ビデオゲームは昔の一時期だけ、それなりに遊んだこともあるけど、今はまるでやらなくなった。家に(友人から譲ってもらった…)プレステ4はあるのだが、それはもっぱら配信の映画を見るか、youtubeを見るか、blu-rayを見るか、その用途で使うだけでゲームはやってない。それ以前に、機器を操作する際の、あのゲームコントローラを両手で持ってる恰好が、我ながらどうにもしっくり来ない。そういうポーズをしてる自分に馴染めないところがある。コントローラーを両手で握りしめてるというだけで、何か妙に能動的な入力が期待されてるみたいな、自分がその気にさせられてるような感じがして、つい手を離したくなる。なので机上に置いて、ふつうのリモコンみたいに指で押して操作している。キーボードを繋げば済むことだけど、それはしてない。
昔はキーボードでPCゲームを器用にプレイする人がいた。あるいは、フィンガードラムパッドはドラム演奏の新たな身体の使い方と言えるかもしれない。身体のほうが目的に合わせると、予想外な面白いことになるけど、身体と目的のあいだに介在する道具が中途半端にものわかりのいい恰好だと、かえってぎこちなくなるというか、なんかズレてると言いたくなる。ゲームしない人が言うのもおかしな話だが。