりと困っている。今から20年以上前の歌謡曲で、しかし当時からテレビなんてほとんど見てなかったし、ましてや当時のバラエティ番組なんてまるで興味も関心なかったし、ウッチャンナンチャンとかダウンタウンとか積極的に嫌いだったので、この曲の経緯とか母体のテレビ番組のこともまるでどうでも良かった、のだが、その曲自体は、まるで事故に会ったかのように、気に入ってしまった。知り合いに、この曲、今なぜか好きなんだよね…と言ったら、わりと引かれてしまったのをおぼえている。その後も数年おきに思い出しては聴きたくなって、最近はyoutubeとかあるので聴きたければすぐ聴けるのは便利だが、Timing収録のアルバム「LIFE」はamazonで中古を見つけて購入済みで、それもすでに10年以上前のことだ。なぜこの曲がこれほど魅力的に感じてしまうのか、クレジットを見て真剣に考えてみた。中西圭三の力なのか。しかし中西圭三のいくつかの作品を聴いてみても、いまいち何かを感じるわけでもない。相方の小西貴雄、あるいは編曲の大坪直樹だろうか?そうかもしれないが、そういう個別力量に負う何かとも違うと思う。まあ、四つ打ちでこの手のストリングスが乗ってるのが、如何にも90年代で、そういうのが妙にツボにはまってしまう、それだけのことと言えばそうなのかもしれない。またそれに加えてビビアン・スーの舌足らずでたどたどしい日本語の歌…。単にそこに萌えてるだけなのか…。ビビアン・スーという女性のイメージに惹かれるというわけではないのだが、なんか歌の中では、そのあらわれかたが、やけに絶妙なんだよね。そんな感じでビビアン・スーでディグってたらThe d.e.p.というグループのこともはじめて知った。でもコレじゃない。そういうことでもない。アルバムには中国語バージョンも収録されていて、これがまた素晴らしい。ビビアン・スー以外のボーカル曲も入ってるけどそれらは直ちにスキップする。で、Timingばかりリピートして悩み続けている。この、サビで転調する感じとか、マジで最高だな。。

https://www.youtube.com/watch?v=yyvgqMym7JE