化膿

右手中指の指先、ちょうど薬指と隣り合うところの、爪に近い箇所に小さな切り傷をつくったのがたしか先週くらいだった。処置が必要とも思わなかったのでそのまま放置していたのだが、それが先日から妙に痛みが増してきて、あらためて見ると、いつのまにか周囲が痣になって腫れており、その中心はやや変色していて、つまり傷口が化膿したらしいのだった。

で、これが痛むので、日常生活でけっこう気になるというか、ふだん右手の中指の指先がどんな場面でどんなふうに使われるのか、一々思い出させてくれるほどに、諸々の行動に痛みがともない、これだとさすがに不便というか鬱陶しいので、早めに治したいと思って軟膏薬など塗布して様子見しているのだが、それにしても、化膿するなんて予想もしなかった。化膿とはつまり、傷口から細菌が入ってきたということで、ようするに感染したということである。ふだん人並みに防止対策どうのこうのとやってるけれども、細菌感染しないで生きていくことはできないし、まさか自分が、そんなはずはない、とか思っても、感染するときは感染するのだろうな…と、妙にリアルに想像してしまった。