2012-08-01から1ヶ月間の記事一覧

水泳。一週間ぶり。そのあと、横浜の東口のほうをふらふら散歩した。さっきまでその歩いたあたりを、地図とかで見返してたらもうこんな時間になってしまって、もう、とっとと寝るので、今日も結局、何も書けないという。

何だっけ、今日一日で、ぼやっとあった、あの事を、今ざっと数分で書いて、それで終われれば、いちばん効率的、のはずが、もう、あの事を思い出せない。今日一日かけて、ぼやっとあったわけだから、今日の約一日分のぼやっとしたかたまりである筈なのだが、…

前日の夜、ワインを二本、ほぼ空けてしまい、久々に、ぐしゃぐしゃに潰れた。もう、完膚なきまでにめった打ちにされて死骸のようになった。翌朝、おそろしく空っぽの、すっきりとした気分で目が覚めて、はっとして、前夜の後半のことがほぼ完全に記憶から欠…

バスの停留所の名前は面白い。なんとなくいかにも、バスの停留所の名前らしさがある。車内放送にも、バスらしさがある。走っているバスの中は静寂に満ちている。実際には音に満ちていて、車体下部からのエンジン音が振動とともに反響していて、外からはセミ…

バスに乗って、流れる景色を見ていた。車窓からみえる景色の流れ方。この流れのスピードの感じ。いつも同じスピードの流れ。車内は空いている。皆、よく眠っている。乗りもの全体が、まるで宿泊施設のようだ。しかし、降りる停留所が近づくと、ちゃんと目を…

http://www.k-hosaka.com/nonbook/hibi.html▲ 保坂和志のこの文章はマジでものすごくないか。それはたまたま、今酔ってるから、ことさらそう思うのかももしれないが、でも、冷静に考えても、この文章は物凄い。最近、ここ一年か二年くらいの保坂和志は、なん…

セミの死骸がやたらと落ちている季節。毎年そうだが今年はとくに多いような。蝉の鳴き声も少しまばらになってきて、鳴き声が敷き詰められている感じではなくて、ところどころ綻びというか穴というか、音に強弱が出始めてきて、葉が風に揺れる音などと混ざり…

馬喰町、下北、神田

夏の木々は、緑の濃さの、色やモノの重なる重みや匂いなどのすべて混ざり合った状態と、陰影をこわすほどの太陽の光の強烈さがすべてあって、頭上でそれらがはげしくざわざわとうごめいていて、それらは見ながら歩くのもほとんど難しいほどである。それはと…

6beat

今日も水泳。最近、なんか進歩がなくなってきた。さっき、クロールの動画を見ていて、手と足の関係というか、片方の手が水をかきはじめてから水上に出て戻るまでの間に、足がいくつキックを打つかを見ていたのだが、なんというか、見れば見るほど、よくわか…

盆明け

今週はまだ、電車の中がわりと空いていて通勤は少し楽。オフィスも少し、人は少なめ。仕事は数日分の蓄積を黙ってひたすら片付けるだけ。夜になると、中毒患者のごとく、酒の味が口内に広がってくるというおそろしい妄想がはじまる。これで飲みに行ってしま…

見送り

休みがおわり。あまりなにもしなかったようだが、体重は少し増えたかも。読書はほとんどはかどらなかった。音楽もあまり聴いてない。帰省した以外、どこにも出かけなかったし。昨日は夜から出かけたが、それは夕食に出たというだけ。この休みはとにかく、食…

喰いもの

新幹線の乗客は一時間もすると、全員が寝てしまう。さっきまで、子供の嬌声その他であれほど騒がしかった車内が、今は静かになっている。席を向かい合わせて向かい合った家族が、ご両親も子供達も皆、がっくりとうなだれて、一家全滅している。いや、よく見…

名古屋まで

走る山手線の車内で、ぼーっと外を見ている。蒸し暑いことの他には、とくになにも頭にうかばない。同じ方向を走る京浜東北線が、少しずつ、こちらに近付いてきて、しばらくのあいだ並行して走る。窓と窓が近付いて、車内の乗客同士が、窓ガラス越しに向かい…

雨後

午前11時頃に、外で大きな音がした。突然、音がしたのではなく、気付いたら、大きな音がした。いや、気付く前から、音はしていて、その音が、しだいに大きくなってきて、やっと音に気付いた。スピーカーから出ているノイズのようにさりげなく鳴り始めて、そ…

帰途

今日も飲み会。食べ過ぎと、水っぽい酒のせいで、なんとなく不快な体調で、それで横浜から帰るのは遠い。そう思う事も多い。ぼーっとホームに突っ立ってると、汗が吹き出てきてこれがまた気分的にダウンさせる。長い帰途のうちでも、意外と東京に入ってから…

かんだ界隈

人にすすめてもらった酒と料理で、それがうまいと、その相手に、「確かに!うまい!」と云えて、直後に、そう云われた相手の顔を見たりして、その一連の流れが、素晴らしいというのはある。そういうカタルシスを味わう醍醐味が、ひとつの楽しみではあるので…

200メートル

陸上の200メートル走でのワールドレコードはウサイン・ボルトの19秒19だそうで、それを見て、あれ?おかしいじゃん、19秒19って事は、100メートルを9.6秒以下で走ることになってしまう。100メートル走のワールドレコードが9秒58なのに、そのスピードで二倍の…

三重へ

面倒くさくて、行こうかどうしようか迷っていたのだが、結局、来週一人で、父親の暮らす三重県地方へ行くことにした。たぶん四年ぶりか。なぜ行くのか?というと、別にこれといって理由はない。ひさしぶりだし、というくらい。でも行くことに決めて、行きの…

w/The Artists

すごい空であった。青すぎるし、雲は白すぎた。ふたつが鋭く、痛いほどつよくぶつかっていた。建物の壁は、炎の柱のように裂けていたし、影はもうひとつの黒い建物が建っているようだった。そのなかを歩いている自分は無理をしている訳でもなく、こうして歩…

永遠と一日

これはやはりアンゲロプロス作品の中でも飛びぬけて傑作という感じがする。 冒頭の、もう亡くなった妻が画面の脇からふっとあらわれて、そのまま妻や親族たちとの会合へ当たり前のように移って行く流れから、圧倒的に素晴らしい、アンゲロプロス的世界への旅…

ピカソ

地下鉄に乗ったこともないのに、あの混雑を知ったようなふりで語るとは。まったく軋轢の、その場にいたものにしかわからない、その肉体の、そのせめぎ合いの。闘牛の、伝統だの歴史だのは、日本の漁港の、毎朝の風景と変わらぬはずで、それをどうこう言う必…

嵐が丘

今読んでるのは、エミリー・ブロンテ「嵐が丘」です。まったく予備知識なしに読み始めていて、そろそろ上巻が終わるくらい。エレンの語りに入ってから今までずっと、なぜか谷崎の歴史小説を思い浮かべてしまうような感じがある。どこがそうなのか聞かれても…

花火

今日の横浜地方は、花火大会の夜で、職場のビル周りも人でいっぱいだった。警察官や案内係や貼り紙や誘導ロープもやたらと張り巡らされていて、浮かれたお祭りムードという感じ。しかし暑いのは暑い。とはいえ人の数が凄い。みなとみらい駅周辺を目指す人、…