あわただしい


仕事があわただしい。その勢いのままばたばたと会社を出て、夜の帰宅途中、東京駅で降りて人と電話で長々と通話して、最寄り駅に着いたら少し肌寒い。この寒さは貴重というか、ああこの季節だなと思われる冷ややかさ、暗闇を、桜の花弁がななめにさらさらと落ちていて、路面や側溝の際に半透明の白い幕が薄っすらと被ったようになっている。三月も桜も終了、で、今年は短命というか、桜は去年が開花も落ちるのもじつに悠長だったのに、今年は極端に早くばたばたと散り、あわただしいままのこちらも明日は法要のため再び三重県へ。