2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「遠い触覚」刊行記念対談

昨日、仕事帰りに池袋まで行って、ジュンク堂で保坂和志×西川アサキのトークを聴く。コミュニケーションというのは、お互い共有できる枠の中で通じ合うようなことではなくて、何の共有形式もないのに、一人だけ、声の大きいヤツがいて、なぜかそいつの言って…

Midnight Lightning

会社を出て、ツタヤに寄るが、何も借りずに帰る。今月中有効のCDレンタル半額券を持っているので、なんでもいいから借りればいいのに、結局やっぱりいいやと思ってしまった。明日も明後日もツタヤには寄れないから、これで半額は終りだが、まあそれはそれで…

愛しきは、女 ラ・バランス

ずいぶん前にVHSを買ってあったのをやっと今日観た。この映画が日本で公開されたのは一九八四年。僕が元々、一人で映画館に行って映画を観るようになったのもちょうどその頃の、中学二年生くらいのときで、当時何かの映画を観たときにこの映画の予告編がやっ…

薄暗い曇空の日で、こういう日がちょうど良くて最近は好きだ。Tシャツの上に薄手のカーディガンを引っ掛けて出掛ける。暑くもなく寒くもない。そして薄暗いし、路面がじめっと半分濡れている。公園の土も雑草たちも重たく水を含んで黒い。歩く分には、それく…

送別会の季節

昨日は飲み過ぎて眠る。今日ももう眠る。ふとしたときに、ことあるごとに、かわいそうな、村中鳴海のことを思い出す。かわいそうな誰かという存在の代表。ああいう女性を、僕が良いとかタイプだとか思わないが、そういう話とは別に、しかし自分の場所とは切…

未明の闘争

読了。終わった!さあ、これで自由なのだが、では次に何を?と言えば、「未明の闘争」をまだ読みたいというか、その状態に心身がすでに出来上がっているので、今ならまだ、追加であれば、かなり受け入れられるのだが、作品自体が、たった今終わってしまった…

EDEN

新宿シネマカリテで「EDEN」観る。淡々と、二十年。一九九ニ年からはじまって、ニ○一三年まで描いてしまうところがすごい。というか、この主人公と僕はだいたい同い年で、もちろん僕はこの主人公の生き方とほぼ何の共通性も無いのだが、それでもさすがに、こ…

親密

「未明の闘争」をはじめて読んだとき、ブンとピルル、という名前の付け方がすばらしいと思った。ブンとピルル。すごくいい名前だ。 考えるという行為。たとえば、何年も何十年も、考えている人を撮影して、そのフィルムを何十倍速かで再生したら、子供のよう…

千葉の人

Aの家に集まる。千葉郊外。待ち合わせ場所の駅前がすごく静かで、店舗もまばらで、人の気配もなく、ロータリーに面した角の一等地も空き家で、なかなかの寂れ具合だ。ほんとうに何もなく、コンビニに寄るか牛丼屋に寄るしかないという雰囲気だ。一本の広い道…

友人の家

A家のご実家で、Aと、Aのご主人と、Aの子供二人(三歳と八ヶ月)と、Aのお母さん。妻と僕と、友人B。妻とAとBは大学時代の同級生、僕と友人Aは同地元で小学生時代から知り合いで母上にも何度かお会いしたことがあり、そもそも妻と知り合ったきっかけもAの仲介…

尾久

はっとして目を覚ましたら、見たことのない駅に停車中である。「ここ、どこ!?」と思って案内板を見ると、尾久と書かれている。「尾久?尾久ってどこ?栃木県かしら」と思って一瞬絶望に打ちひしがれたが、とにかく情報収集を、、と思って調べたら、何のこ…

Some Girls

「未明の闘争」ほとんどけじめなくだらしなく、女性らしきぼやっとした想像的存在のかたわらでくつろぎながら想像が動き回ってるような雰囲気が延々と続く。そもそも真夜中にアキちゃんが訪ねてくる時点でものすごく妙な気がするし、アキちゃん=篠島=幽霊…

たべすぎ

食べ放題だから行こうとYが言うので六本木に行くが、結局満員で入れなくて、その場で他の店を探して、正直食べ放題なんか食べたくないので、その展開は嬉しかったけど、Yが相手ならどの店がいいとか何が食いたいとか余計なことは言わず、言われるがままなの…

