2009-11-01から1ヶ月間の記事一覧

アナログ色々と買う

昼休みに御徒町南口あたりを歩いてたらレコード屋を発見した。最近出来たばっかりっぽい店で、アナログ(国内モノLP)がたくさんある。洋楽も有名どころがわりとある。80年代モノが多いかも。でも汚れの少ない、総じてかなりキレイな商品ばかりだ。適当に棚を…

蘇我

新松戸で電車を降りてホームを歩くと前方に武蔵野線に乗り換えるための階段が見える。その階段を上りきると、電車がすでに停車していて、開いたドアから人が乗り降りしているのだが、行き先を見ると目的地の方向とは逆方面行きの電車なので、それには乗らず…

Pearl's Girl (Tin There)

underworldというテクノっぽい音楽のグループがいる。僕はunderworldをそれほど熱心に聴いてきた訳ではないが、でもとりあえず1994年のdubnobasswithmyheadman以降、主要作品と思われるものに関しては一応、一通り聴いてきているとは思う、というと言い過ぎ…

録音

アナログレコードからPCに音を取り込んでいると、昔カセットテープに録音していた時代の事を思い出す。レコードをかけて、同時に録音ボタンを押して、音楽が終わったら、停止を押すという、あの一連の操作。今では考えられないような操作だ。今は、音楽を「1…

「パンドラの匣」を読む

死と隣り合わせに生活している人には、生死の問題よりも、一輪の花の微笑が身に沁みる。僕たちはいま、謂わば幽かな花の香にさそわれて、何だかわからぬ大きな船にのせられ、そうして天の潮路のまにまに身をゆだねて進んでいるのだ。この所謂天意の船が、そ…

4連休

4連休最後の日をほとんどを自室で、レコード鑑賞する事に費やした。再生装置とモニタの前にずーっと座りっぱなしで、100円ショップで買ったふわふわの綿状繊維の付いたハンディワイパーを使って周囲の埃をひたすら取りながら、Basic ChannelとJeff Mills(Pur…

パンドラの匣

テアトル新宿にて「パンドラの匣」観る。夜の20:50の回。これを観るためだけにわざわざ新宿まで来て、終わったら11時前とかだろうから、とくにどこかへ寄り道もせずに帰宅する訳で、そこまでして観にいくのだから、それなりに面白くなかったらショックだな…

七五三

快晴の日。降りそそぐ光の明るさ。強い日差し、光それ自体の、まったくそれ自体であることの意味のなさ。理由のなさ。ものすごい無内容。馬鹿馬鹿しいほどの幸福感。内容の空虚それ自体の驚くべき充実!その恩寵!祝福…ああ神様!!…見よ、前方に親子あり。…

お買い物

今日は有給休暇。頼まれ仕事をやってひと段落ついたのが午後一時。本当は12時までの終わらせたかったが一時間オーバーで、しかも完璧じゃない。でももうこれでいいやと思って終了。その後ちょっとドキドキしながら会社メール見て、思ったほどでもないので少…

上野一巡

翁庵で葱せいろを久々に食した。小雨の降る寒い日だからか、いつもより店はすいていた。店を出てから傘を差して、上野駅方面に背を向けて、浅草通りをどんどん歩いていって、稲荷町の地下鉄の出口が見えたところで右折して、清洲橋通りをまたゆっくりと歩い…

コメの幽霊

妻が、何気なく普段あまり使われない炊飯器の蓋を開けたら、そこにはまだ、いつかのコメが少し残っていたらしく、しかもそれは、もはや誰の記憶にも無い忘れられた存在として、もう何週間も、いやひょっとすると何ヶ月も前のものかもしれないという状況だっ…

浩介/働く男として

「カンバセイション・ピース」の登場人物の中では、僕はなぜか個人的に浩介という人物のことばかりが気になってしまう。ずーっとギターを弾いている浩介のことを。主人公の高志は多分、浩介のことをとてもよくわかっているつもりで、信頼に足るやつだと思っ…

Yes-No

今なんていったの、ほかのこと考えて、君の事、ぼんやり見てた…的な曲はオフコースの「SELECTION1978-81」の一曲目。これを初めて聴いたのは小学生のとき。よくよく考えると、今から30年前の実家にはロックやポップスのレコードは一枚も存在していなかったし…

