2014-11-01から1ヶ月間の記事一覧

つくばエクスプレスで、つくばへ。 そういえば、中二の頃、つくばで開催されたEXPO85に行ったことがあったのを、いきなり思い出した。駅を出て、中央公園から筑波学院大学を経て、ゆりのき通りと名付けられた落葉で黄色く染まった銀杏並木の道を歩きながら、…

例えば僕は、もう最近は電車の中では眠いし疲れているし、座席に座りたいと思っていて、坐れば眠ってしまうことがほとんどだが、もしそこへ、身体の不自由な人や、老人や、席に座りたそうな人がそばに来たら、すぐに席をかわってあげられるか、はなはだあや…

お茶、おビール、お弁当、スナックなど、乗務員がワゴンに乗せてお運びいたしますので、お申し付け下さい。間もなく、名古屋、名古屋です。名古屋を出ますと、次は日暮里に停車いたします。常磐線、山手線外回り、みなとみらい線、副都心線、西武線、東武東…

ちょうど今くらいの季節だと、赤ワインを少しだけ冷やしたいと思ったら、夕方頃、外のベランダにの一時間程出しておいたりするのだが、それでたしか月曜夜にベランダに出しておいたまま忘れてたワインのことを今日の夜になって思い出して、あ!と思ってやっ…

雨と風が寒い。しかし、少し爽快感のある寒さだ。まだまだこのくらいなら、耐えられるという余裕をもてるので、その状態ならまだ楽しめるところもある。でもあとほんの数℃下がるだけで、まったく心持が変わってくるのだから肉体とはなさけない。肉体がなさけ…

妻が図書館で借りてきた「精選女性随筆集 須賀敦子」(川上弘美 選)という本をたまたま手にとって読み始めたらすごく良くて、今日はこれで充分という気持ちになった。一つ目の「遠い霧の匂い」というエッセー。ここで色々書いても仕方がなくて、ただそれを読…

八重洲口のソフトバンクへ行って機首変更してiPhone6。あー、シルバーご希望ですか?すいません今ゴールドしかないんですー、でもゴールドもいいですよ、あたしもゴールドなんです。よかったら見ますかー?どうぞー、と言われて、そうですねー、まあ、あるや…

茗荷谷。小石川植物園へ行く。モミジが色づくには、まだもう少しかかるようだ。落ち葉を拾いながら園内を歩く。なぜ落ち葉を拾うかというと、このあと何人か集まって美術同好会をやるため。これほどいい天気になると始めからわかっていれば、野外で写生会も…

なぞなぞ。朝「もう飲みたくない」、夕方「今すぐ飲みたい」、夜「最後一杯だけ」。さて、なんでしょう。 そんなことより、三歳くらいの子供が歌ってるときの、そういうときの、いい加減な歌って、すごくない?あれって、あまりにもいい加減すぎて、むしろ感…

もう、今日はブログ書かないでこのまま寝るか、と思って、それを自分に許した直後の、心も身体もふわーっと軽くなって、ほかほかとした嬉しさがこみ上げてくる感じは、いったい何なのか?ほとんど、金曜日の夜が来たときと同じような感覚になると言っても過…

レストランがあって、たまに行く、気に入ってる店である。今度、幾人かの友人と会おうかと思って、今日はそのお店に行って予約の相談をした。 年に何度か集まる友人たちとの会合だけど、そういうときに食事するとしたら、予算が大体いくらに設定すべきなのか…

最近、The Beatlesを総復習的に聴いている。「Help!」「Yellow Submarine」など、今まであまり聴いてこなかったアルバムを中心に。 「Help!」はどの曲もさすがに「一度も聴いたことない」というのはないが、これまで聴いた回数としてかなり少ない曲というの…

とくに夜中のこの時間の、時計の針が進む早さには驚かされる。長い針が、さっきまで真下を向いていたのが、いきなり真上に来て、今気付いたらもう3のところを指している。このまま、すぐに再び真下になって、その時点で寝ようと思っていた時間を一時間もオー…

