2012-10-01から1ヶ月間の記事一覧

開高健の「珠玉」という小説は、ちょっとこれは…どうにもキレてなくてイマイチ、と思ってひとまず途中で読むのをやめてしまったのだが、最初の方の、下記の部分はすごく好き。まあ、なんかいかにもな感じだが、それでもここに、僕が酒を飲みたくなる理由とい…

「辻静雄コレクション3」を読んでいて、あまりにもおいしそうでおいしそうで、ほとんど気絶しそうになる。これは大げさに言ってるわけではない。読んでいると実際に、意識が薄くなってきて、今立っている場所がどこなのかわからなくなるくらいに酩酊してしま…

肌寒い。しかしこの肌寒さがいいのだ。今も窓を空けている。冷たい空気は、冷たい飲み物のように快適で、目の覚めるような思いだ。 西日暮里に着いたのがたしか既に夕方の五時過ぎで、その時点で空は夜の一歩手前の薄い膜がかかった濃い青色で、雨も降ってい…

さあ、これから、書くか。(ため息)まじかよ。ああ、まじだ。うそだろ。・・・目の前のカレンダーが、まだ7月8月のままだった。今気付いたので書いておく。めくらないと。でもめくったら、あの絵じゃなくなってしまうのか。それだとどうなのか。一ヶ月や二ヶ月で…

お茶は福寿園のなんとかを飲んでいる。先週まで、それとは別のいいかげんなどうでもいいような安いのを飲んでいて、これがあまりにもいまいちだったので、こないだようやくなくなってくれて、それでやっと、あたらしいなんとかいうお茶を買うことができた。…

ご不在連絡票お届けに参りましたがご不在でした。今回お届けのお荷物は眠さがもう、すぐそこまで来ている。

横浜ベイという名前の酒はないのか。なんとなく、ありそうじゃん。横浜というと、酒っぽいのだ、でも毎日横浜にいるけど、あまり酒っぽくないな。中学二年のとき、ジャスミンのお茶、という言葉をはじめて知った。ジャスミンのお茶を知ったのではなく、その…

涼しい。というか、肌寒い。肌寒さとは、こういう感じだったかと思い出す。上着を着て歩くこの感触がよみがえる。雨が降るが、雨が降るものだ。この季節なら。雨が降るほど如何にも十月らしい。 内田百けんの「サラサーテの盤」を読む。すごくて、ニ、三行ご…

むしろ、こうしてPCの前にいる時間すらない方が良いのだ。そのほうが堂々と書かないままで済ますことができるからだ。困るのは、今このときのように、普通にPCの前にいて、その気があれば、5分でも10分でも、ちょっとその気になりさえすれば、なんでもいいか…

冷えた空気。キンモクセイの香りが鼻と口から嫌でも入ってくる。睡眠不足で、朝の電車で眠っている。明日もそうかもしれない。もう早く寝よう。と言いながら既にこの時間だ。一昨日買ったシャブリを飲んでいる。ほんとうにおいしい。とっくに夕食は済んだの…

目が覚めると、薄暗かった。家の中も暗く、外も暗い。日のささない一日らしかった。肌寒かった。横になったまま薄い掛け物を身体に掛けなおして、枕元を手探りして、昨晩眠るまで読んでいた本が伏せてあるのを拾って、その続きを読み始めた。開いたページも…

今日の、外を歩いているときの、気温や日差しの過ごしやすさ。とくに夕方以降の、日が落ちてからの、ほんとうならもっと底冷えするような冷たく尖った大気が肌を刺すはずが、不思議とあたたかみがふわりと地面から昇ってくるような、まったく涼しくて乾燥し…

迅速に逃げ支度をしてオフィスを退去。このあとの食事の格好を整える。目星の目をつけて置いた、いくつかの店先に電話する。近場は巡る。人影はまばらで、街並みは死滅しているにも関わらず、予約状況は盛況で、どの店も塞がっている。金曜日の夜らしい。華…

牡蠣が食べたい。なぜそう思うのですか。ミネラル類のせいです。亜鉛などを含んでいます。自然そのままの香り高さ。牡蠣という食物を、はるか昔から、これほど多くの人が好んで食べてきたという事実に、私は驚かされる。これを人類は、私の生まれるもっと前…

天気は晴れ。けっこう気温が高くて、歩いていると汗ばむくらい。平日の午前中の電車の中。 春先から夏あたりまで通院していた病院から電話があって、支払いが少し残っているらしいので、金を払うため、ひさしぶりに、その駅に降り立ち、病院までの道を歩く。…

快晴。光は多いが、空気が冷えていて、かすかな金木犀の香り。褐色と赤と緑色が絶妙のバランスで混ざりながら朽ち始めるハナミズキの葉。 千代田線の乃木坂駅で降りて、改札を出てエスカレーターを昇り、美術館入口までの板張り通路を歩いて、館内に入って、…

のっそりとした雲と、水分の少なくはじいたような雲、それぞれ色は薄灰色と白で、空の水色と調和のとれた色合いが豊かである。スーパーの食品売り場のグレープフルーツが98円で、三つ買う。鮮魚売り場のさんまが158円と今日は高かった。しかし今日はさんまを…

酒を飲みながら、気が向くとカウンターに背を向けて、グラスを持ったまま路上にふらふらと出てあたりを見回しているのは、とてもいい気分だ。戻ると料理の皿が、目の前に生々しく照明を浴びてきらきらと光っていて、冷えたワインのボトルに細かい水滴がいっ…

若い子達に誘われたので、仕事の帰りに浜松町で降りて、個人的にはまったく関心も興味もないような催事をやってる会場で待ち合わせた。そこでチケットを買ったら、このあと、とんでもない長蛇の列の最後尾に並んで、ひたすら順番を待たなければいけないとい…

しかし、さっきは超受けた。丁度いまごろの時間に、仕掛けたバッチが動いているはず。二段構えにしたので、朝には終わっているはず。なんで、こんなことしてるんだろうっていう思いもあるけど、それはそれで、とりあえず動かさないといけないので。帰るとき…

もっと一ヶ月全体を見通して、大きくスケジューリングしてみなよ。細かいことにとらわれないで、何が目的なのか、今からやって、来月までにどうなってなきゃいけないのか、そのためには、何をして、何をする余地を事前に確保しておかなきゃいけないのか、っ…