2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

サボって

最近、朝の電車が混んでいて、横浜までずっと立ちっぱなしのままということもさほど珍しくなくなってきた。今朝も結局座らないままだったのだが、僕の目の前に座っていたのは男子高校生で、居眠りするわけでもなくずっとスマホのゲームをしていた。高校生だ…

ブルー

水の中、ゴーグル越しに見える景色はブルーに染まっている。隣のコースを泳ぐ女性、肌が死体のように青白い。ぴったりとした黒い水着に包まれた細長い紡錘型の身体、壁を蹴って、潜水のままプールの底すれすれを進み、12.5メートルのラインを越えたあたりで…

帰宅途中、銀座に寄って何軒か靴屋をさまよう。これから見る中で気になるものがなければ、あるいは諸々あきらめがつくのであれば、先日横浜で見かけたアレを買ってしまおう、それでこの靴にまつわる迷いの季節を終えてしまおうと心に決めて最終確認のつもり…

昨夜眠りに着くのが遅かったせいで、朝とても眠かった。睡眠不足感が身体全体を覆っている。出勤中も身体が重くてだるい。もうこのまま何もせず何も考えずに会社では木偶の坊の如く過ごし、仕事が終わったらすぐに帰宅してすぐに眠る、眠ることだけ優先させ…

妻が友人宅へ出掛けたので、今日は一人で休日を過ごす。昼食のため外出。本当は港区の方に行きたかったけど遠すぎてわざわざごはん食べる目的だけで移動する距離じゃないので御茶ノ水にする。一人飲みは楽しい。ぼーっと窓の外の景色を見ているだけで楽しい…

髪を切るのでお店に向かって歩いてる途中、植え込みの茂みの中でガサガサと音がして、何かと思ったらいきなり一羽のカラスが飛び出してきて、トコトコトコと軽快なステップで地面を歩き、何やら得体の知れないものを嘴でしっかりと咥え込んでいるので何かと…

Misfit Speedo Shine

帰宅して入浴中、手首に付けたウェアラブルデバイスが無くなっていることに気付く。あーあ、ついに失くしてしまったなと思う。前にも何度か、腕から外れてしまったことはあったのだが、家の中、たとえば部屋の隅などに転がっているなら、bluetoothで同期させ…

天国はまだ遠い

濱口竜介「天国はまだ遠い」を、帰りの電車の中でiPhpneで観た。わりと泣ける話なので電車で観るべきではなかった…。演技という行為の不思議さがとてもシンプルかつ鋭い問いかけとして観る者に迫ってくる感じで、濱口竜介監督の追求しているテーマの一貫性を…

アメリカ小説

面白い、こういうのを面白いと言って良い、と思いながらリチャード・パワーズ「オルフェオ」を読み進める。小説を読んでいるのに、まるで映画を観ているようだ。しかも最近の現代アメリカ映画から感じられたニュアンスのまとまった集積を観ているみたいだ。…

整髪料

髪を切りたいのだが、担当の人の都合で予約日が今度の土曜日になってしまって、すでに先々週くらいからわりと髪が多くなってきていて、今週は絶対に鬱陶しい思いをするだろうからと日曜日にある種の整髪料を買い求めておいた。こういうのふだん使わないのだ…

傑作

会社を出て駅まで、19:30を過ぎて暗くなったが、空気がさっぱりしていて気持ちの良い夜だ。ceroを聴きながら歩いた。 おじさんなので最近「回想」が多いが…、00年代に「くるり」がアルバムごとに目まぐるしく作風を変えていったあの感じ。「この人たち本気だ…

変化

上野の森美術館で、東山魁夷記念日経日本画大賞を受賞した浅見貴子さんのトークを聞く。主に制作プロセスの話を中心に。どのような技法で、どのような工程を経てその作品が作られるのか、少なくとも自分はある程度理解しているつもりでいたが、話を聞いてい…

CROSSING

六本木ヒルズアリーナでceroのアルバム発売記念フリーライブ「CROSSING」へ。会場でステージ前の群集に混じる。数日前にアルバムをはじめて聴いて、なんだか鬱蒼とした感じ、雑多でザワついた感じ、打楽器系がより豪華になって、前作比でポリリズム度トライ…

海外

リチャード・パワーズ「オルフェオ」百ページほど読んだ。主人公の幼少期を中心に話が進んできて、そこまでは文句なく面白い。死んだ犬弔うためにマーラーの「亡き子をしのぶ歌」を再生しながら、それをはじめて聴いた過去の時代、初恋の相手とのさまざまな…

健康視線

身体が、少しずつ劣化して壊れていくのは間違いない。巷では健康であり続けるための秘訣が溢れていて、どれが本当だとかどれが嘘だとかの議論もかしましいが、健康であってもいずれは壊れる。「もちろん、人生全体は崩壊の過程である。」として、それを自分…

