年齢を重ねれば重ねるほど、あらゆることが二度目とか三度目になる。はじめて観る映画でさえ、はじめての経験に感じられることが稀だ。

と書いたが、それは違う。はじめて観る映画なら、はじめてであると、きちんと感じなければならない。そう感じないなら、学ばねばならないのだ。老人に近づきつつ、さらに学ぶ、学び方も含めて学ばないといけない。

しかも、死に方を学ぶ、というのでは良くない。さらなる生き方を学ばないといけない。