軽井沢


昨日から妹夫婦と我々夫婦と母親の計5人で軽井沢へ行って、先ほど帰宅した。我々夫婦は完全にお客様状態というか、お荷物的存在で、行きも帰りもひたすら車の後部座席に座りっぱなしであり何の役に立つ動作も気を効かせた所作もなく、ただそこに居てうわーモミジきれいとか喜んでいるだけの、実に快適で甚だいいご身分な旅行なのであった。それにしても秋の紅葉のすさまじい豪華絢爛な色彩乱舞はものすごく、ドウダンツツジのおおよそ自然の色とは思えないような赤や、モミジの太陽の光をそのまま吸収したかのような強烈なオレンジ色の、まさに色自体が自ら発光しているような、真っ青な秋の空を背景にした、まるで惜しげもなく噴出する大量の血飛沫のような、はげしく飛び散り、うねり、のたうつその様子は、もう呆気にとられるというか、信じられないというか、それを目の当たりにしてるとむしろ、却って無感動にさせられてしまうほどの非現実的な景色だった。紅葉も、桜の開花のように、見ごろ、というか、色づきにおける最良の状態というのは、ある時期数日から一週間くらいしかないようで、今日のこの状態を見ることが出来たのはかなり幸運だったみたい。なので良かった。…というか僕はなぜか2日間で一銭も払ってないんだけどこれでいいんだろうか?まあいいか(よくない)