おじさん

一生懸命説得したい、というか、なんとかして自分の考えを伝えたいと思うような、目上のおじさんなんて、一人もいないからね。 みんな、死んじゃったからですか、生きてる人は皆、ダメですか。 なんで生きてる人は、みんなダメな感じなのかが、不思議だけど…

夕方五時ごろ、少しだけ夕焼けが。前見たときほどではないが、それでも鮮やかな色彩が、唐突に空の一部を染めていた。ベランダに出て、写真を撮ったりもしたけど、でも夕焼けってやっぱり視覚的というより体感的なものだなと思う。自分を含む全体が色につつ…

Exhibitionist 2

Jeff Mills「Exhibitionist 2」DVDをざっと観た。最近のJeff Millsをそれほど熱心に聴いてなかったので、このDVDへの期待も薄かったのだが、観たら、これは良かった。まさに、必見である。Jeff Millsのようなミュージシャンにとって、プレイしている映像とい…

Cloud Library Music

昨日買ったばかりのCD3枚をiTunesから取り込んだのに、1枚しかiPhoneに入らなくて、おかしいなと思ってたら、iCloud ミュージックライブラリが有効になっていたので、その1枚はCDからiTunesを経由して入ったのではなく、最初からApple Musicにあっただけ。(…

降る

雨である。帰りが遅い。時間がない。しかし電車は走る。明日も。明後日も走れよ。雨も降れよ。買ったCDが届いたけど聴くこともできない。iPhoneに取り込むことさえできない。いや、できてた。忘れてた。

旅行

雨ばっかりだな。でも雨でいいや。そうやってずっと降ってな。働いてんだよ。もうだめ、疲れた。休みたい感じかも。着地点見えないし、きゃーきゃー煩いこと毎日言われるし。まあ、なんとかなるか。なんとかならなくても、なんとかなるようになるか。どうだ…

素人

仕事は、月曜の朝から煽られて煽られて、きわめて不快ながらも、こうしてやたらとケツを叩かれる感じは、妙になつかしい。こんな言い方だと、なにがあろうと泰然自若、というか、傲然と構えてる感じに、思われるかもしれないけど、そうではなくて、超・てん…

郊外の

都心から電車で一時間も乗って、降りた駅の周囲をふらふらと見渡しながら歩いていると、これは寂れているというより、日曜の午後にしては人がほとんどいないことの方が、如何にも郊外という感じがした。駅前なのにとても静かでものの動きが少ない。ロータリ…

六時

昨日は大切な話もしたかもしれないけど、僕も酷いから、酔って喋ったり聞いたりしても、あとでほとんどおぼえていないというのがある。今日も一日在宅。夜の六時頃から買い物に出ただけ。しかし、この季節の六時という時間のキレイさに目をみはる。ちょうど…

洋梨のシャルロット

テレビを見ていたら、お菓子を作っていた。 ボウルに何かと何かを入れて、粘りが出て、ヘラにへばりついたまま形が変わらないくらいの固さになるまでずっと掻き混ぜて、というか、あわ立てていた。それとは別に、鍋に火をかけて、また別の何かをあたためなが…

いつの日にか、一億の人間が

オフコースの「一億の夜を越えて」が、こんな歌だったとは。 もっと、全然そうじゃないと思っていた。いきなり目隠ししてアクセルを踏み込んで自殺してしまえ、俺だけ、飛ぶぞ、夜の海に、的な、その、暗黒な疾走な感じを、歌ってる歌だと、完全に勝手な思い…

ルビー

ぐずついた、どんよりとした、さえない天気だけど、むしろむし暑い。むしろむし暑さのなかに、まだ少しは、八月的な何かが混ざっているような気配もある。そりゃそうだ。まだ九月になったばかりで、例年ならまだ酷暑の日々でもおかしくない。でも個人的には…

Janet

まあ、三十過ぎの女が、唐突にこれだと、あまりにも渋すぎはわかってます。はい、指摘される前に自分で言います。でも今日は違います。ていうか、今年は、これじゃないです。もっと、かわいいのを聴いてます。私は個人的には、もう春から夏にかけてずっとJan…