ドライビングポジション調整


一昨日、制作している部屋の掃除を大々的に行った。で、一部配置等も変えた。今までの椅子に座ってイーゼルに立てた画面に描く、というスタイルから、床に直接あぐらをかいて座って、目の前の画面に描く、というスタイルに変えた。制作中はもちろん、今までも姿勢を変える事はしょっちゅうあったのだが、このようにデフォルト・ポジションをあぐら型に変更した事のインパクトはでかい。特にスタート(描き始め)が、そこからはじまる事のインパクトがでかい。


それに応じて、照明の位置も変えた。僕はいわゆる「自然光」というものを、一番良いとは思ってる半面、制作時には常に手元を必要以上に明るくさせておきたい気持ちが強く、昼間でも全部の照明を照らしっ放しである。(日当たりの悪い部屋だという事もあるが、それにしても明るくしている。)筆記具を持つ自分の手の影が画面上に落ちるのも微妙に気になってしまうため、左右両側から光が当たるようにしている。部屋の照明は通常の電球型蛍光灯100W相当×2が天井から吊るされており、それ以外に通常の白熱電球100Wを付けたクリップライトを必要に応じて角からそれぞれ照らす。制作時に、この黄色味がかった光の色を嫌う人は多いだろうが、僕はなぜかわりと好きなのである。。このほかに写真撮影用ライト300W(撮影のために使うのではなく単なる照明として…)や、20Wや40Wも別途用意されており、気分で変更する。まあ、300Wは超明るいのだが、ずっと照らしてると熱い。。また20Wや40Wは照明としては役に立たないが、これは絵を新鮮な気分で見てみたいとき、遠くから離れてみたり逆さにしたり鏡に写して見たりする行為の延長として、異なる光の色合いで見たいときに使う。夜など、すごく薄暗い中で見たりすると、ほとんど見えないがゆえに新鮮である。光の色自体が変わってしまったら、絵自体が変わってしまう事になるのだが、確認作業として見ている限りにおいては、それはそれで良いと考えている。


で、今日が部屋の配置や照明位置の変更後はじめて、まとまった時間、制作した第一日目であったが、思ったよりもかなり自分自身が画面に近く、近視眼的な態度の制作になりがちさという印象だ。それはそれで、良い効果をもたらしてくれるのではないか?と期待をもっている。(もっと近づいて、ぐっと接写気味に仕事した方が、今の時点では良いかもしれない、という見込みを最近はもっている)