2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

寝ながらCDを聴いたりFMを聴いたりしたい

ウチの奥さんが「寝ながらCDを聴いたりFMを聴いたりしたい」という。寝室にあったオーディオは、すべて僕が自室に移動してしまったのである。だから、新しく何か買わないといけない。ので、最近色々と見てるのであるが、ウチの奥さんはWalkmanを使ってる人で…

「グラン・トリノ」

MOVIX亀有にて。とても面白かった。クリントイーストウッドが凄みを効かせたり愚痴をこぼしたりしているのを拝めるだけでも充分面白い。 あのアジア系民族の家族と、同じ民族の不良グループは、冒頭ではひとまず同一民族である事だけで、お互いに良い印象を…

Techno 2 Techno

テクノを聴いていてつくづく思うのは、ああこの音楽は本当に、まったくもって音楽というものがそれ自体として音楽を駆動させているものなのだなあ、という感慨をひしひしと感じてしまうのである。それを突き動かしているのが、それ自体でしかないのである。…

「ヴィデオを待ちながら --映像、60年代から今日へ--」

竹橋の東京国立近代美術館にて。主に60〜70年代から現代に至るまでの、ヴィデオアートの黎明期からの作品の展覧会である。しかし美術というのはテクノロジーに対して、これほどまでに無垢で繊細で傷つきやすいものか、そういう事になってしまうか、と思った…

T.V. Eye

朝起きて、NHKの天皇皇后両陛下ご成婚50周年というのを見る。2時間。そのあと、CSで西島秀俊の朗読「焼け跡のイエス」を見る。これは45分ほど。途中で鳴ってたのはおそらくThe Stoogesの1969だろうか?リアルな再現とか、もっともらしさとか、そういう…

分かち合う皿

昼、外で食事してるとき、隣の席に座っていた中年のおばさんが、ああ結構ご飯が多いわねー。もうおなかいっぱいになってきちゃったわよーとか何とか云いながら食事を続けており、次の瞬間、その皿をふいに手に取って、姿勢を少しこちらに向けたかと思うと、…

全裸

泥酔して裸になって公園のベンチに座っていたら警察がやってきて鬱陶しい感じで話しかけてきて下らないもっともらしい事を言うので、こちらもなぜかぷつんと安全ピンが抜けて暴走し始めて調子付いてきて「裸になって何が悪い」とか何とか適当な理屈で、やや…

若者

今日はかなり気温が高く、あせばむような陽気であった。若い人たちが、男性が二人女性が四人いたが、皆が、その身体から、やけに甘い香りを発散させていて、かれらは皆陽気な笑顔で手持ち無沙汰な時間をもてあましているようであった。でも彼らは、こちらが…

今日の雨

今日の雨はなかなか良かった。外に出たら、足元のコンクリートが雨でところどころ黒く濡れており、上に出っ張っているひさしの下だけは乾いているので、その部分を歩いていると、顔や腕に細かい水の飛沫があたるのをかすかに感じるが、それが生暖かくて、し…

フロントウィング

唇が荒れて、カサカサになって皮がところどころぼろぼろ剥けてくるくらいな状態になっている理由はビタミン不足かホルモンバランスの悪化かそれ以外のメンタルファクターか、はっきりとはわからないのだがとにかく手当たり次第に手を出す様々な薬は期待もむ…

時間

時間が勿体ない、という感じ方を時間というものに対して感じてしまう時点で、それはもう不自由さに囚われているということの証明だ。時間を有効に使いうる、というのは幻想で、時間自体を使うことなど現実にはできず、時間の内実が充填されたときに事後的に…

パソコンが買いたい

できればノートとデスクトップと二台買いたい。あと音楽の再生システムを刷新したい。この際だからCDJも買いたいしミキサーも買いたい。アンプも並のを買って、スピーカーももう一回り大きくて高品質なのがほしい。それらを全部買って、全部をケーブルで…

「絵画」磯崎憲一郎

雑誌「群像」二〇〇九年五月号より。すごい。小説のすごさというのは、本当にものすごい。でも例によって、その作品について、作品を通じて得た体験について、何か書くのは難しい。細かい事一々書いててもしょうがないじゃん、という気持ちと、いや、何か書…

