2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「Ex-Factor」Lauryn Hill(The Miseducation Of Lauryn Hill)

宇多田ヒカルのFlavor Of Lifeという曲が今日、発売なのだそうだ。今知ったので、取り急ぎiTunesを開いてMusicStoreで一曲だけ購入(200円也)。今聴いてる。良い時代になったもんです。…でも僕は古い人間なんで、本当に思い入れがあったりするとCDで買った…

MOTアニュアル 「等身大の約束」東京都現代美術館

表題のヤツを観にいったのだが、予想に反してなかなか面白かった。MOTアニュアルは律儀に毎年みていて、去年とかすごいつまらなかったのだが、今年はかなり持ち直したというか、まあ良かったと思った。もちろん全ての出品作家の作品が良い。という事では…

「画家はデッサン力がすべてである」

…かつデッサン力だけが絵の価値を決めるのだ。とまで考えている人はさすがに少ないと思うが、それでもデッサン力が絵の魅力の決して少なくない一端を担う要素と捉える人は多いと思う。 …昔、僕が学生の頃、学校の課題授業で、アトリエで僕が制作中の絵をみて…

下請派

戦後の日本における経済復興について、特に製造業の発展・急成長が目覚しいものだったのだろうが、ではなぜそのような成長が可能であったのだろうか?アメリカ傘下だからよかったとか官僚や政治家や企業の上層部が偉かったとか、その辺良くわからないのだが…

大竹伸朗「全景」カタログ刊行遅延の件

大竹伸朗の展覧会「全景」で予約販売していたカタログが未だ届かない。当初、12月上旬と謳われていたが、制作の遅れで1月となり、さらに今、公式サイト内のお知らせを見ると3月末日刊行予定となっている。しかし、そのかわり(というのでもないのだろうが…

「画家が人間を描かずして何を描くのか?」

戦後の日本の美術作品をに対して、ある傾向が色濃いと感じられる事がある。ストイックで明快で、暗く重い。そういう風にいきなり書いて、どのくらい共感を得られるのか?が判らないが、とりあえず皆がうんうんそうだねと言ってくれたと思うことにして、そう…

「Why Can't We Live Together」 Timmy Thomas

人体を描く。というか、人体らしきものを描く。なんていう場合、腕や脚を、胴体を、半身を、腰周りを…それらが織り成す、ある種の、なにがしかのニュアンスを描く。・・・という事で、その事の周りをうろうろするのだが、しかしワトソン特厚に筆記具を滑らせ始…

家に居ます(別人)

プロセス→コンプリート。というシークエンスの反復で絵が出来てしまう訳ではない。いや、実は出来てしまうのだが、そのように出来たものは自分がやれる範囲内の手持ちの技の縮小再生産でしかなく、それらを冷静に観たとき、自分でも面白いとは思えないので、…

家に居ます(日曜画家)

午前中から制作。なぜだか今日は、描いても描いても、まだ描くという感じで、長時間の制作となった。とはいえ全体を通じて、あまり良い感じではなかった。先週「掴んだ」感覚を展開させられるのかと思ったら、どうにもつまらない感じになって、昔置き去りに…

「小説の自由」保坂和志

数日前から保坂和志の「小説の自由」を読み始めているが、とても面白い。でも面白いのだけど、ああやっぱり小説を読むというのは、本当に贅沢な行為なんだなあと改めて思った。それは僕にとっては、「絵を観る」ことに置き換えてみた場合、すごいよく実感で…

「山羊の頭のスープ」 "Goats Head Soup "  The Rolling Stones

このアルバムを初めて聴いたのは中3か高1である。このアルバムの一般的な紹介文としては、たとえば次のようなものであろう。〜ミックテイラーを加えた新進ストーンズが油の乗り切った演奏を展開する70年代の名作。初のジャマイカ録音で作られた本作では…

