Perfume「エレクトロ・ワールド」発売記念イベント配信映像



ということでmuute配信中のヤツを観たら、あまりの素晴らしさに涙ぐんでしまった…。


あらかじめ書いておくと、僕は歌謡曲についてほぼ知識がないし、アイドルと呼ばれるモノにも知識がないし、興味がない。古くはオニャンコクラブから、モーニング娘とかまで、まったく興味がなかった。


Perfumeが良いな。と感じさせられた理由は、ひとえに、中田ヤスタカの手掛けた、超高品質テクノポップな楽曲の、クオリティの高さに他ならない。はずであった。


しかし、「コンピューターシティ」リリース時のPVの、あのとてつもないダンスに魅せられ、今まで感じた事の無い激しい感情の揺れに戸惑い、以降、この事項に関しては、冷静な判断力をもって対処する事ができない事態を、早々に認めざるを得なかった、そんな2006年初頭だった…。


オフィスでいつものように業務に従事しながらも、こころの奥底では「のっちとあーちゃんとかしゆかのどれがいい?」とか、同僚に話題を振りたくなっている自分を、苦々しくも、認めざるを得ない…


そして、時は過ぎ行き、6月リリースの「エレクトロ・ワールド」である。


聴いて正直、もう大丈夫だと思った。こりゃ単なる優良エレポップにしか聴こえない。オレのリスニング体験の、今後ほぼ、記憶に残らない筈の、思い出の1ページに格下げだと思った。


PVもクオリティは高いのだろうけど、そんなのかなりどうでも良いし、そんなクオリティアップ誰も嬉しくないでしょ?少なくともオレはそんな素敵なビデオクリップなんてみたくないです必要ありませんノーサンキューです。とか思って、そのことが訳もなく嬉しく、いわば「開放の喜び」を味わった…。


そしたら、今日映像で観たあの踊りだ。。3人で、ステージで、フルコーラス踊られてしまった。


真面目に、涙がでた。


とりあえず、こころを落ち着かせて、最初からもう一回観た。
絶望的なことに、感動の輪郭が、ひときわ確かなものになった…。


この3人の女子が踊ってる姿には、「3人アイドルグループ」という、この世に星屑のように煌いては消えていった、たくさんの思い出の、今までの長い歴史が、すべて込められてるんではないだろうか??いやしらないけどそんな歴史。


だって、そうでもなければ、この感動の根拠を、説明できないから…。


正面からのショットが、舞台袖からの、斜めからのショットに切り替わる。3人が一糸乱れぬ踊りを踊ってる姿の斜めショット。


オレだけじゃなくて、この瞬間、世界中に、あふれる涙を抑えきれなくなってるヤツが、確実に30万人くらいいる。確かだと思う。間違いない。


のっちだの、あーちゃんだの、かしゆかだの、そんな固有名に拘って、「萌え」とか言って解消できるような、やわな衝撃ではない。今できる事は只一つだ。あのステージで踊る3人を凝視せよ!あと、まあ8/2になったらアルバム買うでしょうよ多分。