「ガー」

「中原昌也 作業日誌2004→2007」より引用(224頁) 3月2日 午前中、某ノイズ・アヴァンギャルド系ネットショップからカセット、CD、LPなどいくつか注文したものが届く。また例によってアメリカとスウェーデンのアーティストのものが多い。でも…

「Fizheuer Zieheuer」Ricardo Villalobos

ここ数日、Ricardo Villalobosをよく聴いている。聴きたくて聴いてる訳ではない、というと言い過ぎだが、でも決して積極的に聴きたいと感じている訳ではないことも確かだ。でも、とりあえずこれしか無い、という事になってしまい、それを聴くのだ。 この人は…

「そこにあるあいだ」

十何年ぶりに再会した兄弟が、ぎこちなさや余所余所しさを感じつつも、二人が兄弟だと言うことと、自分の親がなにがしかの用事を自分たちに言いつけている、あるいは自分たちをなにがしかの理由でそこにとどめている、という理由で、その場に留まり続け、車…

早朝

昨日の夕方より、家でワインをのみながらCDを山のように引っ張り出してきて手当たり次第に聴く。大西順子のユーロジア・バリエーション、キースジャレットのサムホエア・ビフォアよりマイバックページとモーメントオブティアーズ、コルトレーンのアフリカブ…

NHKの「世界ふれあい街歩き」

NHKの「世界ふれあい街歩き」をいつも楽しみにしている。あれは見ていると、ほんとうに楽しい。世界各国の街を歩くのだが、カメラの視点でずーっと街を移動していき、たまに立ち止まって周りを見回したり、たまたま通りがかった人とかに話かけたりして、また…

「Deepers」FRICTION

お茶の水ユニオンでFRICTION "Deepers"を買ってあって、今日の朝はじめて聴く。あれまるでStoogesみたい、と思ったらRaw Powerのカバーだった。いやこの曲はほんとうにカッコイイ。2曲目"Deepers"これぞまさにFRICTIONである。FRICTIONの場合、強力なリフ一…

「組立」上田和彦の作品

上田和彦氏の作品をはじめて観た。キャンバス地の白が鮮やかに目を刺すような余白の多くのこる画面もあれば、画面全体が何層ものタッチで覆われ、激しく混食され混濁に行き着いている画面もある。ひとつひとつのタッチは、太い筆の無骨な刷毛目として、木訥…

「組立」永瀬恭一氏の作品

前回(2008年6月)の作品とくらべて、全体の印象としてはそれほど大きな変調や動きは感じられず、おそらくこの作家の内部で追いかけている問題系は依然として変わっていないのだろうと感じさせられて、そういう事は言葉の説明とかではなく、作品をみてすぐ感じ…

24時間とその翌日

朝早起きして、佐倉の川村記念美術館まで行った。マークロスコ展をみる。花見客でいっぱい。電車も結構混んでる。で、その後、新宿に戻ってきて、新宿に人が超いっぱいなのはいつものこと。でも特に御苑付近の花見客のものすごい行列とかは一瞬ぎょっとする…

「BCD」Basic Channel

これは確かに何ともしれん説得力のある、すごく良いミニマルだなあという感じ。たとえば同じようなストイックなミニマルでありながらもJeff Millsとは明らかに違う志向性をもっているのだが、しかしそれでいてJeff Millsの最良の部分とも響きあうかのような…

雪pt.2

先月は二度ほど、雪が降った。最初は雨だったが、これは雪になるだろうなあと思うくらい寒い日だったので、やがて雪になったのでやはりなあと思った。雪とは、いつでも、大体そういう感じで降ってくるものである。 会社にいて、ふと窓の外を見たら、窓にはし…

最近観たもの

とりあえず最近観た展覧会の中では乃木坂の新美術館にてArtistFileというグループ展での金田実生のドローイング「空とバラの31日」が素晴らしく、かなり感動した。これを観れただけでもよかった。そのほかの作家にも面白いものが多かった。あと、結構前のこ…