「涙のクラウン/The Tears Of A Crown Smokey Robinson & the Miracles

Tears of a Clownアーティスト: Smokey Robinson & The Miracles出版社/メーカー: Motown発売日: 1991/12/16メディア: CD クリック: 5回この商品を含むブログ (3件) を見る Smokey Robinsonの「涙のクラウン/The Tears Of A Crown」が届いたので、開封した…

架空の作家を語る

人間は常に揺れ動く不安定な危なっかしい存在なのだが、同時に、そういう不安定さと両立して機能する機械的な正確さと安定感に支えられた手の技術というのもあって、そういう手から生まれた加工物だけが醸し出すことのできる独自の質感というのもある。 自分…

家に居ます(そして描く)

気分は良い→いいのかわるいのか? 具象。 美しいと思う。←それを信じられない? はじめからこんなことしなきゃ良かった。←20世紀以降の画家共通の思い。 制作中に、ぼやっと思い浮かんで、ああこれblogネタだなーでも忘れるなーとかいつののように思って、…

Drive My Car

昔から思っていたことなのだが、絵を描くというのは実に体をよく使う。まあ文章を書くのだって体を使うのだが、使い方が全然違う。というか、くたびれ方が全く別種である。絵の場合、どうしたって画面の前に相当近づいたり、少し離れたり、持ち上げたりかき…

「バラの耳」三木富雄

絵を描くとき、誰でも面白いものを描くぞ!と思って描くのだろうと思う。絶対に面白くないようにしてやる!という情熱はあり得ない。というか、そういうときは面白くないことの面白さに賭けているのだろうと思われる。(「さほど面白くない感じにしてやる!」…

出会いを求めて/途方に暮れて

美術作品を観て途方にくれると言うのは、初対面の人物にあって取り付くシマもなくて途方にくれるのとよく似ているかもしれない。あなたが何を考えているのかわからない/私に何を求めているのかはっきりしてほしい。という苛立ちとか、そういうのに苛まれる…

「Time out for Smokey Robinson & the Miracles/Four in Blue」「Make It Happen/Special Occasion 」Smokey Robinson & the Miracles

縋るような、焦がれるような思いで聴く音。それがSmokey Robinson & the Miraclesである。…で週末買ったCDが届いた。そしたらケースパッケージがやたらかわいいので喜んで、写真なんか撮ってみた。こういうのを見ると、やっぱりパッケージ商品を買うのはや…

一日について

午後4時だとか、6時だとか、夜の9時とか、午前0時だとか…。一日は巡るけど、そのルーティンで、如何にフレッシュに生きていけるのか!!…をもうちょっと考えないといけない。大体わかっているのは、がーっと良い気分にさえ襲われれば、人生はそれだけで…

雑踏にて

必要があって久々に衣類等を買いに行く。でも昔みたいにそういう買い物を楽しむ気持ちが、完全になくなっている。っていうか、もはやデパートとかの人込みに相当耐えられなくなってる自分がいる。マジで気が狂いそうになるっていうか、全員に毒付きたくなる…

喜びに関して

随分前に読んだもので、もう既に書いた人も題名も全体の内容も忘れてしまった小説だかなんかの文章の中なのだが、登場人物の女性が不倫相手と2回目の性交渉の最中、という場面があって、そこでその女性がすごい快感を感じながら、ああ、これはやっぱ最高だ…

カラヴァッジオ

カラヴァッジオの絵で、イエスの復活を信じないペテロに、イエスが「そんなに信じられないなら僕の傷口を手で触ってみなよ」という場面を描いたヤツがあるけど、その絵では、ペテロは手首を無理矢理イエスに取られて、胸元のあたりまで導かれて、そのまま横…

作品写真の電子画像

作品写真の電子画像を10点ほどフォトライフにアップロードしてみた。まあこれを見て下さっている皆さんのご利用環境や画面解像度やモニタのスペックなんかで、様々に違って見えるでしょうからあくまでも参考に過ぎないのですが、これらの写真は現実のもの…