寒い。寒いが、結局は寒さだけが唯一、たしかな本物の質感をたたえていて、堂々たる風格の、骨の髄まで染み入るような、冷酷の味わい。久々の登場であるにも関わらず自身たっぷりな揺るぎなさで、さすがの安定感だ。結局、こころから信頼できる唯一の事象は…
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