2009-01-01から1年間の記事一覧

寒さ

星がきれいだと言うのでべランダに出て空を見上げてみたが、いつもの星空できれいというほどでもない。一等星が何個か光ってるだけの、凡庸な関東平野の夜空だ。また、ものすごい夜空を見に行きたいものだ。澄んだ夜空というのは、晴れていても曇っていても…

松葉杖

会社は一昨日で終了だが、残件がいっぱいあるので昨日も出勤した。そしたらいきなり新たな案件が二つばかり入ってきたのを受けてしまい、それの対処に躍起になってたらあれよあれよという間に時間は過ぎ、終わったときには既に午後7:00を過ぎてた。やろうと…

ことば

中学の時の同級生で、今でも1年に1回くらいメールのやり取りをする友人がいる。こちらからメールした事はたぶんほとんどない。たいてい向こうが泥酔していて、ほぼ深夜とか早朝とかにメールが来る。ほとんど互いの存在を確認する以上の意味は無いような、非…

エル・スール

北千住の東京芸術センター・シネマ ブルースタジオにてエル・スールを観る。観るのは去年の10月以来、二度目だが、今回はとくに前半の様々なシーンにつよくこころ動かされた。どの場面も素晴らしくて一々挙げてたらきりがないが、主人公の娘、エストレリャの…

やる気が感じられない

たいへんかったるい。何をしていても身が入らず、ぐったりと背もたれに身体を預けてわざとらしいため息をつくばかりだ。両手を真上に上げて、手のひらを返した状態で交差させて、ぐーっ、と伸びをして、そのまま、しばらく硬直して動かず、やがて、うわーっ…

靖国通りを

上野から昭和通りをずっと歩いていくと、やがて秋葉原にいたる。でも秋葉原にはさほど興味がないというか、よくわからないのだが、さらに進むと神田川を越えて、岩本町へといたる。この岩本町交差点から、交差している靖国通りを歩くと、そのまま淡路町、小…

快晴

空は快晴で日差しが眩しいほどだ。室内にいるとブラインドの隙間から日差しが自分の顔めがけて差し込んでくるので眩しくてかなわない。位置をずらしても日差しの方が追いかけてくるようで効果なしである。仕方が無いので座席に対して横すわりになって、自分…

浅見貴子さんのトーク

昨日は乃木坂まで行き、国立新美術館で「未来を担う美術家たちDOMANI・明日展2009」を観る。その後、丸善で夫婦揃って大量に本を買う。今まで一度に買った本の量としては最高記録かもしれない。とくに妻の買う量が酷い。その後oazoの上で久々にご飯を食べて…

ヘチマの観察

小学生のとき、ヘチマを観察して、観察日記を書かされた事をいまだに憶えている。1年生のときはアサガオで、2年だとヘチマだったように思う。 アサガオはきれいだったが、ヘチマはあまり面白くなかったような気がする。いやそれは今思い出して勝手に捏造した…

ロラン・ガルニエ

午前3時というのは、僕にとってはレッドゾーンというか、スキーのジャンプ競技で云うところの「K点」であり、それ以上飛距離を伸ばすとかなりのリスクを背負う事を意味するブレイク・ポイントなのである。でも、なんだか公私共に忙しくて、忙しいのに忙しく…

救世

寒風吹きすさぶ中を東上野方面へと歩いていた。松坂屋上野店も師走の賑わい。忙しなさともの悲しさの混ざり合う雑踏。クリスマスの飾付で輝くネオンと、行き交う人々の無表情。すべての色彩が減衰していくのを感じる。かすかに、歌声がきこえる。どこかに設…

パイプ椅子

パイプ椅子に腰掛けている人物を見ている。そのとき、その人物がパイプ椅子に腰掛けている、という印象を感じているのではなくて、パイプ椅子に重さが加わっている事を感じている。そのパイプ椅子に感情移入しているのではなく、あくまでも人物を見ているの…

国分寺switch pointで利部志穂展

国分寺switch pointで利部志穂展。手前のモノが視界を遮蔽している感じで、会場に入る前に一見しただけでは、作品の全容がどうなっているのかわからず、会場内に入るにしても、足元にあるものを跨いだり潜ったりしないと入り口より先の奥までは入れない。意…

ヴュイヤール

先週ポーラ美術館でヴュイヤールの作品を3点ほど観ることができたので、行って良かったと思っている。ヴュイヤールの作品は僕にとっては理屈抜きでいつまでも夢中になって観ていられるような作品である。「画家のアトリエ」というパステルの作品など、パステ…

囁き

固定資産税の話、made in中国やmade inタイの話、受託案件の話、一年に一度サイパンでゴルフの話、機密情報漏洩事例の話、合併と閉鎖の話、オートネゴシエーションをonにするのかoffにするのかの話、ダイヤルインを使って個別電話に割り振ることも可能だけど…