かねがふち

秋晴れ。不透明水彩絵の具のブルーをぼってりと厚く塗りこんだような濃い青空。桜の紅葉が、完全な赤ではないがゆえの淡い微妙な赤味を帯びてまだらに染まっているのがうつくしい。桜の紅葉がもっともうつくしい理由は、ドウダンツツジやモミジの派手で鮮や…

大浴場

日比谷線の仲御徒町の出口の階段を上がったら、雨がやんでいてものすごい晴天になっていた。ほんの20分前まで激しく降っていたのがまったくの嘘のような日差しで上着を脱いで歩いた。しかし路面もビルの壁も商店の軒先も行き交う車の車体もまだ完全に雨に濡…

古い家

「カンバセイション・ピース」の舞台となる家は昭和二十三年に建てられて、全部の部屋が畳で、部屋と部屋の仕切りはすべて襖の家で、最初は伯父と伯母と四人の子供の計六人がいて、そこに主人公の家族(母、本人、弟)の三人が加わって、それら全員が部屋ごと…

冷え込み

ぐっと冷え込みの度合いが増した。全身を包んでいる空気の冷たさの新鮮さを感じながら歩く。電車に乗り込むと、ぼんやりとした暖かさが車内に満ちていて、この暖房の効き方が如何にも冬だと思う。雨は午後を過ぎてあがったのでそれは良かった。これを書いて…

いないことを救う

カンバセイション・ピースの登場人物たちの、どこまでもひたすら延々と考えを巡らせているのを読み続けていると、これは小説の登場人物が何がしかを延々考え続けている事に対して僕がずっとそのかたわらで付き合ってあげているようなものだと思う。たぶん人…

千代田

千代田線の湯島で下車して、白っ茶けた風の吹きすさぶ仲町通りをとぼとぼと歩き、上野のツタヤに寄ってDVDとかを借りて、その後松坂屋で少し買い物した後、そのまま地下の銀座線に入って、上野広小路から日本橋まで行って乗り換えて、東西線の竹橋で下車して…

日比谷

ポン・ジュノ「母なる証明」を観る。これはおもしろい!最初から最後まで盛りだくさんの面白さで、とても楽しかった。このまま直ちに「殺人の追憶」も観なければ、と思った(しかし帰りにツタヤに寄るのを忘れた…)。その後日比谷公園まで歩いて、菊まつりとい…

Reply

特に気になる点はありません。おおむね問題ないと思います。もしきになる点やお気づきの点等ございましたらお気軽にお問い合わせください。ご不明点やご指摘事項なども遠慮なくお申し付け下さい。必要に応じて電話によるナビゲーション対応も可能でございま…

November

はっと気づくともう11月なのだ。でも11月は嫌いではない。11っていう数字の並びが悪くない。11月というと一年の中でも如何にもすわりの悪い感じで、本当に月と月の橋渡し的な役割しか担っていない感じの、なんとも中途半端な感じがあって、別段なにかメモリ…

潜水

あと5メートル進んだら、すぐに浮上して呼吸したい、と、さっきからずーっと思っている。そう思いながら、延々と潜水を続けて、ついに25メートルの壁まで来てしまい、そのまま浮上せずに水中でターンしてしまい、なおも潜水のまま進んでいる。呼吸を止めてい…

自室より

今日という日は「頼まれ仕事」をやるための日という事で最初からそれ以外の事をほぼすべてあきらめている状況で迎えたのだが、しかし朝目覚めて外の日差しの輝かしさを見ると、さすがに少しだけでも良いから直接太陽の光を浴びたいと思った。しかし、とりあ…

冬日

ものすごく寒い夜だが、その寒さにむしろ喜んでいた。真冬のようだと思って楽しい気分になった。そのまま風に逆らいコートの裾をはためかせて歩き続けた。真正面から吹き付ける冷気に、顔も髪も鞄も手も全て感覚が無くなるほど冷たくなったが、それこそが冬…

軽井沢

昨日から妹夫婦と我々夫婦と母親の計5人で軽井沢へ行って、先ほど帰宅した。我々夫婦は完全にお客様状態というか、お荷物的存在で、行きも帰りもひたすら車の後部座席に座りっぱなしであり何の役に立つ動作も気を効かせた所作もなく、ただそこに居てうわーモ…