2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「KISS」

プリンスの「KISS」をはじめて聴いたのは、たしか中学一年か二年のとき。楽曲に批評性みたいなものを感じ取った、生まれてはじめての体験だったような気がする。もちろん、批評性なんていう言葉は当時知らない。もっと感覚的な、存在することで自他の境とい…

僕がロングシュート決めたら

久々に、おそらく一年ぶりくらいで水泳した。久々にやると、ほんとうに筆舌に尽くしがたいほどのすさまじい疲労感で、しばらくはものも言いたくなくなる。一昼夜海を漂ってた人みたいによろよろの体でプールから這い上がり、着替えて荷物持っておもてに出て…

DVD

昨日は、京橋にある商業施設のオープニングイベントで、ものんくるのライブを観た。いい演奏。楽しい。おわって、御徒町に移動。少し呑む。じつに慎ましい分量。これくらいなら神様も怒らないはず。その後、上野のツタヤでDVDを借りて観た。「DENKI GROOVE T…

グリージャ

「囀りとつまずき」について僕が以前ここに書いたことへのリアクション含め、三宅さんの日記内で、作品への批評検証を試みるすばらしい言葉の連なりと交感が記録されていて、これは、その箇所だけでもどこか別の場所でもいいから公開したらいいのにと思うほ…

茶の日々

炭水化物を摂らない、すなわち夜はなるべく白米をたべない食生活を、ここ何年か続けてきたが、これは廃止にしようかと思っている。酒量を減らすために、ふつうのごはんのフォーメーションを取り戻したほうが良い。少しのごはんと、汁ものと、あと二品くらい…

今日の日はさようなら

近所を散歩。こうの史代の作品「長い道」「夕凪の街 桜の国」「この世界の片隅に」を買ってきて、ひたすら読む。 曇った空、寒さが快適。薄暗い景色。よい休日。 健康診断の結果が届いた。中をみて予想以上の成績の悪さにがっくり。お酒を控えざるを得ない状…

解離

昨日(日曜日)の、東浩紀のツイッターで「この世界の片隅に」について触れていた内容が素晴らしい、まさにこうだ、こういうことだ、と深く納得した。 柄谷行人は「風景の発見」こそが近代文学の内面を作り出したと説いた。それを援用してみる。風景とは映像表…

この世界の片隅に

亀有で「この世界の片隅に」を観る。妻が観ようというから見たのだが、どんな映画なのかは、戦時下の広島の話だということはわかっていたが、あとはほぼ何も知らない状態で観た。こうの史代の原作も読んでない。評判が良くて期待できるような映画を観に行く…

手書き

保坂和志のトーク(http://advenbbs.net/jump/?https://www.youtube.com/watch?v=PXS-b92lwJU&feature=youtu.be)を視聴していて、その話のなかで、ワープロだと、手を止めたときに、全体を読み返すような状態になるが、手書きだと、手を止めたときに、窓の外…

サメ

この画像をみると、サメに喰われている人、のように、どうしても見えてしまう。

秩序

ばたばたしているうちに週末になって、はっと気づくと日曜日も終わりだ。アレルギー性鼻炎がえらいことになってるし、帰りは遅いし、どうも忙しなく落ち着かない。ゆえにじっくりと書く気にもなかなかなれない。Mさんの日記を読むのだけが一日のうちで唯一の…

木枯らし

寒かった。むしろ爽快なほどだ。大統領選の結果をみて、だいたいこうだろうと思っていたことが、全然そうじゃない、ということの、ある意味もっとも強烈な事実に直面したような感じだ。これはやはり今日は、記憶に残る日と考えるべきだろう。これまで自分が…

「囀りとつまずき」

数日前から、三宅誰男「囀りとつまずき」を読んでいる。(https://bccks.jp/bcck/147019/info) 現在、百ページくらいまで読んだ時点での感想。 ひとつひとつが独立した断章形式だから、前後は断絶されていて、ことなる時間と場所での出来事、それを順々に読ん…

平山城址公園

高幡不動から日野市の住宅地を抜けて、多摩動物園の真裏をぐるっと回りつつ、東京薬科大に隣接した平山城址公園を抜けて、平山城址公園駅までのハイキングコース一年ぶり三回目。 平山城址公園はすごい。いつもそうだが、公園の中はほとんど人がいなくて、公…

初台・神保町

まさに秋晴れな空。鼻の調子はあまりよくないが、薬はのまずに過ごす。のむとぼけーっとしてあまり気分良くないし。 東京オペラシティアートギャラリーで「オランダのモダン・デザイン リートフェルト/ブルーナ/ADO」を観る。すばらしい洗練。木や紙の、材質…

寒い

今日は寒い。いよいよ来た。電車内で、互いに身を寄せ合いましょうと提案する。身体を固くして、皆が各々重石のようにその場にじっとしていた。髪に顔をうずめて眠っていた。しばらく目を開けていたつもりだった。香りを吸い込んでいた。また眠っていた。窓…