朝、駅前まで自転車で行ったときすごく寒くて、これはもう冬だと思ったが、そのあとで昼前に再度外に出たらまさに小春日和的で、歩いているだけでほとんど快楽的な何かが全身を包んでいるような感じ。川沿いを歩いて図書館へ。その後喫茶店へ。その後買い物…

今日の青い空の青さといったら、ちょっと言葉であらわすのは難しいとしか言いようがない。青という色は色というよりも透明ということのほうをより強く感じさせる。遠景の青を見るとき、視線はどこまで行っても何かに到達しないで、視界のさらに先の、とても…

新橋とか、五反田とかの、カプセルホテルに付属のサウナと風呂の、ビルの屋上にいい加減につくられた露店風呂の、プラスティックでできた岩の積み上がった上からお湯が出て下に注がれているときの、ぼこぼこぼこと音のするのを聴いているときと、場末のもつ…

大変な過ちを犯したのに、なぜかその責を問われない。いや、一応、かたちとしては問われているのだが、その内実として、自身にほぼ何も影響がない。責が問われているという事実が公けになっていなければ、さすがに世間が許さないし、不自然だし、不条理だ。…

渓流。水が、勢いよく流れている。ダムが放流されたので、かなり水かさが増して、流れも早い。川の音がうるさくて何も聴こえないほどだ。水の流れ。岩にあたって、水飛沫を上げて、泡立ち、白濁して、流れ去り、交わり、離れる。それが、手前から数十メート…

youtubeで、椎名林檎の「ギブス」を聴いていたら、もうこんな時間に…。昔、MDプレイヤーで「勝訴ストリップ」をずいぶん聴いたものだ。自分にとって、椎名林檎は「勝訴ストリップ」だけで、それ以前も以降もほぼわからない。椎名林檎イコール「勝訴ストリッ…

DVDを観る。一本目。妻が観たいと言うのでウッディ・アレン「ラジオデイズ」。たしか十何年か前にも観た。冒頭で、ニューヨークの街並みのすぐ向こうに海が広がっている景色が出てくるのだが、雨の降るどんよりとした、すべてが一様な単色の世界で、白と灰色…

雨が降ったり止んだりする曇りの肌寒い日で、自分がこういう天気を最近好きになったのはなぜなのかと思うが、とくに秋から、晴れた日だと光がちらちらと明滅するのが、なんとなく気が散るというか、周囲が薄暗くどよんとしてくれていた方が、心休まる感じに…

最近は、ふと気がゆるむと、つい臓物のことばかり考えてしまう。 タン(舌)、ハツ(心臓)、フエ(大動脈)、フワ(肺)、ハラミ(横隔膜)、レバー(肝臓)、ミノ(第1胃)、ハチノス(第2胃)、センマイ(第3胃)、赤セン(第4胃)、ホルモン(小腸)、シマチョウ(大腸)、テ…

内田百けん「第一阿房列車」を読んでいて、この主人公、なんとなく妻に似たところがあると思えてならないと感じた。当日、乗ろうとした列車の切符がすべて売り切れていて、そうなると何が何でも、どんな手段を使ってでも切符を入手したいと思うが、でも明日…

ちょっと、近所を散歩するだけだとしても、出かけるにあたって、少し支度をするにあたって、まず髭は剃るのか、靴下はやや厚手の長めのものを履くのか、だとすれば靴はまだ皮に固さの残るワークブーツにするのか、Tシャツの上に長袖の毛のシャツ一枚でいいの…

金曜の夜、酒を飲みながらジム・ジャームッシュ「イヤー・オブ・ザ・ホース」をDVDで観てたら大興奮状態に陥り、立ったり坐ったり、うろうろしたり、声出して笑ったりと、落ち着き泣く忙しい。これはもう、観て歓喜に震えながら泣くしかない。ジャームッシュ…

十月のほとんどを、古井由吉「槿」を読んでいて、昨日か一昨日終わって、今すごく自由な身になれた開放感がある。でも、それでかえって油断して、「仮往生伝試文」を買ってしまった。でも買っただけなので、すぐに読む義務はない。そこが、気が楽だ。 「槿」…