2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧
もうあかん、といいたくなるくらい忙しい…などと書くと如何にも大げさだ。じつは、そんなに言うほどでもない。さほどでもない。というか、どのくらい忙しいのかよくわからない。もう制御しきれてない。でも本当に制御しきれてなかったら、色々と問題になるの…
2年ぶりくらいの再見。しかし成瀬巳喜男を観る理由というのは、やはりよくわからない。なぜこんなに気分の滅入るようなベタベタとした鬱陶しいものを好き好んで観るのか。でも観た。やはり面白いと思った。でも前ほどはげしく興奮するような気分は沸き起こら…
再生を始めると、レコードの上に乗せたアームが、驚くべき速さで、ターンテーブル中央に向かって吸い寄せられていく。その動きと連動するかの如く、強烈なリフレインがフェード・インしてきて、そのまま数十秒繰り返したのち、次第にフェード・アウトしてゆ…
夏の暑さが徐々に薄らいでいって、もうずいぶん涼しい毎日になった。日によってはまだ汗ばむような強い日差しの日もあるが、しかし汗だくになるような事はなくなった。毎日毎日少しずつ涼しくなっていくことを、常に意識していようと思っているのだが、でも…
夜、この曲を必ず一度聴くのが日課になっている、という事に今気づいた。SideBの「A Night To Remember」の方。この11分は本当に良い。…というか、良い、みたいなはっきりした言い方ではなくて、とりあえずこれをかけておけば、それでなんとかなる、みたいな…
連日秋晴れが続いていて、空気の冷たさがとても快適だ、といったような事を書こうとしていた。これを書いてる今も、開けている窓の向こうからかなり冷たい空気がゆっくりと流れ込んでくる。この時期の空気はあまり感情には訴えかけてこないが、物理的にはす…
水元公園に行って、金魚展示場があったのでそれを見たら、金魚相当キレイで見てて楽しいと思った。すごい畸形的なヤツラがいっぱい居て、これを可愛がる時点で相当病んでると思った。ぱっと見ですぐこれ若冲っぽいとか思った。尾ひれのヒラヒラとかが、完全…
祝日の公園は沢山の人々でにぎわっていた。家族連れやカップルや、一人で昼寝したり読書したり、犬の散歩や、キャッチボールやサイクリングや何かを、皆思い思いに楽しんでいる。日差しが強く、木々の木陰にはいくつものピクニック用シートが敷かれ、その上…
一日家でじっとしている。色々やろうと思うが全然上手くいかない。時間が過ぎ行くのをただ、眺めているだけ。久しぶりにビデオゲームなどをしてみる。下手なのですぐ死ぬが、しつこくしつこく、何度も挑戦して、たぶん一時間くらいは頑張った。失敗するたび…
所沢ビエンナーレ「引込線」で利部志穂の作品を観た。これが良かったのでその感想を書く。(前に銀座のギャラリーで観てから一年ぶり?かそのくらい…、と思ったら、今確認したらたったの4ヶ月前だった) それにしても今日はとても良い天気だった。秋という季節…
家から歩いて10分くらいのところに図書館があるので、たまにそこに行く。先週は妻が一人で行って色々借りてきたようである。今日は朝起きて、その借りてきた本の中から「年を経た鰐の話」レオポール・ショヴォ(著)、山本夏彦(翻訳)、というのを読んだら、こ…
シンドラーのリストという映画は15年前くらいに一度見て、そのときはかなり不快な気分になり、最悪の映画だと思った記憶がある。数日前、たまたまCSで放送していたので久しぶりに(後半の一時間半だけ)観たのだが、まあ思ったよりも、それほどは悪くはない…
古谷利裕さんの昨日の『ワラッテイイトモ』(K.K)についての日記には大変驚いた。あまりの驚きにわははははははははは!!と30秒くらい笑い続けてしまった。なんとまあ世界はこれほどまでに狭いのか、とも思ったが、いや、それはおそらく違う、世界は、決して…