反復

身体を壊して半年以上禁酒節制してた、とのこと。今では飲まなきゃ飲まないで、別にふつうに暮らせますよ、とのこと。そう言いつつ、快気祝いとかいって後日に飲み会開催の約束をする。十年一日で何の発展性もないことをことほぎつつ十年前の店に行きましょ…

閑散

仕事の帰りに、近くの洋服売り場をざーっと歩きながら見ていた。平日の閉店三十分前くらいの時間だと、デパートのフロアは閑散としていて店員もすることがなさそうだ。というか、職場近くのデパートに立寄ることがあるとすればほぼ必ずこの時間なので、つま…

AT THE LONDON HOUSEの三曲

大学生のときだから、25年以上も前のことだが(うそだろ、、)、…講義室の机の下の荷物入れのところに、カセットテープがひとつ、ラベルには何も書いてなくてケースも無く裸のままで置き去りにされていた。アトリエのラジカセで再生してみたらジャズのピアノト…

GREAT HOLIDAY

新木場のSTUDIO COASTでTABOO LABEL PRESENTS GREAT HOLIDAY、開演15:00で、計8組が出演して、終演は予定より一時間強オーバーの22:15。スタンディングの会場なのでずっと立ちっぱなしで、最後はへろへろの疲労困憊状態だったが、やはり音楽の力は偉大という…

ソールが壊れた靴を捨てないで修理すればよかったと今になって後悔している。あれ以来何度も靴屋を見ているが、買いたくなる靴がまったくない。こんなことなら、靴一足分の金を払ってでも修理した方がよかった。今日も色々見たけれども、結局何も買わずに帰…

Automatic

自動操縦(オートプレイ)と自動操縦(オートプレイ)同士の対話は無意味である。そもそもそれは対話と言えるのか?何のための対話なのか。自動操縦(オートプレイ)と手動(マニュアル)との対話はどうか、マニュアル側は、相手が自動操縦(オートプレイ)だと知った…

夜になった、興奮が高まった、しかし、思ったよりも遅くなった、遠回りして、ローソンまでの道を歩いた。間違えた。チケットぴあはセブンイレブンだった。セブンイレブンまで歩いた。この店舗には、はじめて来た?いやそんなことない、しかし数えるほどしか…

来訪

あらかじめある程度、予想はしていたが、やはりでかい家だった。奥さんに開けてもらって門の内側に入って、庭の敷石の上を歩いて、玄関の前に立つ。一見なんでもないふつうの扉に見えて、開けようとしてもどこをどう引けば良いのかわからない。お金持ちの家…

自動

「アートとしての病、ゲームとしての健康 ―10年後に読む『ハーモニー』―」(http://school.genron.co.jp/works/critics/2017/students/lemdi04/2821/)最近の自分にとっては身につまされるような部分があり、興味深く読んだ。(ちなみに本論で取り上げられて…

はじめての人と話すとき特有の、最初の数秒〜数分くらい、調整時間が生じるところが面白い。相手も同じように感じているのだろうけれども、つまり相手の感覚的ペースを知って自分を同調・同期させるところから始めるのが、意味や意志の疎通の前段階の、まる…

普通のフェンスの向こうに聳え立っている小菅刑務所の建物を見上げながら歩いていた。カメラ・ビデオによる建物の撮影禁止、の看板が貼られている。一見ふつうの建物だが、どこか不思議な印象の外観だといつも思う。窓がなくて、暗灰色の巨大なボードのよう…

妻が高校時代の友人達とランチ会だかカフェ会だかで外出したので、久々に一人の休日を過ごしたのだけれども、蕎麦屋に行って昼のお酒。摘み。そして蕎麦。喫茶店でコーヒー。iPhoneのテザリングの設定をしてノートPCでモバイルできるようにして、しばらくし…

午前中、なんとなく「ゲンロン批評再生塾」の講評会をyoutubeで、最後まで観る。昼から外出。天気は上々で、それでもとくに、とくに行きたいところもない、というか、行ってもどうせ混んでるだろうから、とりあえず環七通り沿いまでとぼとぼと歩いた。鉢を買…

分解

乃木坂まで行って、美術館入り口の様子を見て、入場までに二十分とか書いてあるのを見て、やっぱりやめるかということにする。八重洲や上野をふらふらしつつ昼過ぎには帰宅。ひたすら「エレクトリック・ギター革命史」を読んでるだけ。 その後、エディの実験…

テレキャスター

テレキャスターのどこが最も型破りだったかと言えば、恐らくネックの取付手段として4本のボトルが使われている点だ。これはギターのネックをボディに取り付ける唯一の方法として、古くから受け継がれてきた木工テクニックの"あり継ぎ"ジョイン以外認めてこな…