Mother's Little Helper

電球が切れてたのに買い忘れた。 DVDも買い忘れた。 野田は千葉だった。埼玉じゃなかった。 今日の牡蠣南蛮蕎麦の牡蠣は驚くべき美味さだった。というか、今年食べた牡蠣の中で唯一、牡蠣の味がした。あれこそが、牡蠣だと思った。 北千住で12月9日(水)〜1…

ボナール

何もしないで只ひたすら時間をやり過ごし続けるという豪奢もあれば、ひたすら何かに奉仕して労働して献身的に身を捧げ続ける、という豪奢もある。でも大抵の場合はどっちつかずで、時間を只やり過ごし続ける豪胆さもなければ、ひたすら奉仕に身を捧げる意志…

曇天と星

箱根山中にあるホテルの、冬の夜の、深夜の暗闇と静けさを、大変好ましく贅沢なものに感じている。でも、よく考えてみれば、例えば今ここで感じている夜の暗闇と静けさとか、あるいは静止しているような時間の堆積とか、そういうのは若いときであれば、場所…

箱根へ

明日は箱根へ。仕事が忙しく予定がさっぱり立たず、旅行も今年はもう行けないかと思っていたが、半月前に、急遽行く事にして、予約を入れた。。季節外れの、どこと言って見るべきところもない冬の箱根。温泉入って飯食ってぼんやりするだけだが、でもそれで…

雨天

夜半から雨が降る。朝になっても雨が降っている。一日中降っている。傘を挿しても身体に雨はあたる。腕や足を静かに雨が濡らしてゆく。少しずつ沁み込んでゆく。雨が沁みこむのではなく、身体が、少しだけ雨の方に沁みこんでいく。紅葉した葉が薄汚く積み重…

AutoPilot - 芸術/自殺/戦争

知っている場所を進み続けていて、そのままどこまでも進み続けると、やがて知らない場所に出る。でも大抵の場合は、進んでいって急に知らない場所に行き当たる訳ではなく、知ると知らないの間の曖昧な中間地帯が、必ずある。 しかしその後、知らない場所から…

アナログ色々と買う

昼休みに御徒町南口あたりを歩いてたらレコード屋を発見した。最近出来たばっかりっぽい店で、アナログ(国内モノLP)がたくさんある。洋楽も有名どころがわりとある。80年代モノが多いかも。でも汚れの少ない、総じてかなりキレイな商品ばかりだ。適当に棚を…

蘇我

新松戸で電車を降りてホームを歩くと前方に武蔵野線に乗り換えるための階段が見える。その階段を上りきると、電車がすでに停車していて、開いたドアから人が乗り降りしているのだが、行き先を見ると目的地の方向とは逆方面行きの電車なので、それには乗らず…

Pearl's Girl (Tin There)

underworldというテクノっぽい音楽のグループがいる。僕はunderworldをそれほど熱心に聴いてきた訳ではないが、でもとりあえず1994年のdubnobasswithmyheadman以降、主要作品と思われるものに関しては一応、一通り聴いてきているとは思う、というと言い過ぎ…

録音

アナログレコードからPCに音を取り込んでいると、昔カセットテープに録音していた時代の事を思い出す。レコードをかけて、同時に録音ボタンを押して、音楽が終わったら、停止を押すという、あの一連の操作。今では考えられないような操作だ。今は、音楽を「1…

「パンドラの匣」を読む

死と隣り合わせに生活している人には、生死の問題よりも、一輪の花の微笑が身に沁みる。僕たちはいま、謂わば幽かな花の香にさそわれて、何だかわからぬ大きな船にのせられ、そうして天の潮路のまにまに身をゆだねて進んでいるのだ。この所謂天意の船が、そ…

4連休

4連休最後の日をほとんどを自室で、レコード鑑賞する事に費やした。再生装置とモニタの前にずーっと座りっぱなしで、100円ショップで買ったふわふわの綿状繊維の付いたハンディワイパーを使って周囲の埃をひたすら取りながら、Basic ChannelとJeff Mills(Pur…

パンドラの匣

テアトル新宿にて「パンドラの匣」観る。夜の20:50の回。これを観るためだけにわざわざ新宿まで来て、終わったら11時前とかだろうから、とくにどこかへ寄り道もせずに帰宅する訳で、そこまでして観にいくのだから、それなりに面白くなかったらショックだな…

七五三

快晴の日。降りそそぐ光の明るさ。強い日差し、光それ自体の、まったくそれ自体であることの意味のなさ。理由のなさ。ものすごい無内容。馬鹿馬鹿しいほどの幸福感。内容の空虚それ自体の驚くべき充実!その恩寵!祝福…ああ神様!!…見よ、前方に親子あり。…

お買い物

今日は有給休暇。頼まれ仕事をやってひと段落ついたのが午後一時。本当は12時までの終わらせたかったが一時間オーバーで、しかも完璧じゃない。でももうこれでいいやと思って終了。その後ちょっとドキドキしながら会社メール見て、思ったほどでもないので少…