福田和也の「旅のあとさき イタリア・エジプト編」をさきほど読了した。エジプトからミラノ、そしてローマへの旅。先週から今日にかけての数日間、この本を開いて読んでいるひとときだけが幸せで、それ以外のすべての時間は灰色の何でもない時間でしかなかっ…
駅前にはとってつけたような植え込みの植樹に彩られたロータリーと、その周囲に数台のタクシーと、チェーン店の喫茶店や居酒屋やコンビにやパチンコ屋があって、やけにだだっ広い舗装道路がかなり遠くまで伸びている。青い空に、電柱や電線の黒い線の行き来…
そもそもCV313のLIVEが素晴らしい、と思ったのがEchospace[Detroit]地獄の始まりだった。CV313のLIVEがあまりにも素晴らしいため、まずCV313と名のつくものは何でも聴きたいと思ったのだけど、CV313というのはEchospaceというユニットの変名ですよ、という事…
Blue Note東京で大西順子を聴くのも今年で3回目。この前はニューアルバムも出たし、数年前まで「大西順子って今なにしてるんだろうね?」とか言ってたのがつい最近の事のようでもあるが、月日の経つのは早いもの…しかしここ数ヶ月くらい、テクノとミニマルダ…
相対性理論の「シフォン主義」と「ハイファイ新書」を先日から聴いていて、そのあまりの凄さに激しく動揺しつつも何度もリピートする中毒症状が今も進行中である。 要するに、何を歌おうとしているのかよくわからない、その目的の着地点がどこまでも先延ばし…
大変素晴らしく晴れ渡った空の、美しいお天気の一日であった。日差しは強く、歩き続けていると軽く汗ばむほどであるが、日陰に入るとおどろくほどひんやりとした空気が身体を包み込む。暑いのも寒いのも嫌だけど、暑くなってきた、とか、寒くなってきた、と…
柴崎友香「主題歌」を読了。この小説に関して何を思った、と書けばよいのか、今とりあえずこうして書き始めてからもわからないまま書いている状態であるが、とりあえず一番心を揺さぶられた箇所は、仕事の帰りの夜、主人公の実加が一人でアジア料理屋にてフ…
「忙しい」と、この場所に書く事の馬鹿馬鹿しさはよくよくわかっているのだけど、でもやはりそれしか書くことが無い。書きたい事はあるのに、それに向かう気持ちになれない。「書く」という、文字を書いたり消したり読み返したり書き直したりして組み上げて…
数日前に渋谷でリーフェンシュタールの「意志の勝利」を観て、翌日、同じ映画館で「パティ・スミス:ドリーム・オブ・ライフ」を観たので、その二日のどちらも上映前にほぼ同じ予告編を観ていて、あまりにも「深い」としか言いようの無いマギー・チャンの姿…
何日か前に爆笑問題と坂本龍一が対談しているテレビを見てたら、坂本龍一が最近気に入ってる曲ということで相対性理論というグループの「テレ東」という曲を少し紹介していた。その事を今日ふと思い出して、「テレ東」も含めてyoutubeで何曲か聴いてみた。「…
乃木坂の新美術館にて。野口里佳。「水をつかむ」のシリーズを観るのは二回目だが、意味とか物語的な絡まりから絶妙に距離をおいた感じのイメージのあり方はいいなあと思った。ほかにもフジヤマと、ラクダのシリーズがとても素晴らしかった。ことに、ラクダ…
一ヶ月以上前に注文したレコードが今日届いた。宅急便ですー。代引きなんですけどーと言われて、はいお願いしまーす、と言って玄関まで来てもらってから、うわ!しまった財布の中が空っぽだ!!と気づいて、かなり慌てた。でも慌てても無いものは無い。万事…
昨日に続いて今日も渋谷シアターNに行き「パティ・スミス:ドリーム・オブ・ライフ」を観た。パティ・スミスをモティーフにして映像作品を作ろうとしたら、なるほどこういう風な作品になるのだろうというのは確かに納得がいく。全体がまるで夢の中のような、…
渋谷シアターNにて「意志の勝利」観る。ドイツのレニ・リーフェンシュタール監督によって1934年製作されたナチ党の全国党大会記録映画。冒頭の空撮から驚かされる。雲を突き抜けて、着陸した飛行機のタラップから広へと降り立つヒトラーと熱狂する観客。まる…